「他店ではあまり見かけない本」入荷案内
村岡花子のテレビドラマが人気で、柳原白蓮も出て来るらしいとはうわさに聞いていたのですが、ながらみ書房から歌集が出ていたことはまったく失念していました。もちろん今回のテレビとは何の関係もなく、2008年に復刊(元版は大正4年刊)されていたのですが、同社に他の歌集を発注したら、この歌集が急に売れ出したので重版することになったと知らされました。なにしろドラマそのものにはまったく興味がないので、少しだけ仕入れてみたら、すぐに5冊売れました。購入されたのは、ふだん歌集などまったく購入されていない感じのご婦人がほとんどでした。ながらみ書房は短歌業界では月刊誌も発行している有名出版社ですが、一般流通はまったくしていないため、世間的にはほぼ知られていません。うちの店は以前から直で取引していただいていますが、日販、トーハンはもちろん地方小とも八木とも取引がないため、一般書店では仕入れが面倒でしょう。同社のサイトによると、この歌集に限っては東京堂、ジュンク堂、くまざわ書店、平安堂なども扱っているようです。またAmazonでは歌集の部のランキング第1位、総合でも1100位台なので、おそらくここが版元のサイトよりも多く販売しているのではないでしょうか。テレビ関係の話題書は、またたく間に旬がすぎて、ぱったりと売れなくなりますから、どこまで重版し続ければよいのかを判断するのはたいへん難しいことでしょう。きょう追加で入荷したのは第3刷となってますが、帯には「テレビで話題の」的な文言は一切ないので、おそらくかなり慎重に重版されているとは思いますが、秋になったら在庫の山と売掛残を抱えて、本業に変調をきたすというようなことがないようにと願っています。
この本の通販は三月書房サイトの「現代短歌の本」のページからどうぞ。ただし、「踏絵」に限ってはAmazonなら送料無料なのでそちらのほうがお得でしょう。当店では送料100円いただいてます。その他の歌集類はAmazonでもあまり買いやすくはないようなので、ぜひ三月書房でどうぞ。
ひさしぶりに「貸本マンガ史研究」が入荷しました。22号は2011年2月の発行でしたから、ほぼ3年半ぶりということになります。こんなに間があいたのは経済的理由が大きいそうですが、第2期となっても装幀もロゴも編集も第1期と基本的には変更がないようです。この号の特集は「原爆と貸本マンガをめぐって」と「追悼・影丸穣也さん」。ほかの連載等は22号から継続のがほとんどです。貸本マンガ史研究会のサイトにはまだ22号までの記事しかアップされていませんが、いずれ第2期も紹介されるでしょう。別にブログもありこちらには23号の内容もアップされています。取り扱い書店は模索舎、タコシェ等10店程度ですが、ここもAmazonでの販売があるようです。このレベルの雑誌までAmazonが扱うようでは、このブログの「あまり他店では見かけない本」という看板も下ろさなくてはならなくなりそうです。
現在、三月書房の在庫は22号と23号のみですが、その他のバックナンバーの在庫もあるのかどうか問い合わせ中です。この雑誌の通販は三月書房のサイトの「他店ではあまり見かけない本」のページからどうぞ。
うちの店では現代短歌に比べると現代俳句はまったく売れません。新刊歌集と新刊句集の売れ行きに限って言えばおそらく100対1位の差があるでしょう。そういうわけで中島夜汽車氏の新句集についてもまったく自信はないのですが、版元がエディション・イレーヌの本の装幀をしているアトリエ空中線であること、そしてこの句集が故・大月健(「虚無思想研究」元編集長、「唯一者」発行人)氏に献呈されていることによって仕入れてみました。限定300部となっています。上記の画像はクリックしていただくと拡大しますが、左が本そのもの、そして右が宣伝物です。この句集に関してはいまのところ「京大俳句会」のブログの記事しか見あたりません。アトリエ空中線のサイトは更新停止中。販売店は三月書房、恵文社のほか京都の数店のみのようで、さすがのAmazonでも不扱いのようです。
この句集の通販も三月書房のサイトの「他店ではあまり見かけない本」のページからどうぞ。

