2015年12月12日

鶴見俊輔「『思想の科学』私史」、『高橋巖 著作集」

151514_Tsurumi.jpg 鶴見俊輔「『思想の科学』私史」2300円+税 編集グループSURE

目次
   ・倒叙「思想の科学」私史
   ・「もやい」としての『思想の科学』」鶴見俊輔インタビュー(聞き手・黒川創)
 ・解説 「いつでも編集を考えていた」黒川創インタビュー(聞き手・編集グループSURE)
 ・鶴見俊輔 関連年譜

メインの「倒叙」は全24回で、13回までは「活字以前」という雑誌に2015年6月まで連載され、逝去により中断しましたが、原稿は最終回の分まで揃っていたそうです。倒叙とは言うもののきっちりと時系列に沿って遡っているわけではなく、行ったり来たりしつつという感じです。内容的には、創刊から1960年代にかけての話題が多いような。「もやい」は2010年に思想の科学社から刊行された『「思想の科学」五〇年とそれから』収録のインタビューの再録。解説は2015年9月収録。
通販送料等100円。編集グループSUREの本の通販は三月書房のサイトの「編集グループSUREの本」のページからどうぞ。

takahasi5.JPEG 『高橋巖 著作集』

『高橋巖 著作集』岡澤幸雄 編纂・発行 各巻 A5判/400頁位
  第一巻「初期論文集1950-1968」2009年11月刊(※売り切れ)
  第二巻「論文集1968-1972」2010年12月刊 4000円 (※在庫僅少)
  第三巻「論文集1973-1977」2012年2月刊 4000円
  第四巻「論文集1978-1980」2012年12月刊 3500円
  第五巻「論文集1981-1982」2013年12月刊 4000円

うちの店は人智学関係の本は比較的多く揃えており、一般流通していない出版物もわりとたくさん扱っているのですが、「高橋巖 著作集」が刊行されていたことはぜんぜん知りませんでした。高橋巌氏は年に数回来店されますが、自著の宣伝をほとんどされないので、教えていただけなくても不思議ではありませんが、お客様からの問い合わせもまったくありませんでした。発行者から連絡をもらったので、あわててネットで検索してみましたが、国会図書館の蔵書リストに見つかる程度で情報が皆無でした。おそらく、ネットとはぜんぜん関係のないところで販売されていたのでしょう。
編集方針は、単行本化されていない、論文、対談、インタビュー、アンケートを原則年代順に収録するというもので、これは猫々堂の「吉本隆明資料集」とほぼ同じです。ただし、猫々堂が小冊子を年に10冊づつ十数年刊行し続けておられるのに対して、こちらは大部な論集を短期間で出してしまおうとされていたようです。残念ながら2009年11月刊行の1巻から2013年の5巻までで休止中ですが、印刷はきれいで読みやすく、いまでは入手困難な紙誌から再録されていますのでたいへんに貴重かつ便利でしょう。内容詳細は三月書房のサイトの「人智学関係書」の頁からどうぞ。通販のお申し込みも同じ頁からどうぞ。

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2015年12月08日

三月書房販売速報[122]発行のお知らせ


三月書房販売速報[122]
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2015/12/08[17-03-122]  (c)SISIDO,Tatuo   *転送歓迎*

     e-mail版 三月書房 販売速報(仮題) 122号
            ※いちおう出版業界向けに制作してます※
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◎主な内容
[#00] 栗田の破綻、日販の本業の赤字転落と一本正味について
[#01] 最近売れてるような気がする本
[#02] これから売れそうな気がする本
[#03] <天に唾する>京都の書店のうわさ(その84)
    ○「出版ニュース」掲載の「2014年度書店売上実績」ランキングの京都分
    ○「ガリア書房」が7月末に閉店していた
    ○恵文社一乗寺店元店長堀部氏の「誠光社」が11月25日に開業
[#04] 近ごろちょっとまずいことになったらしい出版社など
    ○「ケーイー(旧近代映画社)」が10月初めに倒産
[#05] etc.… 
     ○「dマガジン」について
    ○クロネコDM便とクリックポスト
    ○「毎日新聞」10月21日号、「本屋へ行こう!!」(洋泉社MOOK)ほか
[#06] 週刊読書人のアンケート「2015年の収穫」800字版
---◎受贈御礼◎勝手に宣伝---------------------------------------------
 出版人に聞く18 「弓立社という出版思想
      宮下和夫(聞き手・小田光雄)
       定価1600円+税 論創社
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栗田の破綻に続き、日販の本業の赤字転落が話題になっていて、版元が正味を下げる必要があるという方向に議論は進みつつあるようですが、その議論の前提となる正味体系について全体を把握しているのは取次だけであり、その詳細が公表されたことがありません。現在、ある程度の規模の書店は取次とは一本正味がふつうなので、出版社ごとの正味はまったくわかりませんし、興味すらないでしょう。一本正味をやめて出版社別の個別正味に戻せば、書店側も正味体系のいびつさに気がついて、取次との共闘も可能になるはずです。この問題について「出版ニュース」の2002/08/中旬号に小生が寄稿した記事があり、久しぶりに読み返したところ、われながら上出来で、いまだにほぼそのままで通用するであろうことに気づきました。こちらに貼ってありますので読んでみてください。
恵文社一乗寺店の元店長だった堀部氏が「誠光社」という書店を新規開業しました。この店のことは、いずれこのブログの「 <天に唾する>京都の書店のうわさ 別冊」でとりあげる予定です。さしあたっては京都新聞のサイトに2015年11月15日付で「街の本屋直仕入れで復権を 京都・恵文社元店長が独立」という記事が無料公開されていますのでお読み下さい。「新たな店ではできる限り取次店を通さず、出版社からじかに本を仕入れることで双方の利幅を増やす。すでに筑摩書房や河出書房新社、晶文社などの協力を得た。」というあたりが、栗田倒産後の出版業界において、大きな関心を呼んでいることでしょう。

「三月書房販売速報」のバックナンバーはこちらでお読み下さい。最新号は発行の1月後にアップします。定期購読のお申し込みは、同じページからメールにてお申し込みください。

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2015年11月20日

大散歩通信社の本

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長らく在庫切れだった大散歩通信社の本が久しぶりに少し入荷しました。

   「Sanpo magazine 関西・大散歩通信」
  *第1号(2008年夏)  特集・昼ジャズ! 定価571円+税
  *第2号(2009年冬/春)2大特集「古本」×「ジャズ」 定価761円+税 
  *第3号(2009年夏/秋)特集・ビルマニアカフェ登場 定価761円+税 
  *第4号(2010年春)は入荷無し
  *第5号(2012年春/夏)特集・映画監督リム・カーワイ、夏葉社の本、
                           定価905円+税
  *別冊vol.1「古本のことしか頭になかった[第2版]」山本善行 定価952円+税
  *別冊vol.2「ぼくの古本探検記」高橋輝次 定価1710円+税

いずれも入荷は数冊づつです。「sanpo」の4号は版元品切れ、1号と3号、そして「古本頭」はこれが最終出荷だそうです。5号以降続刊がありませんが、6号あるいは別冊3の予定があるのかどうかは聞いておりません。
大散歩通信社の本の本の通販は三月書房のサイトの“他店ではあまりみかけない本”の頁からメールでどうぞ。

apied25.jpeg 「APIED Vol.25」600円+税 アピエ

9月に出た「APIED Vol.25」の武田百合子特集号はなかなか売れ行きがよいようなので、売り切れる前にご購入ください。この号に載っているバックナンバー一覧によれば、現在25点中9点に完売の印がついていますが、三月書房の今日現在の在庫は18点なので売り切れは7点で、おそらく差し引き2点が在庫僅少と思われます。ちなみに別冊シネマは12点中5点に完売印が付いていますが、当店在庫は10点あります。
アピエの通販は三月書房のサイトの「アピエの本の在庫」の頁からメールでどうぞ。

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2015年11月15日

「脈 86号 特集・車谷長吉の文学世界――追悼号として」

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「脈 86号 特集・車谷長吉の文学世界――追悼号として」
  比嘉加津夫・編集 A5判/182頁 定価1000円+税  脈発行所

*目次
   特集  車谷長吉の文学世界――追悼号として
    前田速夫 車谷文学と伴走して(インタービュー)
    深谷 考 車谷長吉の「死の木」――「飆風」をめぐって
    内田聖子 おなじ匂いを嗅ぐ人――車谷長吉
    田中眞人 車谷長吉論 眇めに物を視つづけた頑ななモラリスト
    松原敏夫 捨て身の作家・車谷長吉 
    鈴木次郎 初めて車谷長吉を読んだ頃――1995年冬の思い出に 
    比嘉加津夫 断片的に、車谷長吉
    車谷長吉年譜 
   俳句 仲本彩泉 地誌の迷宮(4)
   短歌 松島 淨 ゼウスの変身
   詩  波平幸有 摩文仁 
      東木武市 若い頃のメモ帳より
   小説 伊良波盛男 あの世に架ける橋
      比嘉加津夫 安謝の刑場――平敷屋朝敏の謎(2)
   論考 松岡祥男 吉本隆明さんのこと(7)
      青柳瑞穂 怠けて生きたいわたしたち(六)――「マレー人は怠け者か」論
      安里昌夫  日々の断章(4)
      崎原恒新  沖縄地方文学史(14)
      比嘉加津夫 明治の文豪を訪ねる
   編集後記 

特集の車谷長吉追悼は元「新潮」編集長で車谷氏を長く担当された前田速夫氏へのインタビュー、昨年末に「車谷長吉を読む」を上梓された深谷考氏の評論ほか。高橋順子氏には一年ほど先ならと言われたそうで、この号には寄稿していただけなかったとのこと。
「脈」は発行部数わずか数百部のため、84号の「特集・中尾務の『島尾敏雄 富士正晴』」、85号の「特集・谷川健一」はかなり早くに完売しましたので、この号もお早めにお求めください。なお次号は「没後20年記念 谷川雁幻の論考・エッセイ拾遺特集」で2月下旬刊行予定。
脈発行所の本の通販は三月書房のサイトの「脈発行所の本」のページからメールでどうぞ。「脈」と「myaku」のバックナンバーも少しあります。

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2015年11月08日

「感想文集(天野さんの傘)」「中原中也研究20」「貸本漫画研究2-03」

kansoshu.JPEG 「感想文集(天野さんの傘)」ぽかん編集室

「感想文集(天野さんの傘)」は真治彩編集のA5判の小冊子で税込み650円。服部滋、中野もえぎ、出海博史、扉野良人、佐藤和美、林哲夫、能邨陽子、澤村潤一郎、真治彩、石橋正孝、福田和美の11名が各2頁、目次と執筆者紹介各1頁で全24頁、表紙イラスト林哲夫。この小冊子は“第5回かまくらブックフェスタ”での販売用に作成されたものだそうで、今回入荷したのはたぶんその“売れ残り”なのでしょう。2015年10月10日発行となっています。、
「天野さんの傘」といえば、10月21日の毎日新聞“ブックウォッチング 街の本屋さん 三月書房”に、“又吉さんの芥川賞受賞作「火花」も10月上旬の取材時点では「2冊しか売れていません」と宍戸さん。一方、京大で仏文を教えていた小説家の山田稔さんの新刊エッセー集「天野さんの傘」(編集工房ノア)は「すでに60冊は売れました」”と書いていただき、ノアの社長もたいそう喜んでました。この本はいまだに売れているので、おそらく年内に80冊は超えるでしょう。「火花」はぜんぜん追加が入荷しないし、客注もないので2冊のままです。こういう本は全国どこの書店でも買えるので、うちの店でわざわざ買ってくれる方がきわめて少ないわけです。
この本の通販は三月書房のサイトの“他店ではあまりみかけない本”の頁からどうぞ。「ぽかん」のバックナンバーもあります。

tyuya20.JPEG 「中原中也研究 第20号」中原中也記念館

「中原中也研究」編集委員会編の「中原中也研究」は年1回の発行で、20号の特集は「中原中也と丸山薫」。池澤夏樹、福間健二ほかの講演、宇佐美斉ほかによるシンポジウム、鷲田清一の論究ほかで税込み2000円。この雑誌はバックナンバーもすべて揃っています。通販は三月書房のサイトの“「中原中也研究」の在庫”のページからどうぞ。ただし、記念館での直販では大幅なバーゲンが行われているようです。記念館のツイートによると“機関誌「中原中也研究」の価格を改定いたしました。最新号は変わりませんが、既刊の1〜10号が1冊1000円、11〜19号が1冊1500円、創刊号から20号までのセットが20冊で15000円となります”とのこと。いまのところうちの店には何の連絡もありませんので問い合わせ中です。

kasihon2.3.JPEG「貸本マンガ史研究 第二期3号(通巻25号)」

「貸本マンガ史研究第二期3号」の特集は“辰巳ヨシヒロと劇画”で、つげ義春、つげ忠男、バロン吉元、池上遼一、矢代まさこ他十数名が追悼文を載せています。つげ義春氏は白土三平の真似をしたことはあるが影響は受けていない、しかし、辰巳ヨシヒロの初期作品にはモロに影響を受けたとのこと。
今年の7月に平凡社から「原水爆漫画コレクション」全4巻が刊行されましたが、これらには貸本漫画史研究会の協力があったと記されています。第二期1号には“原爆と貸本マンガをめぐって”の記事もあったことなので、この3号にも宣伝記事とか広告とかを載せるとよかったと思うのですが、何も見当たらないないようです。
この雑誌の通販は三月書房のサイトの“他店ではあまりみかけない本”の頁からどうぞ。バックナンバーも少しあります。

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2015年10月20日

「筑摩文庫」10点復刊

tikuma bunko.JPEG

“ちくま文庫30周年記念復刊”は全10点。残念ながら初回配本はセットしか選べないので、全点各5冊で計50冊入荷。これがバラで発注可能ならば、辻まこと「虫類図譜[全]」13冊、「内堀弘ボン書店の幻」と「上林暁酒場小説集 禁酒宣言」と安西水丸「東京エレジー」が各7冊、谷川俊太郎&和田誠「ナンセンス・カタログ」、赤瀬川原平「純文学の素」、小沼丹「清水町先生」、吉村昭「熊撃ち」、三島由紀夫「恋の都」が各3冊、阿川佐和子「笑ってケツカッチン」1冊で計50冊としたかったところ。いずれはバラで補充もできるはずなので、売れ行きを見て早めに追加を仕入れたい。
ところでこれらの文庫の半数は今回の復刊でやっと第2刷となってます。「虫類図譜」は1996年、「清水町」が1997年、「禁酒」が1999年、「恋の都」が2008年、「東京エレジー」は1989年がそれぞれ第1刷です。よーするに売れ行きはちっともよくなかったわけです。それでも重版したのは、三島由紀夫は「命うります」が売れてるからとか、安西水丸は逝去後の人気が高いからとかでしょうが、「虫類」「清水町」「禁酒」はなぜ選ばれたのでしょう。ちょっと調べたところでは、古書価はそれなりに高かったようで、アマゾン・マーケット・プレイスでも、1円だの100円だのということはなく、元定価程度はしていたようです(※現在は重版後なので定価以下ですが)。次の重版はまた10年位先になるかもしれないので、お早めにお求め下さい。ちなみに残りの5冊は過去にも重版したことがあり、「ボン書店」と「純文学」とが今回第3刷、「ナンセンス」と「熊撃ち」が第4刷、そして「ケツカッチン」が第8刷となってます。

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2015年08月29日

「丸善 京都本店」

<天に唾する>京都の書店のうわさ 別冊062

maruzen.JPG

8月21日オープンの京都BALの地下1階と2階に出店した「丸善京都本店」を軽く見学して来ました。地下1階が文具と雑誌、コミック、文庫、新書、文芸書など、地下2階がカフェと洋書、専門書など。同店の開業前の宣伝では“地区最大級のカフェ併設大型書店”とあったので、どんなに大きなカフェなのかと楽しみにしてましたが、ごく狭い店でした。“地区最大級”というのは“カフェ”ではなく“併設書店”のことのようです。いまどき書店では儲かりっこないので、どでかいカフェで稼ごうとしているのだとばっかり思ってたのでちょっとがっかりしました。品揃えについてはちょっと見ただけなのでよくわかりませんが、雰囲気はなかなか上等でした。界隈の文具店は、ここ10年ほどの間に、文滴堂、ワカバヤシ、壷中堂とすべて閉店してしまったので、丸善の文具売り場の復活はけっこうなことでしょう。ただし、丸善の閉店中にLOFTができたのでいまさらという感もありますが。以前のジュンク堂BAL店に比べると雑誌が少なくなっているような気がしますが、方針の違いなのか、あるいはここ数年で雑誌の売り上げが激しく落ちているからなのかは不明です。

先代のBALに比べるとビルの外観はやや安っぽくなったように思えますが、床面積が増え、テナントもいまのところはわりとちゃんと入っているようなので、河原町商店街の止めどない下流化にわずかながらも歯止めになるかもしれません。

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2015年08月18日

「脈 85号」「安心貧乏生活」「草木と手仕事」

myaku85.jpeg

比嘉加津夫・編集「脈 85号 特集・谷川健一と沖縄〜没後2周年にあたって」
  2015.08.20発行 A5判/178頁 定価1000円+税 脈発行所

85号は谷川健一の特集で松本輝夫「谷川雁と谷川健一(素描)」、金田久璋「谷川健一にとって沖縄問題とは何か」、正津勉「梟の導き――谷川健一歌考」ほか
次号は「車谷長吉 追悼特集」の予定だそうです。順調なら11月に出るはず。

脈発行所の本の通販は三月書房のサイトの「脈発行所の本」のページからメールでどうぞ。「脈」と「myaku」のバックナンバーも少しあります。

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『安心貧乏生活』瀧口夕美 四六判並製/128頁 1800円+税 編集グループSURE

発行所のサイトの宣伝文によると「ほどほど低収入の私が、こんな暮らしに不安を覚えず生きていくには、どんな心構えでいるのがいいんだろう?みずから安心を築いた、人生の先輩達に聞きました。−−−お金はないんですけど、どうしたら安心できますか?」
というようなことらしいです。答えているのは1948年生まれの印刷業の男性、1935年生まれの絵描きと1945年生まれの連れ合いのひと、そして1945年生まれの元大学教員。いずれも元べ平連とかヒッピーとかの経験者で、いわゆる高度成長期にそれなりに楽しい人生を送ったひとたちばかりのようです。よーするに、この本の想定読者は“ほどほどの低収入”がおありの方々であり、現在の“無縁社会”を生きる“ほどほどの低収入”すらおぼつかない“非正規労働者”や“漂流老人”のかたがたには、ほとんどなんの参考にもならないお話でしょう。
編集グループSUREの本の通販は三月書房のサイトの「編集グループSUREの本」のページからどうぞ。

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「草木と手仕事」石田紀佳(絵・ノラヤ) B6判/192頁 定価1500円 発行者・久島玲子
発行者の方に強くすすめられたので、よくわからないまま仕入れてみましたが、表紙は地味だし、棚に差してしまったら薄くてほとんど目立たないし、あまり類書もないしで、店のどこに並べればいいのかよくわかりませんでした。それで中途半端な場所に投げ出しておいたら、意外によく売れてます。手にとってぱらぱら見てみたら、好ましい本とわかるらしく、これは本自体にかなりの力があるからでしょう。全45項目の草木まつわる話とその草木の調理法あるいは利用法が載ってます。多くは食品関係ですが、シュロ、柿渋、漆、コウゾ、木綿、カラムシ、藍、杉葉香など非食用の工芸関係も少しあります。
この本の通販は三月書房のサイトの「他店ではあまり見かけない本」のページからどうぞ。

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2015年08月01日

お盆休みのお知らせ

bonkyu.JPG

地べたの店は8月11日(火)〜13日(木)休みます

今年も火曜の定休日を含む3日間を盆休みといたします。出版業界の運休日は13日から16日ですから、合わした方が仕事の段取りはよいのですが、近年うちの店は週末とか連休が稼ぎ時なので、このような日程にしました。

このブログの7月15日に「いよいよ出版流通業界はその全面崩壊まで、残すところあと首の皮一枚半というあたり」と書いたところ、「一枚半」とはどういう勘定なのかと聞かれました。もちろん、なんの数字的根拠もない、ごくごく情緒的なものにすぎません。それでも、いちおう説明をしておきますと、日販とトーハンで「一枚」、大阪屋、栗田ほかで「半枚」というつもりです。よーするに、一番言いたかったことは、日販とトーハンが各一枚で計二枚ということではなく、両社は一蓮托生であろうということです。つまりどちらかがこけたら残った方の一人勝ちかといえば、残った1社では全部の出版社を支えるのは無理なので、出版流通業界の全面崩壊は避けられないだろうということです。日販とトーハンは表面上は激しく争っていますが、おそらく冷戦時代の米ソと同様に、共倒れするような致命的な事態を避けるために、水面下では協調しているはずです。「半枚」の大阪屋と栗田の二次卸スキームとかいうものは、あまりにも強引に出版社に損を押しつけようとしすぎているようで、うまくまとまるかは不明です。とくに突然出てきた「片面的解約権(返品権)付売買契約」とかいうものは、おそらく取次業界が秘匿していた最終兵器のようなものであり、失礼ながら栗田程度の案件に持ち出したのは戦略的には失敗だったように思われます。これはもっと上位の取次がピンチになるまで温存しておいたほうがよかったのでは…。もっとも、これで出版社が取次との約定書や契約書を見直すことになれば、業界全体が改善の方向に向かうかもしれませんが。

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2015年07月24日

京都×モンドくんウィーク

books_imamadeninai-thumb-150xauto-185.jpg 「今までにない職業をつくる」甲野善紀 ミシマ社

いまいちよくわからないまま、近所づきあいということで、ミシマ社さんの「京都×モンドくんウィーク」とかいうものに参加してます。うちの担当は、店頭にモンド氏(※上記の甲野本の表紙画の画家)の作品をを一枚展示、「ヨゾラ舎」や「レティシア書房」他とのスタンプラリー、そしてモンド氏のポスト・カード販売というあたりです。どうもこのポストカードの販売というのは経験がなく、宣伝用のフリーカードと間違えられそうでちょっと心配です。その他詳しいことは、ミシマ社のサイトでご確認ください。

dadaf27d-s.jpg京都×モンドくんウィーク 7/24(金)〜8/9(日)

posted by 三月山 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 三月書房からのお知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする