2008年06月17日

「三月書房販売速報[099]発行のお知らせ


三月書房販売速報[099]
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2008/06/17[10-03-99]  (c)SISIDO,Tatuo   *転送歓迎*

     e-mail版 三月書房 販売速報(仮題) 099号

            ※いちおう出版業界向けに制作してます※
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◎主な内容
[#01] 最近売れてるような気がする本
[#02] これから売れそうな気がする本
[#03] 近ごろちょっとまずいことになったらしい出版社
[#04] 短歌本の売上げ(TOP17) 2007/06〜2008/05
[#05] <天に唾する>京都の書店のうわさ(その61)

前号以降に、ちょっとまずいことになった出版社は、歴史春秋出版、九天社、彌生書房。彌生書房は倒産とかではなく、「活動休止」ということで、在庫の販売は法蔵館が引き継ぐようです。
最近1年間(2007/06〜2008/05)の、現代短歌関係本の売上top17は下記の通りです。top17とは中途半端ですが、10冊以上売れた本を並べるとそうなりました。前回は10冊以上売れたのが10点しかありませんでしたが、今回は17点もあったのでなかなか順調だったと言えるでしょう。

 01 23冊 永田和宏歌集 後の日々     角川書店
 01 23冊 小島ゆかり歌集 ごく自然なる愛  柊書房
 03 22冊 前登志夫歌集 落人の家     雁書館
 04 21冊 花山周子歌集 屋上の人屋上の鳥 ながらみ書房
 04 21冊 永田紅歌集 ぼんやりしているうちに 角川書店
 06 16冊 高野公彦歌集 天平の水煙   本阿弥書店
 07 14冊 小島なお歌集 乱反射       角川書店
 08 13冊 栗木京子 名歌集探訪   ながらみ書房
 08 13冊 吉川宏志 風景と実感    青磁社
 (以下略)

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2008年04月17日

「三月書房販売速報[098]発行のお知らせ


三月書房販売速報[098]
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2008/04/16[10-02-98]  (c)SISIDO,Tatuo   *転送歓迎*

     e-mail版 三月書房 販売速報(仮題) 098号

            ※いちおう出版業界向けに制作してます※
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◎主な内容
[#01] 最近売れてるような気がする本
[#02] これから売れそうな気がする本
[#03] 近ごろちょっとまずいことになったらしい出版社
[#04] 2007年の「出版社別売上げ冊数」と「たいへんよく売れた本」
[#05] <天に唾する>京都の書店のうわさ(その60) 
    ○ 春秋社の書店別売上げランキング
    ○「文藝春秋 4月臨時増刊 もうひとつの京都」
    ○商業ビル「ミーナ京都」4月25日開業
[#06] 書店閉店に際しての実務知識について


吉本隆明「真贋」

2007年の「出版社別売上ランキング」は1位・筑摩書房、2位・岩波書店、3位・講談社、以下は河出書房新社、新潮社、平凡社、中央公論新社と続きます。
2007年の「たいへんよく売れた本」の1位は「真贋(吉本隆明/講談社インターナショナル)」で80冊、2位は「資料・米沢時代の吉本隆明8(斎藤清一・編集/発行)」で66冊、3位は「よせやい。(吉本隆明/ウェイツ)」で62冊でした。〈吉本〉本が上位に来るのは毎年のことですが、そればかりではバラエティに欠けるようでちょっと寂しい感じです。ちなみに2006年の1位は「Yaso#03耽美(パラボリカ」で89冊、2005年は「中学生のための教科書(吉本隆明/市井文学)」で143冊、そして2004年は「別冊ニッチ1(吉本ほか/批評社)」で95冊でした。

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2008年02月14日

「三月書房販売速報 097号」発行のお知らせ


三月書房販売速報[097]
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2008/02/13[10-01-97]  (c)SISIDO,Tatuo   *転送歓迎*

     e-mail版 三月書房 販売速報(仮題) 097号

            ※いちおう出版業界向けに制作してます※
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◎主な内容
[#00] 恐慌待望論?のようなもの
[#01] 最近売れてるような気がする本
[#02] これから売れそうな気がする本
[#03] 出版社の破綻ラッシュと書店の自衛策について
[#04] 日販への返品率
[#05] <天に唾する>京都の書店のうわさ(その59) 
    ○「黒猫堂」店主急逝
    ○「金原商店」自己破産
    ○ みすず書房と東大出版会の書店別売上げランキング


「出版社の破綻ラッシュと書店の自衛策について」は「本のメルマガ」の2008/02/25発行号に転載していただくことになりました。
みすず書房と東大出版会の書店別の売上げデータから、京都関係の書店の冊数を単純合計したリストを作成してみました。
期間はみすずが2006/12〜2007/11、東大は2006/10〜2007/09
   1(1) 京大生協ルネ   前期比96%
   2(2) 立命生協存心館     76%
   3(3) ジュンク堂京都店    95%
   4(6) ジュンク堂BAL店    165%
   5(5) 同志社生協今出川    109%
   6(7) アヴァンティBC     134%
   7(8) 大垣書店烏丸三条    94%
  ※( )は前年の順位で(4)は昨春閉店の「旭屋書店京都店」でした。

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2007年12月20日

「年内無休」のお知らせ

寺町二条上ル20007/12/20

年内無休。1月1日〜4日休みます。 

三月書房は来週から年内無休です。25日の火曜日と大晦日も営業します。うちのあたりでは、かなり前から理髪店もソバ屋も大晦日は休むようになったくらいですから、うちも休んだ方がいいような気もしますが、今年も惰性で続けてみます。どこの街も年々歳末らしさは減少しつつあるようですが、うちの商店街でも歳末売り出しの飾り付けを止めて30年くらいになるでしょう。1960年代までは鋪道に万国旗をつったり、ガラガラ回す抽選会場があったりしたような記憶がありますが、もともとそういうことは似合わない街なので、よそよりも止めるのが早かったように思います。今年は12月20日現在、まだイチョウ並木の枯葉が半分ほど残っています。昔よりも半月くらい遅れているような気がしますが、あの嘘くさい「地球温暖化」とは言いたくありません。緑地不足とエアコン排熱による「ヒートアイランド現象」については100%同意しますが。
ついでながらゴアなどの言う「地球温暖化」がいかに科学的根拠の薄いものであるかは、ジョン・D・コックス著「異常気象の正体」あたりをお読み下さい。ようするに、まだ気象現象については大部分が未解明で、なんら断定しうるレベルではないということです。

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2007年12月14日

「三月書房販売速報[096]」発行のお知らせ


三月書房販売速報[096]
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2007/12/14[09-06-96]  (c)SISIDO,Tatuo   *転送歓迎*

     e-mail版 三月書房 販売速報(仮題) 096号

            ※いちおう出版業界向けに制作してます※
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◎主な内容
[#01] 最近売れてるような気がする本
[#02] これから売れそうな気がする本
[#03] 小田光雄著「出版業界の危機と社会構造」について
[#04] <天に唾する>京都の書店のうわさ(その58) 
    ○「ブックファースト京都店」
    ○「筑摩書房の書店別売り上げランキング」
[#05] 雑、雑、雑、…
    ○「広辞苑」の第6版の予約者の平均年齢70歳超
    ○「京都を包む紙」に三月書房のブックカバー掲載


「出版業界の危機と社会構造」 「出版業界の危機と社会構造」ぱる出版

筑摩書房が公表した、書店別の売上げ冊数100位までのリスト中、京都関係は下記の4店でした。期間は2006/10〜2007/09。」
   27位(前期27位)ジュンク堂京都店  前期比103%
   32位(  83位)ジュンク堂河原町店      181%
   43位(  38位)京大生協BCルネ         91%
   52位(  88位)アヴァンティBC         138%
「ジュンク堂河原町店」は2006/02末のオープンでしたから、前期は正味半年ほどでした。「アヴァンティ」の伸びた分は2007/02に京都駅前の近鉄百貨店の「旭屋書店京都店」が閉店したおかげと思われます。

「京都を包む紙」 「京都を包む紙」アノニマ・スタジオ

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2007年10月20日

「三月書房販売速報[095]」発行のお知らせ


三月書房販売速報[095]
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2007/10/18[09-05-95]  (c)SISIDO,Tatuo   *転送歓迎*

     e-mail版 三月書房 販売速報(仮題) 095号

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◎主な内容
[#01] 最近売れてるような気がする本
[#02] これから売れそうな気がする本
[#03] 「特価本の販売」について
[#04] <天に唾する>京都の書店のうわさ(その57) 
    ○「メリーゴーランド」京都店オープン
    ○「書店売り上げランキング2006」
[#05] 雑、雑、雑、…
    ○三月書房のサイト仮オープン8周年記念


「『特価本の販売』について」は前号でお知らせした「勁版会」の9月例会にて、ちょっと話をしたときのメモを少し書き直したものです。
「書店売り上げランキング2006」は「出版ニュース 2007年9月中旬号」掲載リストから、京都市内に本社のある書店のみを抜き出したものです。
   ・052位 大垣書店  50.6億円 13.2%増
   ・068位 ふたば書房 35.5億円 11.7%増
   ・226位 丸山書店   7.8億円  5.9%減
   ・290位 恵文社    5.2億円  31%増
   ・352位 金原書店    4億円 35.4%減
このリストは総売上のみで、店舗数や売場面積の増減も損益額も載ってませんから、必ずしも経営状態をストレートにあらわしているわけではありませんが、大垣とふたばと恵文社は<とりあえず>は順調らしいように見えます。

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2007年09月30日

三月書房のサイト仮オープン8周年記念

hp1999.jpeg

1999年9月に、三月書房のサイト(当時はホームページと言ってましたが)を仮オープンしてから8年が過ぎました。その最初期のサイトを保存したフロッピーが見つかったので、現在のサイトに丸ごと貼り付けてみました。わずかに3ファイルで、76KBしかないテキストばかりのものですが、基本的には現在のものとほとんどかわりません。現在のは395ファイルで12.1MBですが、数年前からやっと画像を貼り付けることができるようになった以外、技術的な進歩も、デザイン的な進歩も皆無といってよいでしょう。専門家に頼んでカッコのよいサイトを作ってもらっても、自分で更新できなかったらどうしようもありません。とにかく、むつかしいことやめんどうなことには手を出さず、表とテキストのみで、更新だけは頻繁にするようにしています。現在のサイトを見ていただけばわかりますが、いまだにその日の年月日も手動式ですから、ときどき日が変わらなかったり、間違ってたりしています。しかし、こんなちゃちなサイトでも、最初期から意外なほどのアクセスがあり、ネット通販も急速に伸びました。もっともこれは頭を打つのも早くて、数年でピークに達して後はほぼ横ばいですが、それでもちょっとした売上があるのですから、費用対効果は抜群です。

◎サイト オープン8周年記念「最初期のHPの復元」のページ

posted by 三月山 at 13:38| Comment(1) | TrackBack(0) | 三月書房からのお知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月13日

回覧ブログ「本屋さんの現在とこれから」

Poster.jpg

石神井書林さんからのメールの一部です。



東京古書組合の主催で
書肆アクセスさん閉店のことを通して本屋さんのことを考えてみよう そんな企画をたてました。
本の街のど真ん中で、あんな個性的な本屋がやっていけない時代ですが それでも、本屋の希望を探りたいと思いました。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 「本屋さんの現在とこれから」

 書肆アクセスの閉店が意味するもの

  小さな個性派書店・書肆アクセス閉店の問題を通じて、改めて個性的な書店の可能性・必要性を考えたいと思います

◎10月7日(日)・午後2時〜4時・東京古書会館・入場無料

(ゲスト)
 畠中理恵子(書肆アクセス店長)
 永江朗(評論家)。
 田村治芳(彷書月刊編集長)

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ご案内と申し込みのページができました。→こちら
ホームページ/ブログなどでご紹介をいただけますでしょうか。


◎ブログで回覧してください。ご協力よろしく
     石神井書林→三月書房→(   )→

posted by 三月山 at 21:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 三月書房からのお知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月16日

「三月書房販売速報 094号」発行のお知らせ


三月書房販売速報[094]
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2007/08/14[09-04-94]  (c)SISIDO,Tatuo   *転送歓迎*

     e-mail版 三月書房 販売速報(仮題) 094号

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◎主な内容
[#01] 最近売れてるような気がする本
[#02] これから売れそうな気がする本
[#03] 勁版会の9月例会
[#04] <天に唾する>京都の書店のうわさ(その56) 
    ○「ブックファースト京都店」10月19日オープン
[#05] 雑、雑、雑、…
    ○「ブックオフ」がネットで新刊本の販売開始
    ○神田の「書肆アクセス」が11月で閉店
    ○10月から郵便振替料金が改訂


「勁版会」の9月例会にて何か話をするようにと依頼されたので、「特価本の販売」について話すことにしました。
四条河原町北東角で工事中の「ブックファースト京都店」が出店予定の阪急のビルは、10月19日オープンと内定したようです。工事の風景はこのブログの2006/06/27にあります。

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2007年08月08日

「お盆休み」のお知らせ

「お盆休みのお知らせ」

三月書房の地べたの店は13(月)、14(火)、15(水)の3日間休業します。火曜は定休日ですから、他の2日が臨時休業ということです。うちの商店街は、10年ほど前から、土日の人通りが目立って増えています。うちの店も平日はさっぱりですが、土日や観光シーズンには、一見さんも増えつつあるようで稼ぎ時です。ですから、このお盆休みはむしろ営業して、前か後ろに夏休みをずらしたほうがよいような気もしますが、取次業界の夏休みと重なるので、今年はずらせませんでした。お盆の最終16日は営業しますが、この日にお客が多いようなら、来年からはお盆は営業したほうがよいかもしれません。なお、ネット通販はこの間も休みませんのでご利用ください。

「下鴨納涼古本まつり2007」

お盆には下鴨神社の「納涼古本まつり」があり、その帰りに収穫物の入ったビニール袋を下げて寄ってくださるお客をよく見かけます。うちは古書店ではまったくないのに、あまりにもよく古書店と間違えられるので、古本まつりのポスターを店内に貼るのだけは自粛しているのですが、7月頃からお客に日程をたずねられることが何回かあったので、ついに根負けして店内にチラシを掲示しました。今年こそはバイクで行かずにバスかタクシーで行ってビールを飲みながら見物したいものです。

posted by 三月山 at 00:15| Comment(2) | TrackBack(0) | 三月書房からのお知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月06日

「三月書房販売速報 093号」発行のお知らせ


三月書房販売速報[093]
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2007/06/05[09-03-93]  (c)SISIDO,Tatuo   *転送歓迎*

     e-mail版 三月書房 販売速報(仮題) 093号

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◎主な内容
[#01] 最近売れてるような気がする本
[#02] これから売れそうな気がする本
[#03] 短歌本の売上げ(TOP10) 2006/06〜2007/05
[#04] <天に唾する>京都の書店のうわさ(その55)
    ○京都市内の「ゲオ」と「TUTAYA」
    ○寺町姉小路に「bookshop 黒猫堂」が開店


最近1年間(2006/06〜2007/05)の、現代短歌関係本の売上top10は下記の通りです。どういうわけか、歌集は秋口から翌春にかけて刊行されるのが圧倒的に多いため、1月〜12月で統計をまとめるよりも、6月から5月あたりでまとめるほうが具合がよいようです。

 01 37冊 高野公彦歌集 甘雨         柊書房
 02 29冊 吉川宏志歌集 曳舟[通算51冊]  短歌研究社
 02 29冊 栗木京子歌集 けむり水晶     角川書店
 04 27冊 花山多佳子歌集 木香薔薇      砂子屋書房
 05 18冊 高橋睦郎歌集 虚音集        不識書院
 06 16冊 岡野弘彦歌集 バグダッド燃ゆ    砂子屋書房
 06 16冊 高野公彦の歌(小島ゆかり)     雁書館
 08 13冊 小島ゆかり歌集 憂春[通算25冊]   角川書店
 09 10冊 大口玲子歌集 ひたかみ[通算27冊]  雁書館
 09 10冊 わかりやすい現代短歌読解法(岡井隆)ながらみ書房

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2007年06月05日

色褪せてもはずせない「つげ義春のポスター」

tugep.JPG

このポスターは2003年に「つげ義春初期傑作短編集(全4巻)」が刊行されたときに講談社からもらったものです。それ以後店頭に吊り下げっぱなしですが、客引き効果が妙に高いので、かなり色褪せてきましたがまだまだはずせません。店の前の歩道を通行しているとよく目につくらしく、二人連れの片方が指さして、「つげ義春て知ってるか?」とか「つげ義春てこんな顔やったんや」と、ちょっと立ち止まって話している風景をよく見かけます。うちの店は店頭のガラス戸にはチラシもポスターも一切貼っていませんし、外からよく見える場所に貼っているポスターはこれ1枚です。このことが、うちの店が新刊屋らしく見えなくて、古本屋と間違えられがちな理由の一つと思われますが、間違えられたほうがうれしいくらいなので、ぜんぜん気にはしていません。それはともかく、足を止める人があっても、そうそうつげ義春の本が売れるわけではありませんが、ちょっと気になる店だと思って入店してくれる方が少なくありません。うちは1960年代から「ガロ系」の漫画を揃えていますが、いまでもふつうのコミックはさっぱり売れないのに、つげ兄弟のほか鈴木翁二、安部慎一のあたりはよく売れます。売れると言ってもささやかなものですが、他店があまり力を入れていないようなので、通販でもそこそこ売れています。
つげ義春ほかの「ガロ系漫画本」の在庫はこちらでごらんください

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2007年04月29日

「海鳴り 19」入荷しました

「海鳴り 19」

編集工房ノアのPR誌「海鳴り」の19号が届きました。この手の雑誌としてはたいへんに人気と読み応えとがあり、ちかごろは毎号200冊近くも配布させていただいてます。今回もたくさん送っていただきましたから、しばらくは切らさないでしょう。ご来店いただいた方と、関係本を通販でお買いあげいただいた方に進呈しておりますが、これのみの送付はいたしかねますからご容赦ください。

山田稔さんの「マビヨン通りの店」は、戦前からパリに暮らし、1962年に客死した自由人、椎名其二についてのエッセイです。椎名其二については、うちの店にもその評伝「パリに死す」を常備していますから、帯に書いてある程度のことは知っていましたが、はじめてもう少し知ることができました。戦前のフランスに暮らしたアナーキスト、自由人といえば、きだみのる、辻まこと、山本夏彦、武林無想庵、石川三四郎などが有名ですが、この人は翻訳以外の著作物がごく少ないようで、現在ではほとんど無名といってもよいでしょう。山田氏の文には、椎名訳のたいへんに面白そうな本の紹介が載っていますが、まだ読んだことがないので古本屋で探すのが楽しみになりました。その書名をうっかりブログに載せると、古書価が高騰するといけないのでやめておきます。興味がおありの方は「海鳴り」をお読みください。

この号では他に「書肆季節社愛惜」という鈴木漠さんの文章が、季節社から塚本邦雄歌集などを仕入れた経験があるので、なかなか興味深いものでした。それからノア氏による「欠損と表彰」の「欠損」部分が傑作でした。今夜は知人と、ノア氏や山田氏もご愛用の居酒屋へ行く予定ですが、飲み過ぎて「欠損」が生じないように気をつけようと思ってます。

◎参考本:蜷川譲「パリに死す 椎名其二・評伝」藤原書店

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2007年04月10日

「三月書房 販売速報(仮題)092号」発行のお知らせ


三月書房販売速報[092]
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2007/04/10[09-02-92]  (c)SISIDO,Tatuo     *転送歓迎*

     e-mail版 三月書房 販売速報(仮題) 092号

            ※いちおう出版業界向けに制作してます※
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◎主な内容
[#01] 最近売れてるような気がする本
[#02] これから売れそうな気がする本
[#03] 「2006年にたいへんよく売れた本(TOP7)」
[#04] <天に唾する>京都の書店のうわさ(その54)
[#05] 雑、雑、雑、…「ABC青山ブックセンターの再生」について

三月書房のメルマガ「三月書房販売速報(仮題)」92号を発行しました。せめて隔月刊にしたかったのですが、ちょっと遅れてしまいました。メルマガというのは本来はもう少し頻繁に出さないと意味がないのですが、ついつい遅れがちです。

「2006年にたいへんよく売れた本(TOP7)」は 
 (1)「Yaso#03 耽美」ペヨトル工房        89冊
 (2)「家族のゆくえ」吉本隆明 光文社      70冊
 (3)「アナキズム08号」アナキズム誌編集委員会  69冊
 (4)「叔父の思想:吉本隆明論」太田修 修羅出版 63冊
 (5)「老いの超え方」吉本隆明 朝日新聞社    58冊
 (6)「旅する少女の憩い」沼田元氣 京都書院   52冊
 (7)「(歌集)曳舟」吉川宏志 短歌研究社     46冊
この中では(6)のみがロングセラー商品で、その他は新刊でした。
「旅する少女の憩い」
この「旅する少女の憩い」は1998年末に出たのですが、発行元の京都書院が翌春に倒産してしまったために、ほとんど世間に出回ることなく幻の本となっていました。2002年に同社の元社長から在庫を仕入れることができるようになり、現在までに300冊ほど売れています。うちの店では新本を元の定価で販売していますが、amazonのマーケットプレイスですと5000円近いバカ高になっていますからご注意ください。この本の通販は三月書房のサイトの「沼田元氣の本」の頁からどうぞ
ABC青山ブックセンターの再生」は昨年出た本の文庫化です。この著者は元のABCの社員教育を指導していた外部の方ですが、同社の倒産から洋販による再出発までを取り上げています。再生についてのけっこうな話についてはあまり関心がありませんが、倒産に至る経過の解説はなかなかの読み物でした。著者はABC倒産の原因を、土地バブルと出版バブルをうまく利用し過ぎたからと分析しています。「日本経済のバブルが『土地』という仮想価値を媒体としたのに対して、出版業界のバブルは『紙くず』という仮想価値を媒体としている」とのことですが、これは永江朗氏がゆうところの「出版業界は『贋札』を刷ってぐるぐる回しているだけ」という説とまったく同じです。土地バブルはとっくに崩壊しましたが、出版バブルのほうはまだ続いています。出版業界は、日本経済同様に実質的には債務超過であろうと思われますが、低金利政策のおかげで何とか先送りを続けているだけでしょう。

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2007年03月06日

機密文書の廃棄について

溶解処理専用ボックス

クレジットカードの伝票と通販客の郵便振替票を廃棄処分するために、「クロネコヤマトの機密文書リサイクルサービス」と契約しました。これらの用紙は個人情報がたっぷりなので、一般ゴミには捨てにくく、さりとてシュレッダーを買うほどの量でもないので溜まる一方でした。このクロネコのサービスですと、溶解処理専用ダンボール箱に詰めて封印して発送するだけで処理できます。どの程度の意味があるのかはわかりませんが「溶解処理完了証明書」も発行してくれるそうです。すべて込みで1箱1800円ですから高すぎるということはないでしょう。ちょっと想定外だったのは、けっこう大きな箱だったことで、紙なら15キロから20キロ近く入りそうなことです。10年分ほどの上記伝票類だけでは、箱の底の方しか埋まらないので、何かで増量しないともったいないのですが、機密書類などそうたくさんはないので、どうということない紙くずに「極秘」とでも書いて捨てることにします。というわけですから、うちの店でクレジットカードを使われた方、振替用紙で送金された方はご安心下さい。

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2007年01月23日

「三月書房 販売速報(仮題) 091号」発行のお知らせ


三月書房販売速報[091]
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2007/01/23[09-01-91]  (c)SISIDO,Tatuo     *転送歓迎*

     e-mail版 三月書房 販売速報(仮題) 091号

            ※いちおう出版業界向けに制作してます※
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◎主な内容
[#00] 今年もよろしく 
[#01] 最近売れてるような気がする本
[#02] これから売れそうな気がする本
[#03] 「2006年の出版社別売上げ冊数TOP10」
[#04] 「恵文社冬の大古本市」
[#05] <天に唾する>京都の書店のうわさ(その53)
[#06] 雑、雑、雑、…「ISBN13桁化について」

三月書房のメルマガ「三月書房販売速報(仮題)」91号を発行しました。決めたわけではありませんが、どうやら隔月刊がしばらく定着してしまいそうです。
「2006年の出版社別売上げ冊数TOP10」は“(1)筑摩書房、(2)講談社、(3)岩波、(4)河出書房、(5)新潮、(6)中公、(7)平凡社、(8)文春、(9)小沢書店、(10)朝日新聞”でした。ちょっとめずらしいのは、かなり以前に消えた小沢書店がいまだにこの位置にあることです。数年前には、やはり消えた出版社のペヨトル工房と京都書院もランク入りしていたことがあり、そのころはうちの景気ももう少し上向きでした。しかし、そうそううち向きの出版社が消えてくれるわけではありませんから、そういうことを期待するわけにもいきません。
「京都の書店のうわさ」としては、みすず書房と東大出版会が公表している書店別の売上データから、京都関係の書店を抜き出してちょっと加工したランキングを掲載しました。売上カードをきちんと送付しない書店もありますし、あまたある出版社の中の2社分に過ぎないことを考慮するとしても、比較的固い本に強い書店のランキングとしての参考にはなるでしょう。
1 京大生協ルネ
2 立命生協存心館
3 ジュンク堂京都店
4 旭屋書店京都
5 同志社生協今出川
6 ジュンク堂BAL店※2006/02開店
7 アヴァンティBC
8 大垣書店烏丸三条

「三月書房販売速報」のバックナンバーはこちらでお読み下さい。最新号は発行の1月後にアップします。メルマガ購読のお申し込みは、同じページからメールにてお申し込みください。

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2007年01月18日

「冬の大古本市」からの返品受領

「冬の大古本市」からの返品の山

15日に終了した「冬の古本市」からの返品が17日に届きました。上の写真がその山ですが、ごらんのように10号ケース5個分です。12月20日のブログに出品の山の写真を載せましたが、あれは15号8個分でした。この号数を元に計算すると120号分出荷して50号分戻ったことになりますから、ほぼ4割分が売れ残ったことになり、前回よりはやや成績がよくなかったようです。
18日に出庫伝票と照合して売上を計算した結果は、金額で出品の7割弱、冊数で6割強というところでしたから、前回よりどちらも1割方落ちたようでした。まあ成績としてはギリギリ合格で、たぶん恵文社さんに迷惑をかけずにすんだのではと思います。しかし、古本の相場が弱含みなのはわかっていたことで、前回よりも安めの値付けにしたつもりだったのですが、もう一段安くしておけば、昨年程度の量が売れたのではと、やや悔やまれます。

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2007年01月04日

「恵文社冬の大古本市」見学記

「大古本市の三月書房の棚」2007/01/03

3日は3月並の暖かさだったので、スクーターで一乗寺まで行って来ました。うちの店から原付で15分位ですからさほど遠くはありません。これが市バスや京福電車なら小一時間かかるので、大阪の梅田へ行くのと同程度の時間と交通費がかかるところです。「古本市」は12月26日からなので、3日は9日目ということになります。うちの出品の売れ行きが気になって見に行ったのですが、まだけっこうたくさん残っているようでした。ただし、最初から一挙に並べるのではなく、間をあけて少しづつ追加されるのそうなので、現在残っているのは正月明けに展示されたばかりのものが多いのでしょう。あと10日ほどありますから、去年並の売上があることを期待しています。
上の写真はうちの店の棚の上に掲示された三月書房のロゴです。これはうちの店のゴム印を拡大コピーしただけのものですが、いちおう標識の役にはたっているようです。下は店長さんにもらった初日の風景写真の一部です。うちの棚は写っていないようですが、奥の右端に本棚1本分のスペースをいただいてます。ほかのお店の出品物も見ましたが、どこもわりとうちの店と似たような傾向のようでした。本物の古書店の「古本まつり」だと、ぜんぜん興味のもてない仏教書や法経書や理工学書なんかも大量に出ていますが、こちらの「古本市」の出品者はみな恵文社さんの傾向にそれなりに合わせているようです。

恵文社ご提供2006/12/26?

余談ながら、お昼はあの有名な一乗寺村のラーメンしようとネットで数店検索して行きましたが、午後1時過ぎはどこの店も長蛇の列でした。並びたくないので、たまたますぐに座れた店で食べましたが、うちの近所の店よりも安くておいしいように思えました。しかし、行列がないのはあまりおいしい店ではないのかもと、食べていてもそれがちょっと気がかりでした。いずれヒマなときに他の店にも行ってみたいものです。
さらに余談ながら、この「古本市」についてやや誤解を招きかねない記事が新聞に載ったことは以前に書きましたが、あの記事を読んだ近所の書店の奥さんに「おたくは一乗寺に支店を出されたそうで」と言われたのは、あの記事を書いた記者せいではなく、たんなる読み間違いでしょう。景気がよい誤読なので実害はありませんが。

◎「恵文社冬の大古本市」12.26-2007.1.15 於・恵文社一乗寺店
◎「古本市」につきましては、このブログの「11月12日」、「12月2日」、「12月20日」、「12月22日」にも関係記事があります。

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2006年12月22日

京都新聞の「冬の古本市」記事について

「京都新聞12月22日夕刊

きょうの「京都新聞」夕刊に「古本市に新たな波」という記事が載ってました。うちも参加している恵文社の古本市についての記事ですから、前宣伝としてはとてもありがたいことです。ただし、記者の人がいまいちかんじんなことを理解しておられないようなところがあり、やや誤解を招きそうな部分があるのが残念です。

たとえば、「(要約)昔の雑誌を紹介する古書店や、美術・デザイン書に特化した古書店など、そうした約10店に声を掛け店内で古書市を始めた」とありますが、出品者リストを見ればわかるように、その多くは古書店ではありません。出品者はあくまでも商品を委託しているだけであり、お客に販売するのは古物商の資格を持つ恵文社です。こういうシステムですから、新刊屋である三月書房も、本屋ではないライターの方々も参加できるわけです。

もっとまずいのは、三月書房の談話として「(前略)通常の古書市なら売れて三割だが、昨年は予想を超える七割も売れた」とあることです。これではまるで三月書房はふつうの古本市にも出店している古本屋としか思えないでしょう。記者に取材を受けたときは「プロの古本屋さんたちの古本まつりは三割程度の売上げ率らしいが、期間も短いし追加の補給も大量だから、いちがいには比べられない」という補足説明をたっぷりとしたのですが、完全に無視されてしまいました。やたらに年齢だけはしつこく訊ねられましたからこれだけは正確ですが…。しかし、いままでに何度も新聞や雑誌の取材を受けましたが、いつも何かしら違和感のある部分がありますから、この程度ならしかたがないことなのでしょう。

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2006年12月20日

「冬の大古本市」への出荷作業完了

「冬の大古本市」係御中

月初めから取りかかっていた、恵文社の「冬の大古本市」への出品作業がやっと完了し、昨日の夕方発送しました。20キロ入り8箱です。今年も昨年同様に、店の売れ残りと、私物の放出と、特価本がほぼ3分の1づつです。昨年の売れ残りも一部混ぜましたが、すべて値下げしましたし、まったく人気のなかったものは出荷しませんでしたから、そこそこ売れてくれるでしょう。昨年は出荷したうち、金額で8割、冊数で7割ほど売れました。結果がわかるのは1月ほど先ですが、今年もその程度は売れてほしいものです。

◎「恵文社冬の大古本市」12.26-2007.1.15 於・恵文社一乗寺店

◎このブログの「11月12日」と「12月2日」に関係記事があります。

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