2015年11月15日

「脈 86号 特集・車谷長吉の文学世界――追悼号として」

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「脈 86号 特集・車谷長吉の文学世界――追悼号として」
  比嘉加津夫・編集 A5判/182頁 定価1000円+税  脈発行所

*目次
   特集  車谷長吉の文学世界――追悼号として
    前田速夫 車谷文学と伴走して(インタービュー)
    深谷 考 車谷長吉の「死の木」――「飆風」をめぐって
    内田聖子 おなじ匂いを嗅ぐ人――車谷長吉
    田中眞人 車谷長吉論 眇めに物を視つづけた頑ななモラリスト
    松原敏夫 捨て身の作家・車谷長吉 
    鈴木次郎 初めて車谷長吉を読んだ頃――1995年冬の思い出に 
    比嘉加津夫 断片的に、車谷長吉
    車谷長吉年譜 
   俳句 仲本彩泉 地誌の迷宮(4)
   短歌 松島 淨 ゼウスの変身
   詩  波平幸有 摩文仁 
      東木武市 若い頃のメモ帳より
   小説 伊良波盛男 あの世に架ける橋
      比嘉加津夫 安謝の刑場――平敷屋朝敏の謎(2)
   論考 松岡祥男 吉本隆明さんのこと(7)
      青柳瑞穂 怠けて生きたいわたしたち(六)――「マレー人は怠け者か」論
      安里昌夫  日々の断章(4)
      崎原恒新  沖縄地方文学史(14)
      比嘉加津夫 明治の文豪を訪ねる
   編集後記 

特集の車谷長吉追悼は元「新潮」編集長で車谷氏を長く担当された前田速夫氏へのインタビュー、昨年末に「車谷長吉を読む」を上梓された深谷考氏の評論ほか。高橋順子氏には一年ほど先ならと言われたそうで、この号には寄稿していただけなかったとのこと。
「脈」は発行部数わずか数百部のため、84号の「特集・中尾務の『島尾敏雄 富士正晴』」、85号の「特集・谷川健一」はかなり早くに完売しましたので、この号もお早めにお求めください。なお次号は「没後20年記念 谷川雁幻の論考・エッセイ拾遺特集」で2月下旬刊行予定。
脈発行所の本の通販は三月書房のサイトの「脈発行所の本」のページからメールでどうぞ。「脈」と「myaku」のバックナンバーも少しあります。

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2015年11月08日

「感想文集(天野さんの傘)」「中原中也研究20」「貸本漫画研究2-03」

kansoshu.JPEG 「感想文集(天野さんの傘)」ぽかん編集室

「感想文集(天野さんの傘)」は真治彩編集のA5判の小冊子で税込み650円。服部滋、中野もえぎ、出海博史、扉野良人、佐藤和美、林哲夫、能邨陽子、澤村潤一郎、真治彩、石橋正孝、福田和美の11名が各2頁、目次と執筆者紹介各1頁で全24頁、表紙イラスト林哲夫。この小冊子は“第5回かまくらブックフェスタ”での販売用に作成されたものだそうで、今回入荷したのはたぶんその“売れ残り”なのでしょう。2015年10月10日発行となっています。、
「天野さんの傘」といえば、10月21日の毎日新聞“ブックウォッチング 街の本屋さん 三月書房”に、“又吉さんの芥川賞受賞作「火花」も10月上旬の取材時点では「2冊しか売れていません」と宍戸さん。一方、京大で仏文を教えていた小説家の山田稔さんの新刊エッセー集「天野さんの傘」(編集工房ノア)は「すでに60冊は売れました」”と書いていただき、ノアの社長もたいそう喜んでました。この本はいまだに売れているので、おそらく年内に80冊は超えるでしょう。「火花」はぜんぜん追加が入荷しないし、客注もないので2冊のままです。こういう本は全国どこの書店でも買えるので、うちの店でわざわざ買ってくれる方がきわめて少ないわけです。
この本の通販は三月書房のサイトの“他店ではあまりみかけない本”の頁からどうぞ。「ぽかん」のバックナンバーもあります。

tyuya20.JPEG 「中原中也研究 第20号」中原中也記念館

「中原中也研究」編集委員会編の「中原中也研究」は年1回の発行で、20号の特集は「中原中也と丸山薫」。池澤夏樹、福間健二ほかの講演、宇佐美斉ほかによるシンポジウム、鷲田清一の論究ほかで税込み2000円。この雑誌はバックナンバーもすべて揃っています。通販は三月書房のサイトの“「中原中也研究」の在庫”のページからどうぞ。ただし、記念館での直販では大幅なバーゲンが行われているようです。記念館のツイートによると“機関誌「中原中也研究」の価格を改定いたしました。最新号は変わりませんが、既刊の1〜10号が1冊1000円、11〜19号が1冊1500円、創刊号から20号までのセットが20冊で15000円となります”とのこと。いまのところうちの店には何の連絡もありませんので問い合わせ中です。

kasihon2.3.JPEG「貸本マンガ史研究 第二期3号(通巻25号)」

「貸本マンガ史研究第二期3号」の特集は“辰巳ヨシヒロと劇画”で、つげ義春、つげ忠男、バロン吉元、池上遼一、矢代まさこ他十数名が追悼文を載せています。つげ義春氏は白土三平の真似をしたことはあるが影響は受けていない、しかし、辰巳ヨシヒロの初期作品にはモロに影響を受けたとのこと。
今年の7月に平凡社から「原水爆漫画コレクション」全4巻が刊行されましたが、これらには貸本漫画史研究会の協力があったと記されています。第二期1号には“原爆と貸本マンガをめぐって”の記事もあったことなので、この3号にも宣伝記事とか広告とかを載せるとよかったと思うのですが、何も見当たらないないようです。
この雑誌の通販は三月書房のサイトの“他店ではあまりみかけない本”の頁からどうぞ。バックナンバーも少しあります。

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2015年10月20日

「筑摩文庫」10点復刊

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“ちくま文庫30周年記念復刊”は全10点。残念ながら初回配本はセットしか選べないので、全点各5冊で計50冊入荷。これがバラで発注可能ならば、辻まこと「虫類図譜[全]」13冊、「内堀弘ボン書店の幻」と「上林暁酒場小説集 禁酒宣言」と安西水丸「東京エレジー」が各7冊、谷川俊太郎&和田誠「ナンセンス・カタログ」、赤瀬川原平「純文学の素」、小沼丹「清水町先生」、吉村昭「熊撃ち」、三島由紀夫「恋の都」が各3冊、阿川佐和子「笑ってケツカッチン」1冊で計50冊としたかったところ。いずれはバラで補充もできるはずなので、売れ行きを見て早めに追加を仕入れたい。
ところでこれらの文庫の半数は今回の復刊でやっと第2刷となってます。「虫類図譜」は1996年、「清水町」が1997年、「禁酒」が1999年、「恋の都」が2008年、「東京エレジー」は1989年がそれぞれ第1刷です。よーするに売れ行きはちっともよくなかったわけです。それでも重版したのは、三島由紀夫は「命うります」が売れてるからとか、安西水丸は逝去後の人気が高いからとかでしょうが、「虫類」「清水町」「禁酒」はなぜ選ばれたのでしょう。ちょっと調べたところでは、古書価はそれなりに高かったようで、アマゾン・マーケット・プレイスでも、1円だの100円だのということはなく、元定価程度はしていたようです(※現在は重版後なので定価以下ですが)。次の重版はまた10年位先になるかもしれないので、お早めにお求め下さい。ちなみに残りの5冊は過去にも重版したことがあり、「ボン書店」と「純文学」とが今回第3刷、「ナンセンス」と「熊撃ち」が第4刷、そして「ケツカッチン」が第8刷となってます。

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2015年08月18日

「脈 85号」「安心貧乏生活」「草木と手仕事」

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比嘉加津夫・編集「脈 85号 特集・谷川健一と沖縄〜没後2周年にあたって」
  2015.08.20発行 A5判/178頁 定価1000円+税 脈発行所

85号は谷川健一の特集で松本輝夫「谷川雁と谷川健一(素描)」、金田久璋「谷川健一にとって沖縄問題とは何か」、正津勉「梟の導き――谷川健一歌考」ほか
次号は「車谷長吉 追悼特集」の予定だそうです。順調なら11月に出るはず。

脈発行所の本の通販は三月書房のサイトの「脈発行所の本」のページからメールでどうぞ。「脈」と「myaku」のバックナンバーも少しあります。

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『安心貧乏生活』瀧口夕美 四六判並製/128頁 1800円+税 編集グループSURE

発行所のサイトの宣伝文によると「ほどほど低収入の私が、こんな暮らしに不安を覚えず生きていくには、どんな心構えでいるのがいいんだろう?みずから安心を築いた、人生の先輩達に聞きました。−−−お金はないんですけど、どうしたら安心できますか?」
というようなことらしいです。答えているのは1948年生まれの印刷業の男性、1935年生まれの絵描きと1945年生まれの連れ合いのひと、そして1945年生まれの元大学教員。いずれも元べ平連とかヒッピーとかの経験者で、いわゆる高度成長期にそれなりに楽しい人生を送ったひとたちばかりのようです。よーするに、この本の想定読者は“ほどほどの低収入”がおありの方々であり、現在の“無縁社会”を生きる“ほどほどの低収入”すらおぼつかない“非正規労働者”や“漂流老人”のかたがたには、ほとんどなんの参考にもならないお話でしょう。
編集グループSUREの本の通販は三月書房のサイトの「編集グループSUREの本」のページからどうぞ。

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「草木と手仕事」石田紀佳(絵・ノラヤ) B6判/192頁 定価1500円 発行者・久島玲子
発行者の方に強くすすめられたので、よくわからないまま仕入れてみましたが、表紙は地味だし、棚に差してしまったら薄くてほとんど目立たないし、あまり類書もないしで、店のどこに並べればいいのかよくわかりませんでした。それで中途半端な場所に投げ出しておいたら、意外によく売れてます。手にとってぱらぱら見てみたら、好ましい本とわかるらしく、これは本自体にかなりの力があるからでしょう。全45項目の草木まつわる話とその草木の調理法あるいは利用法が載ってます。多くは食品関係ですが、シュロ、柿渋、漆、コウゾ、木綿、カラムシ、藍、杉葉香など非食用の工芸関係も少しあります。
この本の通販は三月書房のサイトの「他店ではあまり見かけない本」のページからどうぞ。

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2015年07月15日

山田稔「天野さんの傘」

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山田稔「天野さんの傘」 定価2000円+税 編集工房ノア

栗田出版販売の破産で、いよいよ出版流通業界はその全面崩壊まで、残すところあと首の皮一枚半というあたりまで来ています。うちは栗田とも大阪屋とも取引がないので、いまのところ直接的な影響はありませんが、栗田の民事再生の行方次第では出版社の連鎖倒産もありそうなので、この夏はいろいろうっとうしいことになりそうです。(※この栗田出版の件については、月曜社のブログをおすすめします)
あまりあてにはならない私見によれば、出版流通業界の崩壊にはかなりの耐性があると思われる編集工房ノアから、山田稔氏の待望の新刊が発売になりました。帯に「生島遼一、伊吹武彦、天野忠、富士正晴、松尾尊允、師と友。忘れ得ぬ人々、想い出の数々、ひとり残された私が、記憶の底を掘返している。自由なスタイルが、時代の杭ともなる、文の輝き。」とあります。
内容は既発表の六篇「生島遼一のスティル(a)」「長谷川さんの葉書(b)」「ある文学事典の話 黒田憲治(c)」「一本一合 北川荘平と『日本小説を読む会』(d)」「ある<アンダスン馬鹿>のこと(e)」「富士正晴という生き方(f)」と、2013年から2015年に書かれた未発表の五篇「伊吹さん」「天野さんの傘」「古稀の気分 松尾尊允」「裸の少年」「初心忘るべからず」です。装幀、林哲夫氏。
※(a)生島遼一「春夏秋冬」解説、(b)「ぽかん」4号、(c)「海鳴り」25号、(d)「VIKING」702号、(e)「海鳴り」26号、(f)2014年11月の講演に加筆。

この本の通販は、三月書房のサイトの「編集工房ノアの本の在庫」のページからどうぞ。送料等120円。いまなら「海鳴り 27号」のおまけ付きです。

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2015年06月05日

「海鳴り」の27号が届きました

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編集工房ノアが年に1回発行しているPR誌「海鳴り」の27号が届きました。目次は表紙の画像をクリックして拡大すると読めるはずです、山田稔氏の「形見分け」の形見とは、中野重治の原稿用紙のことで、もらったのは昨年末に亡くなった松尾尊允氏。その内の1冊をさらに三輪正道氏がもらい受け、さらにそこから6枚が山田氏の手元にあるそうです。とりあえず松尾氏の「中野重治訪問記」を読みたくなりますが版元品切れです。どこかで文庫になるとよいのですが。先日亡くなった杉本秀太郎氏の「夏の終わり(詩)」は遺作かと思いましたが、残念ながら昨年出た「駝鳥の卵」からの再録でした。
例によって表紙裏にノアの2014/5〜2014/6の刊行書一覧が掲載されていますが、未完を含めて合計29冊は、昨年より3冊多いようです。注目すべきなのは、山田稔氏の新刊らしき「天野さんの傘」という書名が末尾に載っていることですが、はたして6月中に出るのかどうか、今日現在は何も知らされておりません。

「海鳴り 27」は、例年通り地べたの店またはネットにて、ノアの本及び関係ありそうな本を買っていただいた方に、「おまけ」として進呈しています。まことに申し訳ございませんが、「非売品」につきこれのみの通販はいたしかねますのでご了承ください。たくさんいただいていますから、例年同様のペースですと、およそ年末までは十分配布できるでしょう。なお、バックナンバーは全号残部なしです。

編集工房ノアの本の通販は、三月書房のサイトの「編集工房ノアの本の在庫」のページからどうぞ。

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2015年06月04日

サワダオサム「独断的上林暁論」

「他店では(いまのところ)絶対見かけない本」入荷案内

サワダオサム「独断的上林暁論」

サワダオサム「独断的上林暁論」
  四六判並装/284頁 定価1800円+税 壁書房
*目次
   序章  旅立ち−初期の習作について
   第一章 衣食を貪ることなかれ−心豊かに生きた日々
   第二章 凍てついた日々−戦時下を生きる
   第三章 病妻物語の裏側−妻はなぜ精神を病んだか
   第四章 酔っぱらい小説の背景−酒と女と売文
   第五章 私小説でない私小説−私小説からの脱出を試みて
   第六章 上林暁との対話−歴史・対話・言葉
   第七章 左手の上林暁−病床での十八年
   第八章 文学の鬼としての上林暁−さまざまな上林暁論
   別章  兄といもうと−上林文学と妹睦子
   あとがきに代えて

2008年刊行の「わが上林暁〜上林暁との対話〜」に続くサワダ氏2冊目の上林論が入荷しました。あとがきによれば「上林暁の一部分を取り上げて、私小説のカテゴリーに押し込んでいる現状に私なりにノーを突きつけたつもりです」とのことです。なお、いまのところこの本は三月書房でしか販売していないようです。

○その他現在入手可能なサワダ氏の著書
  「わが上林暁〜上林暁との対話〜
  「初期作品集」
  「けつまずいてもころんでも−新聞販売労働運動史ノート」
  「新聞の底辺から抗議の声を上げた−京都新聞藤ノ森販売所と池内淑子の闘い」
  「底辺から新聞を撃つ−小説・毎日新聞不正経理事件
これらの本の通販は三月書房のサイトの“他店ではあまりみかけない本”の頁からどうぞ。

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2015年05月21日

「脈84号」特集 中尾務の島尾敏雄・富士正晴

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比嘉加津夫・編集「脈 84号 特集 中尾務の島尾敏雄・富士正晴」
  2015.05.20発行 A5判/148頁 定価1000円+税 脈発行所

*目次
   特集 中尾務   島尾敏雄 富士正晴 
       比嘉加津夫 島尾敏雄と島尾ミホ
   俳句 仲本彩泉   地誌の迷宮(2)    
   短歌 松島 浄   琉球松 
   詩  高木 護   詩のようなもの  
   小説 伊良波盛男  魂の蘇生 
      謝野洋子   揺れる島 その一  
   論考 安里昌夫   日々の断章(5)   
      松岡祥男   吉本隆明さんのこと(5) 
      青柳瑞穂   怠けて生きたい私たち(4)―多田道太郎の「怠惰の思想」―
      崎原恒新   沖縄地方文学史(13)
   対談 樹乃タルオ×比嘉加津夫 古井由吉の小説
   編集後記 

表紙の富士正晴の喫煙写真がとてもけっこうですが、これは昭和53年(64歳)に産経新聞社が撮影したものだそうです。「myaku」(※「脈」の姉妹誌)15号は「特集・島尾敏雄と写真」でグラビアが14頁あり、富士正晴記念館提供の写真も掲載されていましたが、今号には残念ながらグラビア頁はありません。
中尾務氏の「島尾敏雄、富士正晴 1947-1950」は、故・松本八郎氏編集の「サンパン」7号から14号(終刊号)に連載された「島尾敏雄、富士正晴」に加筆・修正をされたもので2段組53頁分。比嘉加津夫氏の「島尾敏雄と島尾ミホ」は副題が“島尾ミホへのインタビュー記”で、1987年3月に行われたインタビューも再録されています(※初出は「脈」30号)。
次号の特集は谷川健一の予定だそうです。

脈発行所の本の通販は三月書房のサイトの「脈発行所の本」のページからメールでどうぞ。「脈」と「myaku」のバックナンバーも少しあります。

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2015年04月30日

「ぽかん5号」

pokan5.jpeg 「ぽかん5号」税込価972円 ぽかん編集室

「ぽかん5号」が入荷しました。「4号」は附録が3冊でしたが「5号」は「3号」と同じ2冊に戻りました。
………「ぽかん」5号目次………………………………………
黄のはなのさきていたるを    服部滋
とけていく記憶
  佐久間文子
テレビ出演転末記    山田稔
友だちと文庫本にまつわる話    保田大介
父のチェーホフ(二)1928年、湯浅芳子    扉野良人
鳥の糞    岩阪恵子
多喜さん漫筆(五)― 学校での談義から   外村彰
めぐりあいと再会    秋葉直哉
千代田区猿楽町1-2-4(其の二)  内堀弘

付録
「ぼくの百」 中野もえぎ

付録
「のんしゃらん通信」vol.3
 フリーダの根、ベロニカの花 佐藤和美
 お月様はいなかった 福田和美
 磯野波平さんと同い年になりました… 森元暢之
 ぐらぐらと椅子がゆれるので直してと花がポストに
100 万円文学館  帆布次七
 旅ぎらいの旅   佐藤靖
 あんしんしてくらすこと 郷田貴
………………………………………………………………………………
山田稔氏のテレビ出演は1980年6月、NHK教育テレビの「幻の女性作家〜尾崎翠」で8頁分。
バックナンバーは1号以外は在庫があります。2号(2011年11月)は価1000円、この号には附録はついてません。3号(2013年11月)は価900円。4号(2014年5月)は972円、別冊(2013年12月)は定価700円。通販送料は1冊でも5冊でも100円です。お申し込みは三月書房のサイトの「他店ではあまり見かけない本」のページからメールでお申し込みください。

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2015年03月31日

藤宮史木版漫画 「蜘蛛の糸」、「貸本マンガ史研究 第2期2号」

「他店ではあまり見かけない本」入荷案内

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ほぼ三年ぶりに黒猫堂から藤宮史氏の新刊が入荷しました。木版漫画「蜘蛛の糸」(芥川龍之介・原作/B5判20頁)、2015年版「木版漫画集 或る押入れ頭男の話」[CD-R]、そして昨年末に出ていた藤宮史詩集「青い空」の3点です。「蜘蛛の糸」は頒価650円の普通版のみ仕入れました。オリジナル木版画1枚附きの限定版は黒猫堂のサイトで直接お求めください。
2015年版「木版漫画集 或る押入れ頭男の話」[CD-R]は2012年に出ていたのの増補完結版で、109頁分が140頁分に増量されましたが、価格は据え置きの1000円+税です。
藤宮史詩集「青い空」(限定100部/オリジナル版画1枚貼付/B5判26頁)は頒価1600円(税込)。こちらの本文は字ばかりのようで、木版ではなくリソグラフ印刷です。限定の木版画は数種類ありますので、図柄にご希望があればお問い合わせください。
藤宮史氏の黒猫堂本は5年ほど前から扱ってますが、「アックス」の2012年の特集号を見るまでは、何となく女性だと思ってました。史とか薫とか玲とか雅美・清美とかは注意しないとよく間違えます。故三木のり平の本名が則子(ただし)というのは難しすぎますが。

kasihonmanga2.2.jpeg 「貸本マンガ史研究 第2期2号」

「貸本マンガ史研究 第2期2号(通巻24号)」が入荷しました。特集はなくて、連載記事のほかヒモトタロウさんと石川フミヤスさんの追悼記事がなどが掲載されています。詳しい内容については貸本マンガ史研究会のサイトでお確かめください。このサイトによると、この雑誌を地べたで販売しているのはタコシェ、まんだらけ、もっきりやと三月書房の4店のようです。正直なところうちの店では初期の号に比べると、最近はあまり売れてはおりません。他店でたくさん売れているとよいのですが。

今回紹介した本の通販は三月書房のサイトの「他店ではあまり見かけない本」のページからメールでお申し込みください。

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2015年03月26日

本日入荷!グレゴリ青山『京都「トカイナカ」暮らし』

tokainaka.jpeg グレゴリ青山『京都「トカイナカ」暮らし

1月に出た「スケオタデイズ」は発売1ヶ月で、グレゴリ史上最速の第3刷とたいへんよく売れているようですが、うちの店ではグレゴリ本としては並か並以下の売れ行きです。もとからのファンの多くはフィギュア・スケートにはあまり興味がないようです。この「トカイナカ」にはありがたいことにスケートは一コマも出てこないので、うちの店ではきっとよく売れるでしょう。第1部が“田舎からトカイナカへ”、第2部が“エンジョイ都会編”、第3部が“エンジョイ田舎編”となっていて、第2部には三月書房と小生が実名でデカデカと出てくる「京都個性派書店案内」も収録されています。他に小生らしき人物が出てくる短編が2編収録されていて、これでグレゴリ漫画のザコキャラとしては通算7〜8回目の登場です。表紙には三月書房の外観イラストも載っていますから、上記の書影を拡大してお確かめください。
「トカイナカ」という言葉はわりと最近にできた言葉のようですが、あまり広まっていないようで、検索しても「理想のトカイナカ?大阪の果て和泉市」とか「とかいなかやいたでスローライフ - 栃木県矢板市公式ウェブサイト」とか、ぬる〜い町起こしのようなのがちらほら見つかる程度です。書名で検索すると過去に2冊出ているだけのようで、ほとんどライバルは見あたりません。もしも「トカイナカ」本大賞があったら、グレゴリさんのこの本が受賞することは確実でしょう。

※三月書房のサイトの「グレゴリ青山の本」のページ
グレゴリ青山 on Twitter

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2015年02月16日

吉本隆明「農業論拾遺」独占販売中

「他店では(いまのところ)絶対見かけない本」入荷案内

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吉本隆明・太田修「農業論拾遺〜世界認識論」
   2015年2月20日第1刷(200部限定)
   B6判/132頁 頒価1000円(税込)  修羅出版

新潟県長岡市の修羅出版代表の太田修氏が、1993年の10月19日と11月15日に駒込の吉本宅にて行われたインタビューを、元弓立社の宮下和夫氏が文字化された、初公開の蔵出し本です。今月10日に、筑摩書房から刊行された「吉本隆明〈未収録〉講演集(3) 農業のゆくえ」には、修羅出版が主催された新潟に於ける講演が3回分収録されていて、月報には太田氏による吉本氏の思い出も掲載されています。合わせてお読みになることをおすすめします。
この本は初版200部で市販分の150部はすべて三月書房に委託されました。内容詳細は三月書房のサイトの「<吉本隆明>本 新刊のお知らせ」の2015/02/11をごらんください。通販のお申し込みも同じページから必ずメールにてお願いします。他の書店様への卸もいたしますので、条件等は必ずメールにておたずねください。今日現在、他の書店様からのお申し込みは皆無ですので、いまのところ販売しているのは三月書房のみです。すでに100冊近く売れましたから、お申し込みはお早めにどうぞ。なお、重版の予定につきましては、あるともないとも聞いておりません。

  
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2015年01月26日

「アスタルテ書房」休業情報と「マルテークィニ島 蛇使いの女」

Z.jpg 金子國義「美貌帖」河出書房新社

エディション・イレーヌ氏からのメールによると「アスタルテの佐々木さん、今日から1ケ月の予定で入院されました。昨年末から数値が悪く、医者に再入院を言われていて拒否されていたのですが、1ケ月の約束で再入院されました」とのことです。
再開日が決まりましたらまたこのブログにてお知らせします。

近刊予定の「美貌帖」は“金子國義初の自伝。澁澤龍彦、瀧口修造、生田耕作らとの交遊の日々。50枚のアルバムを収録”という本です(予価2600円+税)。アスタルテ書房は金子國義氏との付き合いが深いので有名ですから、おそらく何らかの言及や写真掲載もあるのでは。アスタルテ書房では署名本の販売を予定されているかもしれませんが、残念なことに発売が2月上旬なので、はたしてどうなのかは営業再開を待たないとわからないでしょう。

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アンドレ・ブルトン「マルテークィニ島 蛇使いの女
アンドレ・マッソン 文・挿画/松本完治・訳
造本:アトリエ空中線・間奈美子
A5変形美装本/挿画全9点/解題資料写真多数収録/本文144頁
2250円+税 エディション・イレーヌ

こちらはエディション・イレーヌの最新刊(奥付発行日は2015年1月24日)で、帯には“待望の日本語完訳販がついに刊行!”とあります。人文書院の「アンドレ・ブルトン集成」には収録が予定されていたそうですが、生田耕作氏が大岡信氏を怒らせたため(とかいううわさ)とかで途絶したため刊行されなかったそうです。この本の詳しい情報はエディション・イレーヌのサイトでごらんください。
三月書房でもイレーヌの本を販売しています。「エディション・イレーヌの本の在庫」の頁をごらんください。もちろん通販もしております。

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2015年01月18日

今年こそ「加藤一雄の小説」が出るかどうかはまったくわかりません

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「Jyodo no Mikoh2015 浄土の御構VI 古国旅景」(※非売品) 用美社

2006年の予告以来、遅れに遅れている「加藤一雄の小説」ですが、2013年春にはいよいよ刊行寸前の雰囲気だったのに、なぜかそのまま2年たってしまいました。今年もきれいなカレンダーをいただきましたが、数冊の近刊案内が同封されていただけで、「加藤一雄の小説」については一切の情報がありませんでした。それゆえ、いまのところ刊行時期は未定というしかありません。
あいかわらずネット上には用美社さんの新たな情報がほとんど見あたりませんが、日販のサイトには2014年刊行の「葉山にて 絵葉書のなかの葉山」、「葉山一色の海 ミヤジシンゴ写真集」「拝啓サクラさく 復刻版」、「パリの印象 小柴一良写真集」の4冊がアップされています。このサイトが用美社の活動状況をすべて把握しているとはいまいち思えないのですが、2013年は0冊だったので昨年はわり多いほうだったようです。これらの本の在庫はどれもございませんが、仕入れは可能のはずです。
それから、カレンダーに同封されていたチラシによりますと、「島村洋二郎画集」、「Dr.ユンカーマンの葉山」、「葉山佳曲」、「マルベル堂プロマイド集成 大川橋蔵 写真集」の4冊が近刊予定となっています。それと5月に「季刊 EYES(アイズ)」という“葉山・厨子・三浦・横須賀・横浜の人と街を基本テーマにした”雑誌を創刊されるようです。この分ですと今年も忙しくて「加藤一雄」は出ないかもしれません。
最初にご予約いただいてから10年近くになりました。ご予約いただいている皆様は、アドレスが変わられたりしているかもしれませんので、一度ご連絡いただけると助かります。もちろん新たなご予約も、以前のご予約のキャンセルも常時受け付けております。

 ○「『加藤一雄の小説』はどうなったのでしょう?」2014年03月02日
 ○「『加藤一雄の小説』3月発売予定!「限定版」も刊行予定!!」2013年02月18日
2012年02月04日「『加藤一雄の小説』は今年も出ないかも」
 ○2011年01月18日「『加藤一雄の小説』は今年も「近刊」のまま」
 ○2009年08月25日「『加藤一雄の小説』は年内にでるかも?」
 ○2009年02月09日「こんどこそ出る?「加藤一雄の小説」
 ○2007年11月17日「ついに出る?『加藤一雄の小説』」
 ○2006年10月26日「『加藤一雄の小説』近刊のお知らせ」

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2014年12月22日

「長崎出版」のバーゲンブック

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今年破綻(2014年9月30日破産開始決定)した長崎出版の本が、新本特価で入荷しました。うれしいのが、金井田英津子さんの4冊をふたたび仕入れることができたことです。「猫町」「冥途」「夢十夜」は1997年から2002年にかけてパロル舎から出版され、それぞれ10年以上の間、三月書房のロングセラーでした。それが 2011年から2012年にかけてパロル舎(エフ企画)の破綻によって仕入れ不能となりました。それらを長崎出版が2012年から2013年にかけて装幀もそのままに復刊してくれたのでやれやれと思っていたら、同社も2014年の初めから破綻のうわさが流れて入荷が止まってしまいました。結局のところ金井田さんの4冊は1年足らずでまたまた絶版になってしまったわけです。
今回、新本特価問屋から仕入れることができた分はバーゲンブックですから、裏面に“自由価格本”という赤いシールが貼付されていますが、それ以外はほぼ新品同様です。こんなことを言ってはなんですが、長崎出版の在庫が大量に残っているらしいこと、そして2回連続倒産に逢ったことを考えると、3度目を引き受けてくれる出版社はなかなか見つからないでしょう。バーゲンで買える間にお早めにどうぞ。
長崎出版の特価本は問屋の目録には他にも大量に掲載されていますが、うちの店で仕入れたのはエンデの絵本数冊、古本マンガ研究関係の本などごく少しです。長崎出版の本でお探しのがあれば仕入れ可能かどうか調べてお返事いたしますから、必ずメールでお問い合わせください。バーゲン価格は50%〜60%引きです。通販のお申し込み、お問い合わせは三月書房のサイトの「長崎出版の特価本」の頁からメールでお願いします。

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2014年12月16日

「富岡多恵子 私が書いてきたこと」、「月光綺譚」

「他店ではあまり見かけない本」入荷案内

tomioka.jpeg 「富岡多恵子 私が書いてきたこと」

ちかごろ、編集グループ〈SURE〉はほぼ毎月1冊刊行と、なかなか旺盛な活動をされています。10月からの新シリーズ「いま、どうやって生きていますか?」は「富岡多恵子 私が書いてきたこと」、「那須耕介 多様性に立つ憲法へ」、「石内都 女・写真家として」の3冊が既刊で、続刊として「高山英男 現代史の中の子ども」と「稲宮康人『大東亜共栄圏』の輪郭をめぐる旅??海外神社を撮る」の2冊が予定されています。各巻ともA5判並製、約120頁。各巻定価1297円+税。この中でやはり1935年大阪生まれの富岡氏のがよく売れています。創作の原動力は「これ、全部、めしを食うため。そのひと言なの」だそう。旧制女学校から新制大学へ、そして詩人としての出発は昭和20年代の大阪でした。小野十三郎ほか当時の関西の詩人や作家について関心のある方には、とくにおすすめします。

turumi-zensishu.jpeg 「鶴見俊輔 全詩集」

12月に出た「鶴見俊輔 全詩集」はB6変型判上製クロス装134頁で定価3400円+税。2003年刊の詩集「もうろくの春」が全編収録で約80頁分、その他の詩と訳詞が約50頁分です。「もうろくの春」はよく売れたようで現在第3刷となっていますが、3000円+税でしたから、「全詩集」はわずか400円のアップで50頁分の増量ということになりお買い得でしょう。編集グループ〈SURE〉の本は京都市内の数店以外では自社サイトでしか販売していないようです。[レア度★★☆]

gekko.JPEG 「月光綺譚 Lunatic Stories」星野時環

「月光綺譚」は星野時環・著/間奈美子(アトリエ空中線)・造本/無重力出版局・発行で定価2950円+税。 とにかくきれいな装幀の本ですが、紐封されているのでどんな内容なのかは確かめておりません。著者からいただいた案内文によれば「31篇のショート・ストーリー集で、31葉の紙片を夜空を思わせるパッケージで包みました。内容はタルホ風、幻想文学風、エッセイ風有。サイズは202×140×10」とのことです。限定12部の特装販(23000円)もあるそうですが、こちらの現物は在庫しておりません。詳しくは無重力出版局のサイトにてお確かめください。今のところ取り扱い書店は三月書房、ガケ書房、文社一乗寺店の3店だけのようです。[レア度★★★]

今回紹介した本の通販は三月書房のサイトの「他店ではあまり見かけない本」のページからメールでお申し込みください。

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2014年12月13日

「追悼 松本八郎」、「大和通信 第99号」

yamatotusin.JPEG「大和通信 第99号」発行・海坊主社

中尾務氏からいただいた「大和通信第99号(2014年12月15日)」で初めて知ったのですが、「さん(※舟偏に山)板」編集発行人でEDI代表だった松本八郎氏は、9月19日にお亡くなりになったそうです。三月書房では2000年頃から「サンパン」とEDIの本の販売をさせていただいております。その間、2006年にはEDIの在庫管理をしていた会社の破綻があり(※2006年09月07日付記事)、在庫整理のための特価販売にも協力しておりました。その後も悪いことは重なるもので、2013年末にご自宅が火災で全焼し、在庫品も収蔵資料もすべて失われました(※2014年02月09日付記事)。そして、その火事の火傷で入院された病院でガンの疑いを告知され、6月末に肺ガンが判明したときにはもはや末期だったようです。
こちらはお会いしたこともなく、メールで業務連絡をするだけのおつき合いでしたが、後進に譲られた会社が破綻して、委託してあった在庫がすべて返品され、ご自宅の庭先に野積みになっているが廃棄するしかないと言われたこと、その在庫を特価販売させていただけないかとお願いしたら快諾していただいたこと、そして火事ですべてを失われて、新たな出荷が不可能になってしまったと謝られたことなど忘れられません。
「大和通信」は「CABIN」編集発行人で富士正晴記念館館長の中尾務氏編集によるB4判両面コピーの2頁もので、この号には松本氏の追悼として、小沢信男氏の「さん(※舟偏に山)板なひと」、中尾氏の「松本さん」、そして中野朗氏の「川崎彰彦を探して 14」、三輪正道氏の「神戸だより13」の連載他が掲載されています。発行・海坊主社となっておりますが、購読方法は記されておりません。おそらく非売品で知人、関係者等に配布されているのでしょう。もちろん、三月書房では不扱いです。

tuito matumotohatiro.JPEG 矢部登「追悼 松本八郎」

それから、「大和通信」にて紹介されていた私家版「追悼 松本八郎」も、編者兼発行者の矢部登氏のご厚意により入手することができました。こちらは横128ミリ縦182ミリほどの瀟洒な小冊子で全28頁。目次は「さいなら(中尾務)」「松本さんの顎髭(矢部登)」「さん(※舟偏に山)板総目次1983-2008 (附)EDI本書目」、ほかに参考として松本氏が諸誌に寄稿された文章のリストも。裏表紙には(百部非売品)と記されていますので、販売はされていないようです。もちろんこちらも三月書房では不扱いです。
「EDI本書目」によりますと、当店で扱ったことがないのは「関係をはぐくむ教育」のみで、それ以外は一度は扱ったことがありました。発行所表記は“エディトリアルデザイン研究所”“EDI”“イー・ディー・アイ”の三種があったとのことなので、当店の在庫リストもそのように変更し、ついでに刊行年も記載しておきました。
現在の在庫リストはこちらですが、ごらんのように大部分が売り切れとなってしまいました。残りもすべて在庫僅少ですからお早めにどうぞ。

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2014年12月07日

「アナキズム・カレンダー2015」が入荷

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「アナキズム・カレンダー2015 山鹿泰治」
A4横サイズ/28頁/価格1200円(税込) アナキズム文献センター 編集・発行

「アナキズム・カレンダー2015」が入荷しました。前年のと同様上下に開いて使用するタイプで、上部が記事、下部がカレンダーです。最初の頃は毎年サイズや形式が異なりましたが、近年ではこのサイズのこの形式が続いています。はがきサイズは小さすぎて読みづらかったたし、LPジャケットサイズは大きすぎて、通販するのに苦労しました。この位のサイズがちょうど手頃でしょう。例によって曜日はエスペラント表記ですが、日曜祝日は赤系の色になったので実用制は少し向上しました。
特集は山鹿泰治。内容は発行所のサイトによれば、「アナキズム文献センターが所蔵する関連資料や写真のほか、生来の科学心・冒険心のもちぬしであった山鹿の漫画やスケッチ、またDIY精神溢れる『ノート』などをご紹介」というようなものです。
このカレンダーの送料は80円、2014年のカレンダー「ギロチン社事件」も少し残っています。こちらも税込み1200円、送料は2冊一緒でも80円です。お申し込みは三月書房のサイトの「南天堂関係者の本」のページからメールでどうぞ。それから、2014年11月11日にお知らせしました、「女の暦 2015」もまだ残ってますのでよろしく。

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2014年11月11日

「「グローバル・アナーキズムの過去・現在・未来」「唯一者終刊号」「女の暦2015」

「他店ではあまり見かけない本」入荷案内

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「グローバル・アナーキズムの過去・現在・未来〜現代日本の新しいアナーキズム」
(Global Anarchism: Past, Present and Future – New Anarchism in Japan)
田中ひかる・飛矢崎雅也・山中千春 編著/関西アナーキズム研究会 
  A5判/176ページ 頒価1500円+税

この本は2013年11月に明治大学で開催された国際シンポジウム「グローバル・アナーキズムの過去・現在・未来〜日本とアジアをつなぐために」の記録をもとにして編まれたもので、前半が日本語、後半はその英語訳となっています。詳しい目次等はイレギュラー・リズム・アサイラムのサイトにアップされていますのでそちらをごらんください。2013年に夜光社から刊行された「海賊旗を掲げて: 黄金期海賊の歴史と遺産」の著者ガブリエル・クーン氏も参加されています。なお、現物には頒価2500円と印刷されていますが、当店では特価1500円+税にて販売します。

yui13.jpeg「唯一者 No。13」 600円+税 唯一者発行所

「唯一者」の13号には、終刊とは明記されていませんが、2014年5月に亡くなった大月健氏の個人誌ですから実質的には終刊号でしょう。故人がほぼ編集し終えていたのを、関係者が完成させて発行(2014年10月31日付)されました。創刊号から12号までの総目次も掲載されていますが、これは「唯一者」のブログでも表紙画像附きで見ることができます。まったくあいそのないブログで更新も止まっていますが、これも大月氏が管理していたのかどうかは不明です。大月氏は永年うちの店のお客兼卸元だったのでよく知ってますが、ブログやツイッターはなんとなく似合わない雰囲気の人でした。
唯一者発行所は地方小出版流通センターに帳合があるので、日本全国どこの書店でも販売可能のはずですが、ネットで検索したところ、バックナンバーもほとんどヒットしません。終刊号はちゃんと納品されたのでしょうか。三月書房では現在、創刊号は売り切れで2号から13号までの在庫はほぼ揃っています。(※2014年末現在、12号と13号は売り切れ中)

onnanokoyomi2015.png「姉妹たちよ 女の暦●2015」1524円+税 ジョジョ企画

このカレンダーは昨年はじめて販売しましたが、たしか実売1部のみと不調でした。はたして今年はリベンジなるでしょうか?もともとうちの店ではカレンダー類の販売力はごくごく貧弱で、それなりに売れるのは「アナキズム・カレンダー」と「白川静漢字暦」だけですが。
このカレンダーは毎月一人づつ(人物以外の回も少しあり)の女性を取り上げて、肖像写真と略歴が載っています。来年の面々は、オノ・ヨーコ、石牟礼道子、吉本せいのお三方はわかるのですが、ほかの方々(大橋廣、上野葉子、丹野セツ、宮里悦、八島光、オビン・タダオ、中村薫、佐々木静子)はぜんぜん知らない人ばかりです。もっともこの暦を購入されるような方々の間では有名人なのかもしれませんが。

以上の3件の通販は三月書房のサイトの「他店ではあまり見かけない本」のページからメールでお申し込みください。

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2014年08月26日

杉本秀太郎詩集「駝鳥の卵」

杉本秀太郎詩集「駝鳥の卵」 
杉本秀太郎詩集「駝鳥の卵」定価2000円+税 編集工房ノア

編集工房ノアから杉本秀太郎氏の詩集「駝鳥の卵」が刊行されました。A5判116頁の上製本で発行日(奥付)は2014年9月9日になっています。まえがきもあとがきも初出一覧もないので詳細は不明ですが、帯文によると“旧詩五篇 未発表詩二十篇”となっています。旧詩五篇はおそらく別々の機会になんらかの誌紙に発表されたのでしょう。句集は湯川書房から10年ほど前に限定本(「冬の月」)で出たことがありますが、知っている限りでは杉本氏の詩集は過去にどこからも出ていないようです。
25篇全部のタイトルを打ち込むのはめんどうなので、最初の五篇のみあげておきます。「フローラの朝を」「花」「アムステルダムの正午」「駝鳥の卵と蝙蝠傘」「夏の終り」。書名になっている「駝鳥」には“大槻鉄男に”という副題が附いています。大槻氏は杉本氏の同窓生で、生田耕作氏とセリーヌの「夜の果てへの旅」(中公世界の文学)を共訳したり、多田道太郎氏らと「クラウン仏和辞典」を編纂されたりした方ですが、40年近く前に早逝されました。1980年に編集工房ノアから「樹木幻想」が刊行されていますが、現在は品切となっています。

この本の通販は三月書房のサイトの「杉本秀太郎の本」のページ、または「編集工房ノアの本」のページからメールでどうぞ。いまならご希望者には編集工房ノアの「海鳴り26」も進呈します。

posted by 三月山 at 11:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 「本」とか「雑誌」とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする