2016年07月03日

『昭和エロ本 描き文字コレクション』カストリ出版

erohon.jpg橋本慎一『昭和エロ本 描き文字コレクション』

先月からカストリ出版の本の扱いをぼちぼち始めています。『昭和エロ本 描き文字コレクション』は最新刊で、版元の宣伝文によれば“日本初!! エロ本だけのレタリング作品集。昭和30〜40年代のエロ本を彩った、描き文字(レタリング)の数々がついに書籍化!!エロ本史≠ノ残る一冊。”とのことです。橋本慎一氏のインタビューや『漫画Q』創刊号から約30点の挿絵も収録されています。これで1800円+税はなかなかお買い得でしょう。
他に、内務省流出資料『戦前私娼窟リスト・4冊セット』、復刻版「全國遊郭案内、復刻+増補「全国女性街ガイド」、復刻版「白線の女(中村三郎)」も入荷しています。正直なところ売れるのかどうかまったくわかりませんが、これらの復刻版の元本は古書でも入手困難で、古書価格も数万円以上はするそうです。なお、版元氏の話ではけっこう若い女性に人気があるとのことですが、なぜなのでしょう。なお、これらの本のいくつかはキンドル版も出ていますが、こちらの売れ行きはいまいちだそうです。
カストリ出版の本の通販は三月書房のサイトの“他店ではあまりみかけない本”の頁からメールでどうぞ。

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2016年06月11日

「SPIN」のバックナンバーが入荷

spin7.jpeg 「SPIN」みずのわ出版

久しぶりに「SPIN」のバックナンバーが入荷しました。残念ながら3号と4号は版元完売で、今回の入荷はその他の6冊です。この雑誌は「実売部数の落ち込みが深刻になった」(※8号挿入「終刊のお知らせ」)とのことで8号で終刊になりました。各号の特集は下記の通りで、在庫のある号はどれも定価1000円+税です。。
 ・8号(2010/11)“季村敏夫*窓の微風/多田進さんの仕事場にて”
 ・7号(2010/04)“ブックイベントのたのしみ”
 ・6号(2009/10)“宇崎純一のやさしき世界”
 ・5号(2009/03)“古本屋を怒らせる方法!海外編”
 ・4号(2008/10)“湯川書房 湯川成一さんに捧ぐ”※売り切れ
 ・3号(2008/03)“佐野繁次郎装幀図録”※売り切れ
 ・2号(2007/08)“はっきり言って、意味ないんですよ”
 ・1号(2007/02)「淀野隆三日記を読む(一)」ほか
ついでに「佐野繁次郎装幀集成 西村コレクションを中心として」(定価2200円+税)も仕入れました。いずれも在庫は僅少ですが、追加の仕入れもまだしばらくは可能なようです。
みずのわ出版についてはこのブログの2008年03月17日に記しましたように、「書肆アクセス」の閉店に関しての同社代表の言説にちょっとむかついたので、あまり熱心に補充作業をしておりませんでした。それが、先日ご本人がご来店になり、話してみるとなかなか面白い人だったので、あらためてまた揃えることにしたわけです。
というわけで、念のために、昔むかついた文章を再読してみましたが、やはり感心できませんでした。この文章が掲載された「[書評]のメルマガ vol.325(2007.9.22発行)」 はいまでも読めますので、お暇な方はお確かめください。
この雑誌の通販は三月書房のサイトの“他店ではあまりみかけない本”の頁からメールでどうぞ。

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2016年06月01日

川崎彰彦「虫魚図」ほか

tyugyozu.JPEG 川崎彰彦「虫魚図」定価2200円+税 編集工房ノア

しばらく在庫切れだった「虫魚図」が久しぶりに入荷しました。1980年刊行の“最新小説集”で装幀・挿画は粟津謙太郎。川崎彰彦の本は編集工房ノアから9冊刊行されていますが、現在入手可能なのは、この本と「夜がらすの記」と「冬晴れ」の3冊だけです。すでに古書価が定価以上になっているらしいのもあるようですから、お早めにお求めください。ご参考までに、ノア刊の9冊のリストを載せておきます。
わが風土抄(1975)
虫魚図(1980)
アレクサンドル・ブローク「十二詩集」 (1981) ※訳詩集
・月並句集(1981)
夜がらすの記(1984)
・二束三文詩集(1986)
・冬晴れ(1989)
・詩集「合図」(1992)
・詩集「短冊型の世界」(2000)

編集工房ノアの本の通販は、三月書房のサイトの「編集工房ノアの本の在庫」のページからどうぞ。今ならおまけに「海鳴り」最新号を進呈します(※無くなり次第終了)。

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2016年05月25日

「海鳴り」28号が届きました

uminari28.JPEG

編集工房ノアが年に1回発行しているPR誌「海鳴り」の28号が届きました。目次は表紙の画像をクリックして拡大すると読めるはずです、山田稔氏の「『どくだみの花』のことなど」の『どくだみの花』とは、昨年亡くなった杉本秀太郎氏が「海燕」1982年7月号に発表した小品で、山田氏が「これぞ杉本秀太郎のベストワンだと思い定めている作品」だそうです。
例によって表紙裏にノアの2015/6〜2016/6の刊行書一覧が掲載されていますが、未完を含めて合計27冊は、昨年より2冊少ないようです。この中でうちの店でも扱ったのは、100冊以上売れている山田稔「天野さんの傘」のほかは、その山田氏の推薦のおかげで数冊売れた北村順子「晩夏」と、まだ1冊も売れていない鈴木漠「連句茶話」の3点のみです。もちろんその他の本もご注文いただけば取り寄せますが、買い取って並べるのはちょっとしんどいので手を出しておりません。

「海鳴り 28」は、例年通り地べたの店またはネットにて、ノアの本及び関係ありそうな本を買っていただいた方に、「おまけ」として進呈しています。まことに申し訳ございませんが「非売品」につき、この冊子のみの通販はいたしかねますのでご了承ください。たくさんいただいていますから、およそ年末までは十分配布できるでしょう。なお、バックナンバーは全号残部ありません。

編集工房ノアの本の通販は、三月書房のサイトの「編集工房ノアの本の在庫」のページからどうぞ。

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2016年05月20日

村上一郎の未発表日記特集の「脈」 88号と89号が同時発売

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「脈 88号 村上一郎の未発表日記と『試行』(1)」
  比嘉加津夫・編集 A5判/130頁  定価1000円+税  脈発行所

*目次
   特集  村上一郎の未発表日記と『試行』(1)
    村上一郎  未発表日記と『試行』(編・註=佐伯修)
    佐伯修   村上一郎日記とその『試行』同人参加前後
    松本輝夫  「草莽」文士・村上一郎断想――
            谷川雁との対比、私的交流逸話も交えて
    坂口博   村上一郎と同人誌「典型」
    仁衡琢磨  死地に入る――水戸学と村上一郎
    北野辰一  村上一郎の戦争「体験」と歌
    村上一郎年譜(田村雅之・作製)

   俳句 仲本彩泉  地誌の迷宮(6)
   詩  伊良波盛男 隠された敵意
   小説 仲本瑩   バラードの斧ひかりの檻(22〜24)
      安里昌夫  或る夏の日の午後
      比嘉加津夫 詩人、蘇東坡――平敷屋朝敏の謎(4)
   書評 久保田一  大月健箸「イメージとしての唯一者」について
   論考 松岡祥男  『最後の親鸞』について―吉本隆明さんのこと(9)
      崎原恒新  沖縄地方文学史(15)
   編集後記 
   表紙写真 村上一郎 撮影・関谷勲

「脈 89号 村上一郎の未発表日記と『試行』(2)」
 比嘉加津夫・編集 A5判/114頁  定価1000円+税  脈発行所

特集  村上一郎の未発表日記と『試行』(2)
    村上一郎 未発表日記と『試行』(編・註=佐伯 修)
    佐藤幹夫  村上一郎をめぐる評価と「戦争と戦後」
    田村雅之  思い出すこと――吉本隆明のこと
    田中眞人  村上一郎における北一輝論
   短歌 松島浄  山の音
     詩  東木武市 若い頃のメモ帳より
      仲本瑩  明るく心躍る追悼文を(他1篇)
   エッセイ 比嘉加津夫 前田速夫という謎
   小説   伊良波盛男 蓬転の旅
   論考   深谷考   野呂邦暢、風土へのヴィジョン(2)
        鈴木次郎  たかあきからリューメイへ(2)
        青柳瑞穂  怠けて生きたいわたしたち(七)
               ――西欧の勤勉主義
        神山睦美   沖縄とは何か
        比嘉加津夫  明治の文豪を訪ねる(下)
   編集後記
   表紙写真 村上一郎 撮影・関谷勲

原稿が集まりすぎたから2分冊にしたとのことですが、もちろん分売可です。特大号でもよかったのでは思わないでもありませんが、いろいろご都合がおありだったのでしょう。村上一郎の日記は、88号が1960年1月1日〜3月14日。この後、1961年末までの分は現在行方不明とのこと。60年安保闘争の一番面白そうなところが無いのは、昭和20年8月分が欠けている『古川ロッパ日記』と同様に残念なことです。89号には1962年1月1日〜2月19日が掲載されていますが、この続きは「脈」に連載されるそうです。日記には編集者、大学講師、文筆家として活躍していた当時のことが、かなり詳しく記されていて、資料としてばかりではなく、読み物としてもかなり読み応えがあります。どこかの出版社が全部まとめて刊行してくれるとよいのですが、出版業界がまだ今よりも景気がよかった、1980〜90年代に刊行された著作集も途絶中なので、引き受けてくれる出版社はまずないでしょう。
脈発行所の本の通販は三月書房のサイトの「脈発行所の本」のページからメールでどうぞ。「脈」と「myaku」のバックナンバーも少しあります。

2冊とも完売しました。再入荷の予定はありません。(2016/06/18記)

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2016年04月17日

「虚無思想研究」が全号入荷

kyomu01.JPEG 「虚無思想研究」「唯一者」

「虚無思想研究」が久しぶりに全号入荷しました。発行所の押入の奥の方から出てきたのだそうで、今後全号が揃う機会はほとんどなさそうです。あきらめていた創刊号もありましたので、揃いのセットを2組だけこしらえました。2号から19号までは分売しますが、在庫僅少の号もありますのでお早めにどうぞ。「虚無思想研究」は1981年の創刊で、2005年の19号で発行は止まっていますが、休刊とか終刊とかは聞いておりません。
2005年創刊の「唯一者」のバックナンバーもかなり入荷しましたが、こちらは残念ながら11号(追悼・築添正生)と13号(終刊号)は欠号です。それから、しばらく在庫を切らせていた、虚無思想研究会発行の「ダダイスト 辻潤書画集」も再入荷しました。
「虚無思想研究」と「唯一者」の通販は三月書房のサイトの「虚無思想研究」の在庫のページからどうぞ。虚無思想研究」と「唯一者」の詳細目次へのリンクも貼ってあります。

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2016年04月10日

「川崎彰彦傑作撰」本日入荷!

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「川崎彰彦傑作撰」川崎彰彦傑作撰刊行委員会
    装幀・装画/粟津謙太郎 
    発行者/中野朗、中山明展 製作協力/北海道新聞社 
    A5判/カバー装/帯付き/395頁 定価1852円+税

 *目次
   川崎彰彦の遺言「河童頭狗肉の記」
   第一部 遺言編
    ミケランジェロと雲雀
    高畑
    夏――フォークロアないし『愛知川の河童』変奏曲
    野施餓鬼
    東西屋
   第二部 傑作撰
   1 少年〜大学時代
    〈湖東三部作〉
     河鹿
     どぶろくの詩
     兎(初出版)

     あんとろぎお
     ムッシウ・タムタム
   2 記者として
     函館幻燈記
     細粒に身を浮かべていたころ
   3 大阪文校と酒
     十二年の軌跡
     平野長靖君のこと
     西にも青山あり――関西酒場ある記
   4 同人誌の達人
     座の精神
     同人雑誌と私
     「モグラの鼻歌」編集後記
     「燃える河馬」始末
     金魚のあぶく 黄色い潜水艦難航記
     ずぼらな相棒の弁

     〈文芸時評・書評〉
     春寒記
     されどわれらが日々――
     歴史の暮れ方
     僕のなかの戦争責任

     くぬぎ丘雑記

   略年譜
   川崎彰彦の〈罪〉と〈跋〉  五木寛之
   あとがき

結論から言えば、この本はすぐに売り切れます。制作部数わずか300部。全部売り切れても発行者は赤字という安すぎる定価設定、著者生前の希望通りの装幀者、そして行き届いた編集。これが売れないようなら三月書房もおしまいです。

「川崎彰彦の遺言」は2006年発行の「CABIN」8号掲載文からの抜粋で、友人たちに単行本未収録の作品(※本書の第一部に収録)を含む短編集の刊行を依頼し。版元は編集工房ノア、装丁は粟津謙太郎画伯に、それぞれお願いしたいとの希望が記されています。残念ながらノアさんは辞退されたましたが、刊行委員会の刊行になる本書は、過去9冊の著書を刊行したノア本とまったく同じような雰囲気に仕上がっています。それにしても、税込2000円は安すぎではないでしょうか。限定300部ということを考えると、仮に3000円だったとしても売れ行きにまったく影響はなかったはずです。それでは500部とか1000部だったらどうなのかということについては、過去の販売データがないのでなんともわかりません。しかし、山勘で言うならば、税込3000円でも最低500部は売れると思うのですが。

この本の通販は三月書房のサイトの“他店ではあまりみかけない本”の頁からメールでどうぞ。通販送料等は1冊200円です。初回入荷部数はわずかです。まことに勝手ながらお一人一冊限りとさせていただきます。

[完賣御禮。販売終了しました。2016/05/02]

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2016年03月13日

大月健「イメージとしての唯一者」

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大月健「イメージとしての唯一者」   四六判/253頁 定価2700円+税 白地社
 
    *目次 
     辻潤覚え書き 
     更科源蔵論◎詩集『種薯』の世界 
     虚無思想雑誌探訪 
     尾形亀之助◎異稿をめぐって 
     イメージとしての唯一者 
     解説・粟島久憲 
     大月健年譜 
       栞(「遊びの名手」藤原辰史)

2014年に65歳で亡くなった大月健氏の文集が出ました。知っている限りでは彼の単行本はこれが初めてのはずです。「虚無思想研究」の創刊メンバーで「唯一者」の編集発行人。20代のころから最期まで、うちの店のお客兼卸元として通っていただきました。在りし日の大月氏の風貌は、グレゴリ青山さんの「ねうちもん京都」に描かれているように(※綴じに近い部分のためうまくスキャンできなかったので無断転載は断念)、年中薄着で、はだしに雪駄で色黒で、どことなく南洋系の雰囲気の人でした。本業は京大農学部図書室の職員で、「旧植民地関係資料」の整理とか、ちゃんとした仕事もされていたようですが、農学部のセンセが(研究用に?)醸造したどぶろくだか芋焼酎だかの試飲を、昼間から手伝っているというような気楽なはなしばかり聞かされてました。グレゴリさんのイラストでも、(たぶん勤務時間中に)農学部の畑からもらってきた(酒のつまみにするのであろう)落花生の袋を提げてます。あれだけ酒とタバコが好きだったら、食道ガンになってもしかたなかったかもしれませんが、それにしてももう少し長生きしてほしかった人でした。
この本の通販は三月書房のこちらのページからどうぞ。「唯一者」と「虚無思想研究」のバックナンバーも販売していますが、めったに補充が届かないので、現在は欠号ばかりです。

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2016年02月21日

「アルテリ」創刊号

artel’01.jpg(※この画像は長崎次郎書店さんのサイトから無断でいただきました) 

「アルテリ」創刊号(年2回刊行予定)
  A5判/136頁/オールカラー 定価900円+税 アルテリ編集室

 *目次の一部
   雑誌「アルテリ」刊行によせて  石牟礼道子
   激励  渡辺京二 
   詩経試訳  伊藤比呂美
   鬱どきのスケッチ  坂口恭平
   上田秋成「死者のゑがほ」口語訳  渡辺京二 
   石牟礼道子の歌  浪床敬子
   カナタバル奇譚  高山文彦
   くすの芽  石牟礼道子
   ほか

渡辺京二氏の発案で創刊された熊本の人たちの雑誌の創刊号が入荷しました。渡辺京二氏と石牟礼道子氏の雑誌といえば、1970年代から80年代にかけて発行されていた「暗河」を思い出しますが、「アルテリ」は「暗河」をややマイルド/ライトにしたような雰囲気です。「アルテリ」とは“職人の自主的な共同組織”という意味だそうです。事典によれば“チュルク語のortak(組合)起源ともイタリア語のartieri(職人たち)起源ともいわれ”るロシア語らしい。ちなみに「暗河」とは“地下水道”、とくに奄美では鍾乳洞の神聖な地下水のことらしいです。
本誌では伊藤比呂美氏と渡辺京二氏が古典の現代語訳を掲載されていますが、光文社文庫の古典新訳シリーズとか、河出書房の「日本文学全集」の古典現代訳とか、古典の読み直しが地味にブームなのかもしれません。本屋としても、一過性ですぐに忘れられる芥川賞なんかよりも、古典がじっくり売れる方がよほどありがたいような気がします。あるいは、こちらが伊藤氏や渡辺氏同様に年齢をとったせいかもしれませんが。
この雑誌の通販は三月書房のサイトの“他店ではあまりみかけない本”の頁からメールでどうぞ。通販送料等は1冊98円です。

[2016/04/16追記]
現在、「アルテリ」創刊号の在庫を切らせています。補充注文をした14日の夜に地震があり、発行所の橙書店様が被害に遭われたとのこと。16日の本震ではさらに大きな被害があったそうで、同店のブログによれば“復旧のめどはまったく立っておりません”とのことです。一日も早い復旧を願っておりますが、「アルテリ」の補充は当分入荷しそうにありません。

[2016/04/25追記]
本日「アルテリ」創刊号の追加が再入荷しました。橙書店様のブログによりますと、同店は22日から営業を再開されたそうですが、まだ余震もあってたいへんそうです。

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2016年02月17日

「脈 87号 特集・没後20年記念 谷川雁幻の論考・エッセイ拾遺」

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「脈 87号 特集・没後20年記念 谷川雁幻の論考・エッセイ拾遺」
  比嘉加津夫・編集 A5判/218頁 定価1000円+税  脈発行所

*目次
  特集 没後20年記念谷川雁幻の論考・エッセイ拾遺
    松本輝夫 谷川雁幻の論考・エッセイ拾遺特集刊行にあたって(凡例も兼ねて)
    谷川雁 柳田國男と宮沢賢治(1990/08)
        国民文化とサークル(1958/10)
        筑豊に生きる(2)川筋けんか仕法(1963/10)
        五島玉之浦の聖夜(1963/12)
        「失読症」の渦巻から(1966/04)
        奇妙な試み(1966/11)
        高松次郎への「賛」(1980/02)
        生鮮食糧としての米を(1987/06)
        しらぬひの魚の歳時記断片(1987/07)
        歴史の骨格から発する微妙(1989/02)
        「浦上だからよかった」あるお婆さんの一言(1990/06)
        狩猟アーリア人の原記号(1990/10)
        酔悼・井上光晴(1992/09)
        「母音」叙情の水準点――安西均の苦い芳香を弔う1994/02)
        【特別協力】杉原茂雄への私信(直筆)(1985/03)
    松本輝夫 雁流「もう一つの日本」への精神下降の輝き――
        「現在の民俗学には闘うべき対象がある」(「柳田國男と宮沢賢治」) 
    金丸謙一郎 より詣でけり――谷川を求めて山までは見ず 
    谷川雁  埋もれた論考・対談等書誌一覧  
    仁衡琢磨 中間集会、水俣・松橋訪問記――雁、健一の足跡を訪ねて
    新城兵一 「雁研」への期待と可能性としての谷川雁

   俳句 仲本彩泉   地誌の迷宮(5)
   短歌 松島 浄   青大将
   詩  仲本 瑩   揺れる朝
      伊良波盛男  行く道
      波平幸有   いかりに留意せよ
      安里昌夫   暗い体験・儚い夢想
   掌篇 波平幸有   接吻
   小説 伊良波盛男  夜叉のごとく
      仲本瑩    バラードの斧 
      比嘉加津夫  愛と恋と――平敷屋朝敏の謎(3)
      東木武市   友達
   論考 深谷 考   野呂邦暢、風土へのヴィジョン
      松岡祥男   吉本隆明さんのこと(8)
      伊良波盛男  空海ノート
      比嘉加津夫  明治の文豪を訪ねる(中)
      崎原恒新   沖縄地方文学史(15)
   編集後記    

この号は谷川雁の単行本未収録作品の拾遺集がメインで、2段組42頁分。その部分の編纂と解説を担当されたのは、谷川雁研究会の代表で平凡社新書「谷川雁 永久工作者の言霊」の著者でもある松本輝夫氏。ちかごろこの「脈」は発行部数数百部のリトルマガジンとは思えない、充実した内容の号が続いています。この号も早々に売り切れることが予想されますのでお早めにお求めください。
なお次号は「村上一郎の未発表日記と『試行』(仮称)」で5月刊行予定。この特集は昨年末に発行された「飢餓陣営43号」の村上一郎特集の続編にあたるものです。
脈発行所の本の通販は三月書房のサイトの「脈発行所の本」のページからメールでどうぞ。「脈」と「myaku」のバックナンバーも少しあります。
谷川雁の本は三月書房のサイトの「谷川雁の本」のページをごらんください。他店ではほとんど扱っていない、谷川雁研究会の機関誌「雲よ−原点と越境−」も創刊号から揃っています

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2016年02月01日

「みすず」読書アンケート特集

645.jpg  「みすず no.645」2016年1・2月合併号 定価300円+税 

今年も「みすず」の読書アンケート特集が入荷しました。いつから始まったことかは知りませんが、何十年も前から、毎年最初の号は読書アンケートの特集で、この号だけはたいへんよく売れます。「図書」「ちくま」「波」「本」などと同様のPR雑誌ですが、定価が3倍位高く、大手書店の店頭での無料配布もほとんどないようです。うちの店では通常号は定期予約の方の分しか仕入れていませんが、この号だけは大量に仕入れて販売しています。他店ではあまり販売していないらしくて、毎年この号だけ買いに来店される方が少なくありません。通販もしないわけではありませんが、送料や送金手数料がかかるので、ご近所の書店に発注されることをおすすめします。
このアンケートは、一年間に「刊行された本」ではなくて、「読んだ本」を5点挙げることになってますが。字数の制限は無いみたいで、一人で1頁以上も書いてる人も少なくありません。回答者はみすず書房から著書や訳書を刊行している人を中心に数十名ですが、執筆者一覧は発行所のサイトでごらんください。
昨年7月に出た「天野さんの傘」(編集工房ノア)が、12月までで82冊も売れた大ベストセラー作家の山田稔氏が、北村順子というぜんぜん知らない作家の「晩夏に」(編集工房ノア)という本を挙げておられました。あまり仲間褒めとか義理褒めとかはなさらないはずと信用して1冊仕入れてみましたが、はたして売れるでしょうか?

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2016年01月24日

いまだ「加藤一雄の小説」が出るような気配はないような…

674.jpg  「葉山佳曲 Excellent of Zushi & Hayama」岡田満 

お待たせしている「加藤一雄の小説」ですが、いまのところすぐにも出そうというような気配はまったくありません。今年もきれいなカレンダーをいただきましたが、「加藤一雄の小説」についての情報は同封されていませんでした。
ネットで検索してわかった範囲では、昨年刊行されたのは上記の「葉山佳曲」のみのようです。この本は葉山、逗子とその近辺に由縁をもつ詩人 小説家 音楽家 画家 映画人等を取り上げて、著書からの引用や図版、写真を織り交ぜて綴られています。文・写真・デザインは発行者の岡田満氏。A5判227頁で定価2000円+税。三月書房でも販売予定。
他に長友啓典「装幀を読む」、松田集コレクション映画文献資料による「原節子の時代」、ガラス乾板の写真で蘇る1920〜55年のヨコスカ、撮影・押田清正「横須賀夜想」の3冊が近刊予定となっています。よーするにそれなりに順調な出版活動をされているようなので、いずれは「加藤一雄の小説」も出るでしょう。なにとぞ気長にお待ちください。新たなご予約及び予約のキャンセルも常時受け付けておりますのでメールでお問い合わせ下さい。

 ○「今年こそ『加藤一雄の小説』が出るかどうかはまったくわかりません」2015年01月18日
○「『加藤一雄の小説』はどうなったのでしょう?」2014年03月02日
 ○「『加藤一雄の小説』3月発売予定!「限定版」も刊行予定!!」2013年02月18日
2012年02月04日「『加藤一雄の小説』は今年も出ないかも」
 ○2011年01月18日「『加藤一雄の小説』は今年も「近刊」のまま」
 ○2009年08月25日「『加藤一雄の小説』は年内にでるかも?」
 ○2009年02月09日「こんどこそ出る?「加藤一雄の小説」
 ○2007年11月17日「ついに出る?『加藤一雄の小説』」
 ○2006年10月26日「『加藤一雄の小説』近刊のお知らせ」

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2016年01月22日

耽美探究誌「薔薇窗」の販売開始

bara26.jpg ←画像をクリックすると拡大します

耽美探究誌「薔薇窗26号」(2015年9月発行) 書肆菫礼荘 
A5判/120頁/限定100部 頒価1300円
*内容
  憂鬱の解剖(写真)/藤島茂雄
  戦後釜ヶ崎の周縁的セクシュアリティ(論考)/鹿野由行・石田 仁
  『薔薇』解題・『薔薇』目録/石田 仁・石川貴一<監修>
  花巡り (小説)/石川貴一

「薔薇窗」の京都での販売はアスタルテ書房さんだったそうですが、発行所のご要望によりこの26号から三月書房が引き受けることになりました。(※アスタルテ書房さんについては、まだ閉店セール中なのかどうか、あるいは後継希望者が現れたとのうわさはどうなのか、そのあたりはすべて不明です。)
「薔薇窗」は以前は「耽美文藝誌」でしたが、25号から「耽美探究誌」へと路線が変更になったとのこと。「釜ヶ崎」の論考は意外と言ったら失礼かも知れませんが、文科省科研費による研究成果の一部という本格的なもの。『薔薇』というのは1960年代に刊行されていた頒布誌(地下出版誌・会員誌)で、発行人は『風俗奇譚』を発行していた高倉一。『薔薇』は43号まで発行されていましたが、現物が確認できた34冊についての詳細な目録が掲載されていて、風俗雑誌の研究資料としてたいへん貴重でしょう。限定100部なのでお早めにどうぞ。当店入荷は5冊のみです。
今回はこの26号の他に8号から11号も少量入荷しました。このころは「耽美文藝誌」であり、表紙は山本タカト氏、内容も山本タカト氏の画入りの文藝作品がメインです。その他の号も初回入荷分の売れ行き次第で順次卸していただけるかも、ということになっています。
この雑誌の通販は三月書房のサイトの“他店ではあまりみかけない本”の頁からメールでどうぞ。

2016/07/01追記
耽美探究誌「薔薇窗25号」(2014年9月発行)“全国にあった同性愛者向け宿泊施設”他と、耽美文藝誌「薔薇窗24号」(201年9月発行)が少し入荷しました。25号から「探求誌」になっています。入荷は極小部数ですからお早めにどうぞ。

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2015年12月27日

「アナキズム・カレンダー2016」がやっと入荷 

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「アナキズム・カレンダー2016 スペイン革命80周年」
A4横サイズ/28頁/価格1200円(税込) アナキズム文献センター 編集・発行

今年も残すところあとわずかに5日という今日、やっと「アナキズム・カレンダー2016」が入荷しました。前年のと同様上下に開いて使用するタイプで、上部が記事、下部がカレンダーです。例によって曜日はエスペラント表記で月曜始まりです。
特集はスペイン革命80周年。内容は発行所のサイトによれば、「図版にはスイス・ローザンヌのCIRAと、スペイン・バルセロナのAteneu Enciclopèdic Popularが所蔵する、たいへん貴重な資料を掲載してい」るそうです。
このカレンダーの送料は100円、2014年のカレンダー「ギロチン社事件」と2015年の「山鹿泰治」も少し残っています。こちらも税込み1200円、送料は2冊でも3冊でも100円です。お申し込みは三月書房のサイトの「南天堂関係者の本」のページからメールでどうぞ。

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2015年12月12日

鶴見俊輔「『思想の科学』私史」、『高橋巖 著作集」

151514_Tsurumi.jpg 鶴見俊輔「『思想の科学』私史」2300円+税 編集グループSURE

目次
   ・倒叙「思想の科学」私史
   ・「もやい」としての『思想の科学』」鶴見俊輔インタビュー(聞き手・黒川創)
 ・解説 「いつでも編集を考えていた」黒川創インタビュー(聞き手・編集グループSURE)
 ・鶴見俊輔 関連年譜

メインの「倒叙」は全24回で、13回までは「活字以前」という雑誌に2015年6月まで連載され、逝去により中断しましたが、原稿は最終回の分まで揃っていたそうです。倒叙とは言うもののきっちりと時系列に沿って遡っているわけではなく、行ったり来たりしつつという感じです。内容的には、創刊から1960年代にかけての話題が多いような。「もやい」は2010年に思想の科学社から刊行された『「思想の科学」五〇年とそれから』収録のインタビューの再録。解説は2015年9月収録。
通販送料等100円。編集グループSUREの本の通販は三月書房のサイトの「編集グループSUREの本」のページからどうぞ。

takahasi5.JPEG 『高橋巖 著作集』

『高橋巖 著作集』岡澤幸雄 編纂・発行 各巻 A5判/400頁位
  第一巻「初期論文集1950-1968」2009年11月刊(※売り切れ)
  第二巻「論文集1968-1972」2010年12月刊 4000円 (※在庫僅少)
  第三巻「論文集1973-1977」2012年2月刊 4000円
  第四巻「論文集1978-1980」2012年12月刊 3500円
  第五巻「論文集1981-1982」2013年12月刊 4000円

うちの店は人智学関係の本は比較的多く揃えており、一般流通していない出版物もわりとたくさん扱っているのですが、「高橋巖 著作集」が刊行されていたことはぜんぜん知りませんでした。高橋巌氏は年に数回来店されますが、自著の宣伝をほとんどされないので、教えていただけなくても不思議ではありませんが、お客様からの問い合わせもまったくありませんでした。発行者から連絡をもらったので、あわててネットで検索してみましたが、国会図書館の蔵書リストに見つかる程度で情報が皆無でした。おそらく、ネットとはぜんぜん関係のないところで販売されていたのでしょう。
編集方針は、単行本化されていない、論文、対談、インタビュー、アンケートを原則年代順に収録するというもので、これは猫々堂の「吉本隆明資料集」とほぼ同じです。ただし、猫々堂が小冊子を年に10冊づつ十数年刊行し続けておられるのに対して、こちらは大部な論集を短期間で出してしまおうとされていたようです。残念ながら2009年11月刊行の1巻から2013年の5巻までで休止中ですが、印刷はきれいで読みやすく、いまでは入手困難な紙誌から再録されていますのでたいへんに貴重かつ便利でしょう。内容詳細は三月書房のサイトの「人智学関係書」の頁からどうぞ。通販のお申し込みも同じ頁からどうぞ。

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2015年11月20日

大散歩通信社の本

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長らく在庫切れだった大散歩通信社の本が久しぶりに少し入荷しました。

   「Sanpo magazine 関西・大散歩通信」
  *第1号(2008年夏)  特集・昼ジャズ! 定価571円+税
  *第2号(2009年冬/春)2大特集「古本」×「ジャズ」 定価761円+税 
  *第3号(2009年夏/秋)特集・ビルマニアカフェ登場 定価761円+税 
  *第4号(2010年春)は入荷無し
  *第5号(2012年春/夏)特集・映画監督リム・カーワイ、夏葉社の本、
                           定価905円+税
  *別冊vol.1「古本のことしか頭になかった[第2版]」山本善行 定価952円+税
  *別冊vol.2「ぼくの古本探検記」高橋輝次 定価1710円+税

いずれも入荷は数冊づつです。「sanpo」の4号は版元品切れ、1号と3号、そして「古本頭」はこれが最終出荷だそうです。5号以降続刊がありませんが、6号あるいは別冊3の予定があるのかどうかは聞いておりません。
大散歩通信社の本の本の通販は三月書房のサイトの“他店ではあまりみかけない本”の頁からメールでどうぞ。

apied25.jpeg 「APIED Vol.25」600円+税 アピエ

9月に出た「APIED Vol.25」の武田百合子特集号はなかなか売れ行きがよいようなので、売り切れる前にご購入ください。この号に載っているバックナンバー一覧によれば、現在25点中9点に完売の印がついていますが、三月書房の今日現在の在庫は18点なので売り切れは7点で、おそらく差し引き2点が在庫僅少と思われます。ちなみに別冊シネマは12点中5点に完売印が付いていますが、当店在庫は10点あります。
アピエの通販は三月書房のサイトの「アピエの本の在庫」の頁からメールでどうぞ。

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2015年11月15日

「脈 86号 特集・車谷長吉の文学世界――追悼号として」

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「脈 86号 特集・車谷長吉の文学世界――追悼号として」
  比嘉加津夫・編集 A5判/182頁 定価1000円+税  脈発行所

*目次
   特集  車谷長吉の文学世界――追悼号として
    前田速夫 車谷文学と伴走して(インタービュー)
    深谷 考 車谷長吉の「死の木」――「飆風」をめぐって
    内田聖子 おなじ匂いを嗅ぐ人――車谷長吉
    田中眞人 車谷長吉論 眇めに物を視つづけた頑ななモラリスト
    松原敏夫 捨て身の作家・車谷長吉 
    鈴木次郎 初めて車谷長吉を読んだ頃――1995年冬の思い出に 
    比嘉加津夫 断片的に、車谷長吉
    車谷長吉年譜 
   俳句 仲本彩泉 地誌の迷宮(4)
   短歌 松島 淨 ゼウスの変身
   詩  波平幸有 摩文仁 
      東木武市 若い頃のメモ帳より
   小説 伊良波盛男 あの世に架ける橋
      比嘉加津夫 安謝の刑場――平敷屋朝敏の謎(2)
   論考 松岡祥男 吉本隆明さんのこと(7)
      青柳瑞穂 怠けて生きたいわたしたち(六)――「マレー人は怠け者か」論
      安里昌夫  日々の断章(4)
      崎原恒新  沖縄地方文学史(14)
      比嘉加津夫 明治の文豪を訪ねる
   編集後記 

特集の車谷長吉追悼は元「新潮」編集長で車谷氏を長く担当された前田速夫氏へのインタビュー、昨年末に「車谷長吉を読む」を上梓された深谷考氏の評論ほか。高橋順子氏には一年ほど先ならと言われたそうで、この号には寄稿していただけなかったとのこと。
「脈」は発行部数わずか数百部のため、84号の「特集・中尾務の『島尾敏雄 富士正晴』」、85号の「特集・谷川健一」はかなり早くに完売しましたので、この号もお早めにお求めください。なお次号は「没後20年記念 谷川雁幻の論考・エッセイ拾遺特集」で2月下旬刊行予定。
脈発行所の本の通販は三月書房のサイトの「脈発行所の本」のページからメールでどうぞ。「脈」と「myaku」のバックナンバーも少しあります。

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2015年11月08日

「感想文集(天野さんの傘)」「中原中也研究20」「貸本漫画研究2-03」

kansoshu.JPEG 「感想文集(天野さんの傘)」ぽかん編集室

「感想文集(天野さんの傘)」は真治彩編集のA5判の小冊子で税込み650円。服部滋、中野もえぎ、出海博史、扉野良人、佐藤和美、林哲夫、能邨陽子、澤村潤一郎、真治彩、石橋正孝、福田和美の11名が各2頁、目次と執筆者紹介各1頁で全24頁、表紙イラスト林哲夫。この小冊子は“第5回かまくらブックフェスタ”での販売用に作成されたものだそうで、今回入荷したのはたぶんその“売れ残り”なのでしょう。2015年10月10日発行となっています。、
「天野さんの傘」といえば、10月21日の毎日新聞“ブックウォッチング 街の本屋さん 三月書房”に、“又吉さんの芥川賞受賞作「火花」も10月上旬の取材時点では「2冊しか売れていません」と宍戸さん。一方、京大で仏文を教えていた小説家の山田稔さんの新刊エッセー集「天野さんの傘」(編集工房ノア)は「すでに60冊は売れました」”と書いていただき、ノアの社長もたいそう喜んでました。この本はいまだに売れているので、おそらく年内に80冊は超えるでしょう。「火花」はぜんぜん追加が入荷しないし、客注もないので2冊のままです。こういう本は全国どこの書店でも買えるので、うちの店でわざわざ買ってくれる方がきわめて少ないわけです。
この本の通販は三月書房のサイトの“他店ではあまりみかけない本”の頁からどうぞ。「ぽかん」のバックナンバーもあります。

tyuya20.JPEG 「中原中也研究 第20号」中原中也記念館

「中原中也研究」編集委員会編の「中原中也研究」は年1回の発行で、20号の特集は「中原中也と丸山薫」。池澤夏樹、福間健二ほかの講演、宇佐美斉ほかによるシンポジウム、鷲田清一の論究ほかで税込み2000円。この雑誌はバックナンバーもすべて揃っています。通販は三月書房のサイトの“「中原中也研究」の在庫”のページからどうぞ。ただし、記念館での直販では大幅なバーゲンが行われているようです。記念館のツイートによると“機関誌「中原中也研究」の価格を改定いたしました。最新号は変わりませんが、既刊の1〜10号が1冊1000円、11〜19号が1冊1500円、創刊号から20号までのセットが20冊で15000円となります”とのこと。いまのところうちの店には何の連絡もありませんので問い合わせ中です。

kasihon2.3.JPEG「貸本マンガ史研究 第二期3号(通巻25号)」

「貸本マンガ史研究第二期3号」の特集は“辰巳ヨシヒロと劇画”で、つげ義春、つげ忠男、バロン吉元、池上遼一、矢代まさこ他十数名が追悼文を載せています。つげ義春氏は白土三平の真似をしたことはあるが影響は受けていない、しかし、辰巳ヨシヒロの初期作品にはモロに影響を受けたとのこと。
今年の7月に平凡社から「原水爆漫画コレクション」全4巻が刊行されましたが、これらには貸本漫画史研究会の協力があったと記されています。第二期1号には“原爆と貸本マンガをめぐって”の記事もあったことなので、この3号にも宣伝記事とか広告とかを載せるとよかったと思うのですが、何も見当たらないないようです。
この雑誌の通販は三月書房のサイトの“他店ではあまりみかけない本”の頁からどうぞ。バックナンバーも少しあります。

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2015年10月20日

「筑摩文庫」10点復刊

tikuma bunko.JPEG

“ちくま文庫30周年記念復刊”は全10点。残念ながら初回配本はセットしか選べないので、全点各5冊で計50冊入荷。これがバラで発注可能ならば、辻まこと「虫類図譜[全]」13冊、「内堀弘ボン書店の幻」と「上林暁酒場小説集 禁酒宣言」と安西水丸「東京エレジー」が各7冊、谷川俊太郎&和田誠「ナンセンス・カタログ」、赤瀬川原平「純文学の素」、小沼丹「清水町先生」、吉村昭「熊撃ち」、三島由紀夫「恋の都」が各3冊、阿川佐和子「笑ってケツカッチン」1冊で計50冊としたかったところ。いずれはバラで補充もできるはずなので、売れ行きを見て早めに追加を仕入れたい。
ところでこれらの文庫の半数は今回の復刊でやっと第2刷となってます。「虫類図譜」は1996年、「清水町」が1997年、「禁酒」が1999年、「恋の都」が2008年、「東京エレジー」は1989年がそれぞれ第1刷です。よーするに売れ行きはちっともよくなかったわけです。それでも重版したのは、三島由紀夫は「命うります」が売れてるからとか、安西水丸は逝去後の人気が高いからとかでしょうが、「虫類」「清水町」「禁酒」はなぜ選ばれたのでしょう。ちょっと調べたところでは、古書価はそれなりに高かったようで、アマゾン・マーケット・プレイスでも、1円だの100円だのということはなく、元定価程度はしていたようです(※現在は重版後なので定価以下ですが)。次の重版はまた10年位先になるかもしれないので、お早めにお求め下さい。ちなみに残りの5冊は過去にも重版したことがあり、「ボン書店」と「純文学」とが今回第3刷、「ナンセンス」と「熊撃ち」が第4刷、そして「ケツカッチン」が第8刷となってます。

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2015年08月18日

「脈 85号」「安心貧乏生活」「草木と手仕事」

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比嘉加津夫・編集「脈 85号 特集・谷川健一と沖縄〜没後2周年にあたって」
  2015.08.20発行 A5判/178頁 定価1000円+税 脈発行所

85号は谷川健一の特集で松本輝夫「谷川雁と谷川健一(素描)」、金田久璋「谷川健一にとって沖縄問題とは何か」、正津勉「梟の導き――谷川健一歌考」ほか
次号は「車谷長吉 追悼特集」の予定だそうです。順調なら11月に出るはず。

脈発行所の本の通販は三月書房のサイトの「脈発行所の本」のページからメールでどうぞ。「脈」と「myaku」のバックナンバーも少しあります。

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『安心貧乏生活』瀧口夕美 四六判並製/128頁 1800円+税 編集グループSURE

発行所のサイトの宣伝文によると「ほどほど低収入の私が、こんな暮らしに不安を覚えず生きていくには、どんな心構えでいるのがいいんだろう?みずから安心を築いた、人生の先輩達に聞きました。−−−お金はないんですけど、どうしたら安心できますか?」
というようなことらしいです。答えているのは1948年生まれの印刷業の男性、1935年生まれの絵描きと1945年生まれの連れ合いのひと、そして1945年生まれの元大学教員。いずれも元べ平連とかヒッピーとかの経験者で、いわゆる高度成長期にそれなりに楽しい人生を送ったひとたちばかりのようです。よーするに、この本の想定読者は“ほどほどの低収入”がおありの方々であり、現在の“無縁社会”を生きる“ほどほどの低収入”すらおぼつかない“非正規労働者”や“漂流老人”のかたがたには、ほとんどなんの参考にもならないお話でしょう。
編集グループSUREの本の通販は三月書房のサイトの「編集グループSUREの本」のページからどうぞ。

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「草木と手仕事」石田紀佳(絵・ノラヤ) B6判/192頁 定価1500円 発行者・久島玲子
発行者の方に強くすすめられたので、よくわからないまま仕入れてみましたが、表紙は地味だし、棚に差してしまったら薄くてほとんど目立たないし、あまり類書もないしで、店のどこに並べればいいのかよくわかりませんでした。それで中途半端な場所に投げ出しておいたら、意外によく売れてます。手にとってぱらぱら見てみたら、好ましい本とわかるらしく、これは本自体にかなりの力があるからでしょう。全45項目の草木まつわる話とその草木の調理法あるいは利用法が載ってます。多くは食品関係ですが、シュロ、柿渋、漆、コウゾ、木綿、カラムシ、藍、杉葉香など非食用の工芸関係も少しあります。
この本の通販は三月書房のサイトの「他店ではあまり見かけない本」のページからどうぞ。

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