2017年03月18日

富士正晴・文/うらたじゅん・絵「おばあさんのアルバム」

fujimasaharu22.JPEG 「おばあさんのアルバム」※非売品

富士正晴資料整理報告書 第22週「おばあさんのアルバム」
 茨木市立中央図書館併設 富士正晴記念館

最初にお断りしておきますが、この本は三月書房では販売しておりません。富士正晴記念館で販売されているのかどうかもまったく知りません。
「富士正晴資料整理報告書」の第1集は平成元年発行で「茨木市立図書館蔵 同人雑誌目録」という、いかにも図書館らしい書誌目録でした。その後も多くはその手の資料類でしたが、中には第10集「富士正晴文学アルバム」とか第16集「富士正晴書画目録」などのように写真や図版が多いもの、そして単行本未収録作品を収録した第19集「東京漫遊記」のように、研究者でなくとも楽しめる集もありました。その他のバックナンバーについてはCiNiIに目録がありますので、そちらをご参照ください。
この「おばあさんのアルバム」は1954年に朝日放送のために書いたラジオの台本ですが、うらたじゅん氏が新たに描かれたカラーの挿絵が十数枚添えらています。内容は、日本で暮らす亡命リトアニア人の祖母と孫の話で、鶴見俊輔氏から聞いたのがもとだそうです。この祖母と孫はハンセン病患者として日本で生活し、孫の男性はコンスタンティン・トドロフという筆名で日本語の詩集「ぼくのロシア」を1967年に昭森社から出したことのある人とのこと。そのあたりの詳しいことについては、鶴見氏本人のエッセイに書かれていてるそうです。このような非売品の小冊子のままではもったいないので、どこかの童話系出版社あたりが市販してくれるとよいのですが。

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2017年02月22日

「アルテリ3号」「もうろく帖 後編」「美しい街」ほか

ae177a06dfcab2db6f5c5d5662a3aa6f-212x300.jpg 「アルテリ3号」1200円+税

「アルテリ3号」が入荷しました。号を重ねるごとに頁数が増え、定価も上がりました。いちおう順調に発展しつつあると言ってよいのでしょう。ただしこれ以上分厚くなって高くなると売れ行きが落ちそうな気がしないでもありません。売り切れていた創刊号も重版分が入荷しました。

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「もうろく帖 後編」鶴見俊輔 2700円+税
「鶴見俊輔さんの仕事(2) 兵士の人権を守る活動」1500円+税
編集グループ〈SURE〉の新刊が2冊入荷しています。「もうろく帖」は先に「1」が出ていたので、今度は当然「2」だと思ってましたが、なぜか「後編」となってます。「前編」なしの「後編」だと、近い将来、幻の「前編」を求める人が無駄な努力をすることになることでしょう。なお、遺されたノートは22帖あり、1冊目は「1」にて丸ごと翻刻、「後編」は残りの21冊から選ばれたものだそうです。表紙をスキャンしようと思いましたが、うちの安物の機械では真っ黒にしか見えないのでやめました。
「鶴見俊輔さんの仕事」は(1)の「ハンセン病に向きあって」が既刊で、(3)以降は続刊の予定です。

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「美しい街」尾形亀之助・詩/松本俊介・画 定価1600円+税

夏葉社のサイトからコピペした宣伝文の一部によれば「『美しい街』では尾形亀之助の初期から晩年まで 全作品のなかから55の詩を選んでいます。作品の合間々々には、同じ時代に活躍した夭折の画家、松本竣介のデッサンが入ります。」とのことです。どなたが選したかは記されていませんが、おそらく発行者自身の編なのでしょう。松本俊介の絵もよいし、装幀造本もよく、定価もさほど高くないので、長く売れそうな感じです。

アルテリ、SURE、夏葉社の本の通販は三月書房の歳との“他店ではあまり見かけない本”のページからどうぞ。

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2017年02月19日

「脈 92号 特集・島尾敏雄生誕100年・ミホ没後10年」

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 「脈 92号 特集・島尾敏雄生誕100年・ミホ没後10年」
  比嘉加津夫・編集 A5判/208頁  定価1200円+税  脈発行所

*目次
   特集  島尾敏雄生誕100年・ミホ没後10年
   島尾伸三  おかあさんの謎
   前田速夫  死を生きた二人
   松本輝夫  『死の棘』煉獄からヤポネシア論への恩寵的大反転
    ――日本(列島)の「イメージから先に変れ」の先駆者・島尾敏雄
   坂口 博  『死の棘』再読のための覚書
   内田聖子  刹那の一瞥 ―島尾敏雄
   北野辰一  文体のことから、主題と変奏
    ――島尾敏雄の戦争小説をめぐって
   仁衡琢磨  加那 島尾ミホ―奄美を持続低音(オルゲルプンクト)
    として生きた人―
   志村有弘  大泉黒石と島尾敏雄の〈放浪〉とミホの〈旅〉
   岩谷征捷  いまだに読み終わらない小説――『死の棘』断簡
   吉村弥依子 島尾敏雄 甦る幻の日記
   佐藤幹夫  島尾敏雄の戦争小説と「戦後七〇年以後」
    ――三部作(『出孤島紀』『魚雷艇学生』『震洋発進』)を中心に
   石井洋詩  病院記「或る精神病者」「狂者のまなび」「転送」
     に通底するもの――画一の共同の治療〉への疑念――
   中尾 務  島尾敏雄、再会した富士正晴に
         「小説ノタネニハ苦労シマセンワ」
   金田久璋  「眼華」小論―島尾敏雄「唐草」の視覚表現
   金田久璋  旅芸人とマレビトの受容―島尾ミホの先天的感性
   松島 浄  『死の棘』再論―『狂うひと』を読んでー
   阿久津斎木 島尾ミホ
   安里英子  島尾ミホの聖なる闇
  俳句 仲本彩泉   地誌の迷宮 9 
  詩  波平幸有   金木犀(他1篇)
     仲本 瑩   旅人死す
     西銘郁和   さとうきびを植えた日(他1篇)
     東木武市   若い頃のメモ帳より
  小説 伊良波盛男  上海の愛漣をさがしています
     仲本 瑩   バラードの斧ひかりの檻?
  論考 松岡祥男   『成吉思汗ニュース』の松岡俊吉
            吉本隆明さんのこと(12)
     青柳瑞穂   日本の勤勉思想 怠けて生きたい私たち(9)
  編集後記
  表紙(島尾敏雄とミホ)撮影者不明

島尾伸三氏の「おかあさんの謎」がすごかった。もともと島尾は苦手でほとんど読んだことがないけれど、これを読んでますます読む気がなくなった。
次号の特集は「鶴見俊輔の世界(仮題)」で2017年5月刊行の予定。
脈発行所の本の通販は三月書房のサイトの「脈発行所の本」のページからメールでどうぞ。「脈」と「myaku」のバックナンバーも少しあります。

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2017年01月31日

「加藤一雄の小説」近刊予告からついに10年越え

2017.JPEG 「浄土の御構8 第5の季節」用美社2017

「加藤一雄の小説」はついに最初の予告から10年たちましたが、いまのところ出そうな気配はありません。今年も岡田満氏の写真・デザインによる、きれいなカレンダーをいただきましたが、「加藤一雄の小説」についての情報は同封されていませんでした。というか、例年なら同封されていることが多かった、出版案内のチラシ類も一切ありませんでした。
あいかわらず、用美社のネット情報はきわめて少なく、不確かではありますが、検索できた限りでは2016年に新刊は何もなかったようです。ひょっとしたら、ふつうに流通していない出版物があったかもしれませんが、全国の書店で販売された本は、一昨年刊行の「葉山佳曲」が最後のようです。
昨春に近刊予告があった、長友啓典「装幀を読む」、「原節子の時代」、「横須賀夜想」の3冊はおそらく遅れているのでしょう。当店の「加藤一雄の小説」の予約者リストはいちおう保存してありますが、はたして、皆様お変わりないのかどうかやや不安です。今年の1月に12冊目が出た「吉本隆明全集」は、このわずか3年間に全巻ご予約者が3名も他界されました。こちらは読者の平均年齢が推定67歳ですが、加藤一雄のご予約者の平均年齢は不明とはいえ、確実に10歳は加齢されているわけですし。待ちくたびれた方はいつでもキャンセルを受け付けますのでご遠慮なくどうぞ。

 ○「いまだ『加藤一雄の小説』が出るような気配はないような…」2016年01月24日
○「今年こそ『加藤一雄の小説』が出るかどうかはまったくわかりません」2015年01月18日
○「『加藤一雄の小説』はどうなったのでしょう?」2014年03月02日
 ○「『加藤一雄の小説』3月発売予定!「限定版」も刊行予定!!」2013年02月18日
2012年02月04日「『加藤一雄の小説』は今年も出ないかも」
 ○2011年01月18日「『加藤一雄の小説』は今年も「近刊」のまま」
 ○2009年08月25日「『加藤一雄の小説』は年内にでるかも?」
 ○2009年02月09日「こんどこそ出る?「加藤一雄の小説」
 ○2007年11月17日「ついに出る?『加藤一雄の小説』」
 ○2006年10月26日「『加藤一雄の小説』近刊のお知らせ」

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2016年12月12日

「アナキズム・カレンダー2017」

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「アナキズム・カレンダー2017 石川三四郎とルクリュ」
A4横サイズ/28頁/価格1200円(税込) アナキズム文献センター 編集・発行

12月27日に入荷した昨年よりはうんと早めに「アナキズム・カレンダー2017」が入荷しました。スタイルはここ数年のと同じで一月分が2頁、開くと上部が記事、下部がカレンダーとなってます。表記は例によって曜日はエスペラント表記で月曜始まりです。
特集は「石川三四郎とルクリュ〜共学社設立から90年〜」。発行所のサイトによれば、“大逆事件後、日本を脱出してブリュッセルのルクリュ家に身を寄せた石川三四郎は、その後、フランスに移った一家とともに百姓生活を送りますが、この生活が石川の思想を深化させました。8年あまりの亡命生活を経て、日本に帰国した第一声が「土民生活(デモクラシー)」。日本での土民生活の実践を求めて、ようやく見つけた東京郊外・千歳村(現世田谷区)の土地に「共学社」と看板を掲げたのが1927年、今から90年前のこと”だそうです。
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ついでながら、2013年に書肆心水から石川三四郎の「アナキスト地人論 エリゼ・ルクリュの思想と生涯」が刊行されています。この本には、ルクリュ著「地人論」の石川訳の抄録と、石川著「エリゼ・ルクリュヨ−思想と生涯−」が収録されています。定価3600円+税。なお、「地人論」の元版は1930年の春秋社刊で、黒色戦線社の「石川三四郎選集」第6巻に復刻収録されていましたが、現在は品切れです。
このカレンダーの送料は100円、2014年のカレンダー「ギロチン社事件」、2015年の「山鹿泰治」、2016年の「スペイン革命80周年」も少し残っています。これらも税込み1200円、送料は2冊でも4冊でも100円です。お申し込みは三月書房のサイトの「南天堂関係者の本」のページからメールでどうぞ。

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2016年12月09日

耽美探究誌「薔薇窗」27号入荷

bara27.jpg 耽美探究誌「薔薇窗」27号

耽美探究誌「薔薇窗27号」(2016年9月発行) 書肆菫礼荘
  A5判/100頁/限定100部 頒価1300円
*内容
 ボーイフレンド(写真)/石川貴一
 取景鏡<カメラ・オブスキュラ>/歌 結崎 剛・文 石川貴一
 無のまわりを周る死と美 ―冥王星を巡る妄言(随想)/結崎 剛
 集合表象「ホモ」の誕生/石田 仁
 毒蛇青(小説)/石川貴一
 北京客死<ぺきんにしす>(小説)/石川貴一

この雑誌の通販は三月書房のサイトの“他店ではあまりみかけない本”の頁からメールでどうぞ。バックナンバーもごく少し残っています。

2016年09月01日の記事“「薔薇窗」旧号 『アドニス』総目次と解題掲載号”
●2016年01月22日の記事“耽美探究誌「薔薇窗」の販売開始”

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2016年11月18日

発売即完売。「脈 91号 特集・森崎和江の歩み」

myaku91.JPEG「脈 91号 特集・森崎和江の歩み」
  比嘉加津夫・編集 A5判/204頁  定価1200円+税  脈発行所

*目次
   特集  森崎和江の歩み
    内田聖子・小川哲生 対談/『森崎和江』刊行後に見えてきたこと
    松本輝夫 森崎和江と谷川雁〜
        この女・男関係はイザナミ・イザナキ再来の如く物語的だ
    坂口 博 『闘いとエロス』を読み解くために
    新城兵一 森崎和江論〜出離と漂着
    仁衡琢磨 いのち、生きる実感〜森崎和江をきっかけに考えたこと
    木原滋哉 植民地以後を生きる:植民二世としての森崎和江
    茶園梨加 森崎和江『第三の性―はるかなるエロス』にみる対話の可能性
    中内伝四男 森崎和江にノーベル文学賞を、作品は世界記憶遺産に!
    杉井倫子 厳しき模索の道
    坂井裕子 出会いの旅―内田聖子『森崎和江』に触発されて
    大畑 凛 「わが」の思想について〜森崎和江と沖縄をめぐる覚書
    
   俳句 仲本彩泉 地誌の迷宮 (8)
   詩  波平幸有 海鳴り(他一篇)
      仲本 瑩 旅支度 (他二篇)
      東木武市 若い頃のメモ帳より
   小説 伊良波盛男 残光
      仲本 瑩 バラードの斧ひかりの檻(28〜31)
      比嘉加津夫 執着する 平敷屋朝敏の謎(5)
   論考 松岡祥男 吉本隆明さんのこと(11)
      深谷 考 野呂邦暢、風土へのヴィジョン
      崎原恒新 沖縄地方文学史(17)
      梓澤 登 遠くまで行くんだ〜空白期に出会った定時制「存在」空間

   村上一郎 未発表日記と『試行』4 (佐伯修 編・註)
            〜一九六二(昭和三十七)年の日記(3)
   編集後記
   表紙(森崎和江)撮影・仲尾等(提供・坂口博)


毎号お知らせしているのでこの号も記録のためにアップしておきますが、現物は発売3日で完売となりました。発行所にも残っていません。発行部数は350だったそうですが、これでも通常号よりは多い目だったようで、この売れ足はちょっと予想外だったそうです。
「村上一郎の未発表日記」の第4回は、1962年の5月1日〜5月31日で『試行』の第4号発売中で第5号編集中の時期。梓澤登の「遠くまで行くんだ」は新木正人の遺稿集「天使の誘惑」の書評です。
脈発行所の本の通販は三月書房のサイトの「脈発行所の本」のページからメールでどうぞ。「脈」と「myaku」のバックナンバーも少しあります。

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2016年11月08日

鶴見俊輔「敗北力」、「森元暢之作品集2」

haibokuryoku.JPEG 鶴見俊輔「敗北力」 2200円+税 編集グループSURE

この本は今日入荷したばかりですが、実際には10月10日頃の刊行でした(奥付けは10月19日)。出てるはずなのに入荷しないので10月12日に問い合わせたら、「ただいま直販分の発送中ですので、もう数日お待ち下さい。」とのことでしたが、結局3週間以上待たされました。よほどたくさん直販の予約があったのでしょうから、景気のよい話でけっこうなことではありますが…。
この本の内容は、未発表詩稿5篇、著者自編Later Works 23篇(内一編は書き下ろしの“はじめに”)、自著未収録稿12篇で、加藤典洋氏の解説を含めて全255頁の四六判上製本です。
通販送料等120円。編集グループSUREの本の通販は三月書房のサイトの「編集グループSUREの本」のページからどうぞ。

morimoto2.JPEG「森元暢之作品集2」定価1500円+税 湯気カンパニー

関西ローカル発で、いしいひさいち、中島らも、ひさうちみちおの系譜に連なる作家だけれども、彼らほどには活躍していない森元暢之の新刊が入荷しました。湯気カンパニーというまったく知らない版元でしたが、トランスビューが扱ってくれるようになったので、2014年に出ていた「森元暢之作品集1」も仕入れることができました。「『ぴあ』の時代」の1と2となっていて、それぞれ『ぴあ』関西版に1992年〜1995年と1995年〜1997年掲載の各50篇強が収録されています。通販のお申し込みは三月書房のサイトの「他店ではあまり見かけない本」のページからメールでどうぞ。通販送料等100円です。

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2016年10月13日

エディション・イレーヌとグレゴリ青山の新刊

エディション・イレーヌの新刊3点

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 「あの日々のすべてを想い起こせ アンドレ・ブルトン最後の夏」
   ラドヴァン・イヴシック著/松本完治 訳 定価2500円+税
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 「換気口」 アニー・ル・ブラン著/前之園望 訳 定価定価2500円+税
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 「等角投像」アンドレ・ブルトン著/松本完治 編/鈴木和彦・松本完治 訳

従来はどちらかといえばほそぼそとした出版活動をされていたエディション・イレーヌが、一挙に3冊もまとめて刊行するという快挙を達成しました。アンドレ・ブルトン没後50年記念出版シリーズの2〜4ですが、1の「太陽王アンドレ・ブルトン」は今年の4月に刊行済みで、これはうちの店でもわりとよく売れています。内容や装幀についての詳細は発行所のサイトでお確かめください。この本の通販は三月書房のサイトの「エディション・イレーヌの本」の頁からメールでどうぞ。

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 「スケオタデイズ 飛び出せ!海外遠征編」定価1000円+税 メディアファクトリー

グレゴリ青山さんの新刊は残念ながら、うちではいまいち人気のないスケート物です。昨年5月に出た『京都「トカイナカ」暮らし』は100冊超という好成績ですが、同じく1月に出た「スケオタデイズ」の1冊目は20冊ほどしか売れていません。それでも、うちの店としてはよく売れてる方ではありますが…。個人的に、フィギュア・スケートにはまったく興味がないので、ほとんどツッコミのないぬる〜い漫画にしか思えなくて、面白かったのは初観戦したヨコチンさんが、男子選手の出番になったらトイレに行ったというネタくらいのものでした。とはいえ、小生でも知っている織田信成氏の推薦帯が附いてるぐらいなので、フィギュア・スケート業界では評判がよいのでしょう。さいわいなことに次の刊行予定は、京都の古本屋ほかを“どうでもいいこだわり”でネタにしたコミックエッセイらしいので、本屋としても読者としても楽しみにしています。
※三月書房のサイトの「グレゴリ青山の本」のページもごらんください。

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2016年09月01日

「薔薇窗」旧号 『アドニス』総目次と解題掲載号

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三島由紀夫や中井英夫が変名で執筆していたという、昭和27年創刊の会員制地下雑誌『ADONIS アドニス』の総目次(峰あやを編)と解題(山中剛史)が掲載されている「耽美文藝誌 薔薇窗」のバックナンバーがごく少し入荷しました。12号、14号、15号、16号の4回に分載されていますが、どの号も限定100部ですべて在庫僅少ですからお早めにどうぞ。なお、『アドニス』は昭和37年の春の63号を最後に消えたそうです。ほかに『APOLLO』という別冊なども出ていたようですが、そちらの総目次は掲載されていません。
この雑誌の通販は三月書房のサイトの“他店ではあまりみかけない本”の頁からメールでどうぞ。

●2016年01月22日の記事“耽美探究誌「薔薇窗」の販売開始”

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2016年08月29日

「アルテリ」002号 入荷しました

aruteri002.jpg(※この画像はホホホ座さんのサイトから無断でいただきました) 

「アルテリ」002号(年2回刊行予定)
  A5判/188頁/オールカラー 定価1000円+税 アルテリ編集室

 *目次の一部
   石牟礼道子のコトバ
   避難所  坂口恭平
   旅をするいくつもの理由  新井敏記
   虚無と向き合う  渡辺京二 
   完成に向かって。詩経試訳  伊藤比呂美
   お別れ会  吉本由美
   黒曜石  平松洋子
   ひとりということ 江上茂雄さんに
   石牟礼道子の歌(2)  浪床敬子
   カナタバル奇譚(二)  高山文彦
   霧島に行ったときの日記(十九歳)  石牟礼道子
   ほか

創刊号は予想以上によく売れましたが、2号の予約状況はあまりよくありません。これから売れるとよいのですが。前号よりも50頁も増えたのに、100円しか値上がりしていないので、なかなかお買い得です。
この雑誌の通販は三月書房のサイトの“他店ではあまりみかけない本”の頁からメールでどうぞ。通販送料等は1冊100円です。創刊号も数冊残ってます。

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2016年08月15日

「脈 90号 特集・吉本隆明の『全南島論』」

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「脈 90号 特集・吉本隆明の『全南島論』」
  比嘉加津夫・編集 A5判/206頁  定価1200円+税  脈発行所

*目次
   特集  吉本隆明の『全南島論』
   佐藤幹夫   いま、「南島論」をどう読むか
   宮城正勝   『全南島論』の「まえがき」を読む
   松島 浄   色の重層
   北野辰一   デイゴの花影の未完の体系へ
   神山睦美   吉本思想を接ぎ木するために
   松原敏夫   断片的吉本隆明ノート
   田中眞人   魂のデォゴニア―吉本隆明の『全南島論』を読んで
   比嘉加津夫  沖縄の意味―吉本隆明の「南島論」から

日記 村上一郎 村上一郎未発表日記と『試行』(3)(編・註=佐伯修)
   解題 佐伯修 「村上一郎の未発表日記」(1)(2)につき―訂正と補足いくつか
俳句 仲本彩泉 地誌の迷宮 7
  詩  波平幸有 お前もやっと楽になったろう(他一篇)
     仲本 瑩 ハブの道(他一篇)
  小説 伊良波盛男 オオダコ
     仲本 瑩 バラードの斧ひかりの檻(25〜27)
     杼該至矢 医療現場の実態
  論考 深谷 考 野呂邦暢、風土へのヴィジョン(3)
     青柳瑞穂 怠けて生きたいわたしたち(八)―イギリスの「アイドラー」
     松岡祥男 吉本隆明さんのこと(10)「『アジア的ということ』をめぐって」
     崎原恒新 沖縄地方文学史(17)
  編集後記
  表紙(吉本隆明)絵=西田高明 題字=比嘉良治 本文カット=ヒガカツオ

5月に2冊同時刊行の88号と89号は、毎日新聞の書評の影響もあったらしく、瞬く間に完売しました。この号は少し多い目に製作されたようですが、それでも数百部程度のはずなのでお早めにどうぞ。「村上一郎の未発表日記」の第3回は、1962年の2月20日〜4月30日で『試行』の第4号発売まで。この日記の連載は、村上一郎が『試行』の同人だった10号(1964年2月)発行のあたりまで続くのでしょう。
脈発行所の本の通販は三月書房のサイトの「脈発行所の本」のページからメールでどうぞ。「脈」と「myaku」のバックナンバーも少しあります。

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2016年08月14日

「貸本マンガ史研究第二期4号」特集・水木しげる

kashihonnkeh2.04.JPEG 「貸本マンガ史研究第二期4号」特集・水木しげる

「貸本マンガ史研究第二期4号」は昨年亡くなった水木しげるの〈追悼〉特集です。「討論 水木しげるの“反戦マンガ家”としての評価をめぐって」、「池上遼一インタビュー 水木プロの時代」、つげ忠男、土屋慎吾、勝川克志等十数名の追悼文などのほか、資料として桜井昌一他の再録記事も収録されています。詳しい内容は、表紙の画像をクリックして拡大していただけると読めるはず。
前号は辰巳ヨシヒロの追悼特集でしたが、次号には今年の7月に亡くなった巴里夫の追悼記事が掲載予定となっています。貸本漫画は1960年代半ばまででほぼ終わりましたから、その関係者のみなさんは高齢者であり、次々にお亡くなりになるのもしかたないことでしょう。それでも、この研究会は20年近く活動されていますので、貴重な資料が蓄積されつつあるようで、この号の裏表紙には「貸本関係資料集成」本編揃価651000円、補遺編揃予価198000円というすごい本の広告が載ってます。もちろん当店には在庫しておりませんが、仕入れは可能な感じです。
「貸本マンガ史研究」の通販は三月書房のサイトの“他店ではあまりみかけない本”の頁からどうぞ。バックナンバーも少しあります。

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2016年07月03日

『昭和エロ本 描き文字コレクション』カストリ出版

erohon.jpg橋本慎一『昭和エロ本 描き文字コレクション』

先月からカストリ出版の本の扱いをぼちぼち始めています。『昭和エロ本 描き文字コレクション』は最新刊で、版元の宣伝文によれば“日本初!! エロ本だけのレタリング作品集。昭和30〜40年代のエロ本を彩った、描き文字(レタリング)の数々がついに書籍化!!エロ本史≠ノ残る一冊。”とのことです。橋本慎一氏のインタビューや『漫画Q』創刊号から約30点の挿絵も収録されています。これで1800円+税はなかなかお買い得でしょう。
他に、内務省流出資料『戦前私娼窟リスト・4冊セット』、復刻版「全國遊郭案内、復刻+増補「全国女性街ガイド」、復刻版「白線の女(中村三郎)」も入荷しています。正直なところ売れるのかどうかまったくわかりませんが、これらの復刻版の元本は古書でも入手困難で、古書価格も数万円以上はするそうです。なお、版元氏の話ではけっこう若い女性に人気があるとのことですが、なぜなのでしょう。なお、これらの本のいくつかはキンドル版も出ていますが、こちらの売れ行きはいまいちだそうです。
カストリ出版の本の通販は三月書房のサイトの“他店ではあまりみかけない本”の頁からメールでどうぞ。

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2016年06月11日

「SPIN」のバックナンバーが入荷

spin7.jpeg 「SPIN」みずのわ出版

久しぶりに「SPIN」のバックナンバーが入荷しました。残念ながら3号と4号は版元完売で、今回の入荷はその他の6冊です。この雑誌は「実売部数の落ち込みが深刻になった」(※8号挿入「終刊のお知らせ」)とのことで8号で終刊になりました。各号の特集は下記の通りで、在庫のある号はどれも定価1000円+税です。。
 ・8号(2010/11)“季村敏夫*窓の微風/多田進さんの仕事場にて”
 ・7号(2010/04)“ブックイベントのたのしみ”
 ・6号(2009/10)“宇崎純一のやさしき世界”
 ・5号(2009/03)“古本屋を怒らせる方法!海外編”
 ・4号(2008/10)“湯川書房 湯川成一さんに捧ぐ”※売り切れ
 ・3号(2008/03)“佐野繁次郎装幀図録”※売り切れ
 ・2号(2007/08)“はっきり言って、意味ないんですよ”
 ・1号(2007/02)「淀野隆三日記を読む(一)」ほか
ついでに「佐野繁次郎装幀集成 西村コレクションを中心として」(定価2200円+税)も仕入れました。いずれも在庫は僅少ですが、追加の仕入れもまだしばらくは可能なようです。
みずのわ出版についてはこのブログの2008年03月17日に記しましたように、「書肆アクセス」の閉店に関しての同社代表の言説にちょっとむかついたので、あまり熱心に補充作業をしておりませんでした。それが、先日ご本人がご来店になり、話してみるとなかなか面白い人だったので、あらためてまた揃えることにしたわけです。
というわけで、念のために、昔むかついた文章を再読してみましたが、やはり感心できませんでした。この文章が掲載された「[書評]のメルマガ vol.325(2007.9.22発行)」 はいまでも読めますので、お暇な方はお確かめください。
この雑誌の通販は三月書房のサイトの“他店ではあまりみかけない本”の頁からメールでどうぞ。

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2016年06月01日

川崎彰彦「虫魚図」ほか

tyugyozu.JPEG 川崎彰彦「虫魚図」定価2200円+税 編集工房ノア

しばらく在庫切れだった「虫魚図」が久しぶりに入荷しました。1980年刊行の“最新小説集”で装幀・挿画は粟津謙太郎。川崎彰彦の本は編集工房ノアから9冊刊行されていますが、現在入手可能なのは、この本と「夜がらすの記」と「冬晴れ」の3冊だけです。すでに古書価が定価以上になっているらしいのもあるようですから、お早めにお求めください。ご参考までに、ノア刊の9冊のリストを載せておきます。
わが風土抄(1975)
虫魚図(1980)
アレクサンドル・ブローク「十二詩集」 (1981) ※訳詩集
・月並句集(1981)
夜がらすの記(1984)
・二束三文詩集(1986)
・冬晴れ(1989)
・詩集「合図」(1992)
・詩集「短冊型の世界」(2000)

編集工房ノアの本の通販は、三月書房のサイトの「編集工房ノアの本の在庫」のページからどうぞ。今ならおまけに「海鳴り」最新号を進呈します(※無くなり次第終了)。

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2016年05月25日

「海鳴り」28号が届きました

uminari28.JPEG

編集工房ノアが年に1回発行しているPR誌「海鳴り」の28号が届きました。目次は表紙の画像をクリックして拡大すると読めるはずです、山田稔氏の「『どくだみの花』のことなど」の『どくだみの花』とは、昨年亡くなった杉本秀太郎氏が「海燕」1982年7月号に発表した小品で、山田氏が「これぞ杉本秀太郎のベストワンだと思い定めている作品」だそうです。
例によって表紙裏にノアの2015/6〜2016/6の刊行書一覧が掲載されていますが、未完を含めて合計27冊は、昨年より2冊少ないようです。この中でうちの店でも扱ったのは、100冊以上売れている山田稔「天野さんの傘」のほかは、その山田氏の推薦のおかげで数冊売れた北村順子「晩夏」と、まだ1冊も売れていない鈴木漠「連句茶話」の3点のみです。もちろんその他の本もご注文いただけば取り寄せますが、買い取って並べるのはちょっとしんどいので手を出しておりません。

「海鳴り 28」は、例年通り地べたの店またはネットにて、ノアの本及び関係ありそうな本を買っていただいた方に、「おまけ」として進呈しています。まことに申し訳ございませんが「非売品」につき、この冊子のみの通販はいたしかねますのでご了承ください。たくさんいただいていますから、およそ年末までは十分配布できるでしょう。なお、バックナンバーは全号残部ありません。

編集工房ノアの本の通販は、三月書房のサイトの「編集工房ノアの本の在庫」のページからどうぞ。

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2016年05月20日

村上一郎の未発表日記特集の「脈」 88号と89号が同時発売

myaku88.89.jpeg

「脈 88号 村上一郎の未発表日記と『試行』(1)」
  比嘉加津夫・編集 A5判/130頁  定価1000円+税  脈発行所

*目次
   特集  村上一郎の未発表日記と『試行』(1)
    村上一郎  未発表日記と『試行』(編・註=佐伯修)
    佐伯修   村上一郎日記とその『試行』同人参加前後
    松本輝夫  「草莽」文士・村上一郎断想――
            谷川雁との対比、私的交流逸話も交えて
    坂口博   村上一郎と同人誌「典型」
    仁衡琢磨  死地に入る――水戸学と村上一郎
    北野辰一  村上一郎の戦争「体験」と歌
    村上一郎年譜(田村雅之・作製)

   俳句 仲本彩泉  地誌の迷宮(6)
   詩  伊良波盛男 隠された敵意
   小説 仲本瑩   バラードの斧ひかりの檻(22〜24)
      安里昌夫  或る夏の日の午後
      比嘉加津夫 詩人、蘇東坡――平敷屋朝敏の謎(4)
   書評 久保田一  大月健箸「イメージとしての唯一者」について
   論考 松岡祥男  『最後の親鸞』について―吉本隆明さんのこと(9)
      崎原恒新  沖縄地方文学史(15)
   編集後記 
   表紙写真 村上一郎 撮影・関谷勲

「脈 89号 村上一郎の未発表日記と『試行』(2)」
 比嘉加津夫・編集 A5判/114頁  定価1000円+税  脈発行所

特集  村上一郎の未発表日記と『試行』(2)
    村上一郎 未発表日記と『試行』(編・註=佐伯 修)
    佐藤幹夫  村上一郎をめぐる評価と「戦争と戦後」
    田村雅之  思い出すこと――吉本隆明のこと
    田中眞人  村上一郎における北一輝論
   短歌 松島浄  山の音
     詩  東木武市 若い頃のメモ帳より
      仲本瑩  明るく心躍る追悼文を(他1篇)
   エッセイ 比嘉加津夫 前田速夫という謎
   小説   伊良波盛男 蓬転の旅
   論考   深谷考   野呂邦暢、風土へのヴィジョン(2)
        鈴木次郎  たかあきからリューメイへ(2)
        青柳瑞穂  怠けて生きたいわたしたち(七)
               ――西欧の勤勉主義
        神山睦美   沖縄とは何か
        比嘉加津夫  明治の文豪を訪ねる(下)
   編集後記
   表紙写真 村上一郎 撮影・関谷勲

原稿が集まりすぎたから2分冊にしたとのことですが、もちろん分売可です。特大号でもよかったのでは思わないでもありませんが、いろいろご都合がおありだったのでしょう。村上一郎の日記は、88号が1960年1月1日〜3月14日。この後、1961年末までの分は現在行方不明とのこと。60年安保闘争の一番面白そうなところが無いのは、昭和20年8月分が欠けている『古川ロッパ日記』と同様に残念なことです。89号には1962年1月1日〜2月19日が掲載されていますが、この続きは「脈」に連載されるそうです。日記には編集者、大学講師、文筆家として活躍していた当時のことが、かなり詳しく記されていて、資料としてばかりではなく、読み物としてもかなり読み応えがあります。どこかの出版社が全部まとめて刊行してくれるとよいのですが、出版業界がまだ今よりも景気がよかった、1980〜90年代に刊行された著作集も途絶中なので、引き受けてくれる出版社はまずないでしょう。
脈発行所の本の通販は三月書房のサイトの「脈発行所の本」のページからメールでどうぞ。「脈」と「myaku」のバックナンバーも少しあります。

2冊とも完売しました。再入荷の予定はありません。(2016/06/18記)

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2016年04月17日

「虚無思想研究」が全号入荷

kyomu01.JPEG 「虚無思想研究」「唯一者」

「虚無思想研究」が久しぶりに全号入荷しました。発行所の押入の奥の方から出てきたのだそうで、今後全号が揃う機会はほとんどなさそうです。あきらめていた創刊号もありましたので、揃いのセットを2組だけこしらえました。2号から19号までは分売しますが、在庫僅少の号もありますのでお早めにどうぞ。「虚無思想研究」は1981年の創刊で、2005年の19号で発行は止まっていますが、休刊とか終刊とかは聞いておりません。
2005年創刊の「唯一者」のバックナンバーもかなり入荷しましたが、こちらは残念ながら11号(追悼・築添正生)と13号(終刊号)は欠号です。それから、しばらく在庫を切らせていた、虚無思想研究会発行の「ダダイスト 辻潤書画集」も再入荷しました。
「虚無思想研究」と「唯一者」の通販は三月書房のサイトの「虚無思想研究」の在庫のページからどうぞ。虚無思想研究」と「唯一者」の詳細目次へのリンクも貼ってあります。

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2016年04月10日

「川崎彰彦傑作撰」本日入荷!

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「川崎彰彦傑作撰」川崎彰彦傑作撰刊行委員会
    装幀・装画/粟津謙太郎 
    発行者/中野朗、中山明展 製作協力/北海道新聞社 
    A5判/カバー装/帯付き/395頁 定価1852円+税

 *目次
   川崎彰彦の遺言「河童頭狗肉の記」
   第一部 遺言編
    ミケランジェロと雲雀
    高畑
    夏――フォークロアないし『愛知川の河童』変奏曲
    野施餓鬼
    東西屋
   第二部 傑作撰
   1 少年〜大学時代
    〈湖東三部作〉
     河鹿
     どぶろくの詩
     兎(初出版)

     あんとろぎお
     ムッシウ・タムタム
   2 記者として
     函館幻燈記
     細粒に身を浮かべていたころ
   3 大阪文校と酒
     十二年の軌跡
     平野長靖君のこと
     西にも青山あり――関西酒場ある記
   4 同人誌の達人
     座の精神
     同人雑誌と私
     「モグラの鼻歌」編集後記
     「燃える河馬」始末
     金魚のあぶく 黄色い潜水艦難航記
     ずぼらな相棒の弁

     〈文芸時評・書評〉
     春寒記
     されどわれらが日々――
     歴史の暮れ方
     僕のなかの戦争責任

     くぬぎ丘雑記

   略年譜
   川崎彰彦の〈罪〉と〈跋〉  五木寛之
   あとがき

結論から言えば、この本はすぐに売り切れます。制作部数わずか300部。全部売り切れても発行者は赤字という安すぎる定価設定、著者生前の希望通りの装幀者、そして行き届いた編集。これが売れないようなら三月書房もおしまいです。

「川崎彰彦の遺言」は2006年発行の「CABIN」8号掲載文からの抜粋で、友人たちに単行本未収録の作品(※本書の第一部に収録)を含む短編集の刊行を依頼し。版元は編集工房ノア、装丁は粟津謙太郎画伯に、それぞれお願いしたいとの希望が記されています。残念ながらノアさんは辞退されたましたが、刊行委員会の刊行になる本書は、過去9冊の著書を刊行したノア本とまったく同じような雰囲気に仕上がっています。それにしても、税込2000円は安すぎではないでしょうか。限定300部ということを考えると、仮に3000円だったとしても売れ行きにまったく影響はなかったはずです。それでは500部とか1000部だったらどうなのかということについては、過去の販売データがないのでなんともわかりません。しかし、山勘で言うならば、税込3000円でも最低500部は売れると思うのですが。

この本の通販は三月書房のサイトの“他店ではあまりみかけない本”の頁からメールでどうぞ。通販送料等は1冊200円です。初回入荷部数はわずかです。まことに勝手ながらお一人一冊限りとさせていただきます。

[完賣御禮。販売終了しました。2016/05/02]

posted by 三月山 at 10:01| Comment(1) | TrackBack(0) | 「本」とか「雑誌」とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする