2018年10月18日

『卜部哲次郎・鐵心和尚集』

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『卜部哲次郎(辻潤ノ高弟)・鐵心和尚集(師僧ハ中村戒仙) 付 卜哲の追っかけ』
    卜部哲次郎著 大竹 功編著
    A5判/612頁  定価3500円+税  仮立舎

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   目次
    卜哲の追っかけ 1〜3
    卜部哲次郎・鐵心和尚の作品
    鐵心和尚詩鈔 (改訂版)
    卜部哲次郎・鐵心和尚の信書
    卜部哲次郎・鐵心和尚の年譜
    卜部哲次郎をめぐる時代社会と、周辺の人たち 
    卜哲の追っかけ 4〜10
    卜部哲次郎・鐵心和尚の参考文献リスト
    あとがきにかえて
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きょう著者の方から、このけっこうな本を寄贈していただきました。こちらはまったく忘れていたのですが、20年近く昔に虚無思想研究会の大月建氏を紹介したことを感謝されてのことのようでした。(※数年前に亡くなった大月氏については、このブログの2016年03月13日に記事があります)
さて、この記事を書くために「卜部哲次郎」をググったら、1番上に出てきたのが、あきれたことにわが三月書房の「虚無思想研究の在庫」のページでした。そのことだけでも彼が世間的にはほぼ無名の人物であることがわかるでしょう。辻潤の高弟と自任する卜部哲次郎については、辻潤関係の本などにちらほら出てくるほかは、著書も伝記もなく、ほとんどその生涯は不明でした。この本の著者の大竹氏はふとしたきっかけで今世紀の初めに「卜哲の追っかけ」を始められましたが、その精力的な探索の結果、従来不明だった生年月日、本籍、家系、経歴、僧歴等がかなり詳しく解明されました。最終学歴は不明のままですが神戸の高等商業(現神戸大学)かと想像されています。
卜部哲次郎は1900年生まれ、辻潤や吉行エイスケ、高橋新吉らダダ系、アナ系の人々と交友があり、昭和の初めに出家、臨済宗の禅僧・鐵心和尚となり愛媛の円通寺住職として1949年に没。遺族は80歳代の娘さんがご健在。
この本には大竹氏が現在までに入手されたすべての詩文と書簡類等が収録されていて、これらがおよそ400頁分。そして残りの200頁分が卜部についての探索記「卜哲の追っかけ」と、年譜、家系図、資料等です。大竹氏によれば鐵心は「飲んだくれのクソ坊主」だったそうですが、あの時代に自由に生きて、兵士にも囚人にもならずに過ごせたのだから、やや早死にとはいえまずは楽しい人生だったのではないでしょうか? なお、この本は地方小出版センター扱いにて10月22日発売とのこと。三月書房でも通販可能ですが、分厚いので送料が510円もかかりますから、なるべくご近所の書店で取り寄せてもらうことをおすすめします。発行部数はわずかと思いますのでお急ぎください。なお、発行所のサイトに著者による紹介記事があり、卜部哲次郎の全作品リストや肖像写真等を見ることができます。

この本の通販は三月書房のサイトの“「南天堂」関係者などの本の在庫”のページからメールでどうぞ。なお、寺島珠雄著「南天堂:松岡虎王麿の大正・昭和」に卜部哲次郎は数カ所登場しています。

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2018年10月01日

「やちまたの人 編集工房ノア著者追悼記続」

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「やちまたの人 編集工房ノア著者追悼記続」涸沢純平 
定価2000円+税 編集工房ノア

昨年秋に出た涸沢純平社主の「遅れ時計の詩人 編集工房ノア著者追悼記」はたいへんよく売れましたが、待望の続巻が刊行されました。この巻には、足立巻一、川崎彰彦、塔和子、杉山平一、鶴見俊輔、東秀三、三輪正道らへの追想などが収録されています。前巻に続いて巻末に附されているわりと詳細な略年史は2006年7月から2018年10月1日まで。数年後には追悼記の続々と略年史の続きを刊行していただきたいものです。なお、この巻の帯文は山田稔氏が書いておられますが、上記の書影をクリックして拡大していただくと読めるはずです。

「やちまたの人 編集工房ノア著者追悼記続」のほか編集工房ノアの本の通販は、三月書房のサイトの「編集工房ノアの本の在庫」のページからどうぞ。今なら「海鳴り30号」が残っています。

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2018年08月13日

「脈 98号 写真家 潮田登久子・島尾伸三」

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「脈 98号  写真家 潮田登久子・島尾伸三」比嘉加津夫・編集
 A5判/193頁 定価1300円+税 脈発行所

*目次
  特集  写真家 潮田登久子・島尾伸三
   潮田登久子  本の景色と私
   島尾伸三   思い出と注釈
   飯沢耕太郎  島尾伸三と潮田登久子の「写真的結婚」
   阿部日奈子  素性の知れたふたり
   鳥原 学   島尾伸三と潮田登久子の写真的生活
   加持ゆか   見えるものと見えないものを巡って
   大上真一   写真集『BIBLIOTHECA』(潮田登久子)について
   松岡良樹   本の景色と私たち
   仲里 効   季節風に吹かれ、カフカ的に
            ――島尾伸三の〈照片〉と〈雑文〉の曲率
   神林 優    グリル網
   倉石信乃   常在のVISTA―島尾伸三「生活」を見る/読む
   満留伸一郎  輪郭と光――島尾伸三の写真
   西蔵盛史子  伸三さんと登久子さん
   比嘉加津夫  凝羅儒的にふたりの写真家――島尾伸三と潮田登久子
  俳句 玄 子  老いの入り舞い
     仲本彩泉 カウントダウン
  詩  伊良波盛男  夜の川
     仲本 瑩   海嘯(3〜5)
     西銘イクワ  「永山則夫の罪と罰」を読んだ
  小説 東木武市   島の西郷どん(2)
     仲本 瑩   バラードの斧ひかりの檻(50〜52)
     杼該 至矢  密室(3)
     比嘉加津夫  マカテの馬琴論 平敷屋朝敏の謎(9)
  論考 村上一郎   村上一郎未発表日記と『試行』X
             ――1963(昭和38)年の日記[1](佐伯修 編・註)
     松岡祥男   特集「沖縄を生きた島成郎」を受けて
               吉本隆明さんのこと(18)
     青柳瑞穂   キーツとトムソンの「怠惰」な詩(前篇)
             怠けて生きたい私たち(15)
  編集後記
  表紙写真=「島尾敏雄の裏日記など」撮影・潮田登久子
  題字= 比嘉良治 本文カット= ヒガカツオ

潮田登久子・島尾伸三夫妻の特集号で、ご自分たちの写真作品とその注釈、そしてエッセイを寄稿されています。潮田氏の「本の景色と私」は2017年刊行の『本の景色 (SERIE BIBLIOTHECA)』と関係のあるらしきものですが、この本は高価な上に一般流通もしていないようなので仕入れかねていて、現物未見のためなんともわかりません。ちなみにこの写真集の版元はウシマオダとなっていますが、これはご夫妻の自家出版社のようです。娘のまほ氏を加えた3人のサイト「Ushimaoda」というのもあります。島尾伸三氏の「思い出と注釈」は伸三氏撮影による島尾敏雄とその家族の写真25点です。これらの写真はたぶん未公表だったのではないかと思いますが定かではありません。
「脈」次号の特集は「吉本隆明が尊敬した今氏乙治作品集(仮題)」で11月刊行予定
脈発行所の本の通販は三月書房のサイトの「脈発行所の本」のページからメールでどうぞ。「脈」と「myaku」のバックナンバーも少しあります。

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2018年07月16日

「黒のマガジン」第3号 特集・水木しげるとアメコミの世界 

152533522048391002180.jpg 「黒のマガジン」第3号 定価800円(税込)

10年以上前に創刊号を扱ったことのある「黒のマガジン」の第3号が突然入荷しました。第2号は扱った記憶がありませんが、8年ほど前に出ていたようです。この第3号の特集は“水木しげるとアメリカンコミックスの世界”。発行所のブログによると“水木マンガを開いては「このコマってどこかからパクったぽいよな」など他愛もない話を収録してはいましたが、十数年経ってこんな完璧な感じで証明、てか照合されるとは!いやーほんと大爆笑です。ただひたすら水木マンガの元ネタを引っ張りだしてるだけなのに、こんなに笑えるとは。他にも足立&藤本対談と、足立さんのコラム「鬼太郎の髪の毛針はアメリカ製か」は必見ですわ。”というようなものです。図版多数収録されてます。ほかに炭子部山貝と藤本和也の漫画も載ってます。それから、黒マガ増刊号「ミズキカメラ」上下巻、496頁という限定版の資料集も出ているそうですが、こちらはイベントでの直販のみとのことなので入荷予定はありません。8月には第4号「特集・水木しげると写真の世界」も出るそうです。こちらは入荷するかもしれません。詳しくは発行所のブログでお確かめください。
藤本和也さんのブログ(仮タイトル)
「黒のマガジン」のブログ
この雑誌の通販は通販は三月書房のサイトの“他店ではあまりみかけない本”の頁からメールでどうぞ。

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2018年07月02日

「ぽかん」7号

pokan07.BMP 「ぽかん」7号

 本文88頁/定価700円+税 編集・真治彩/発行・ぽかん編集室
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*目次
 ひょうそ ー「門司の幼少時代」(二) 山田稔
 大学ノートに万年筆で 片山令子
 私的、悼むことについて 株田和生
 最後の授業 岩阪恵子
 おばあちゃんからの便りと、最期の絵日記 郷田貴子
 文学者の映画エッセイをめぐって 高崎俊夫
 7四月に雪が降ることもある 福田 和美
 ぬいぐるみの鼠――忘れることに抗う 服部 滋
 書物の城塞   渡辺尚子
 湖魚の道が交わるところ 澤村潤一郎
 a poem as an amulet――片山 令子さんのこと 真治彩
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
この号も前号同様おまけ冊子はついていません。山田 稔氏のは7頁分。たぶん次号以降も続くのでしょう。
「大学ノートに万年筆で」は3月に亡くなった片山令子さんの遺稿です。お亡くなりになっていたということは、この号の真治彩さんの記事で初めて知りました。少し不思議なのは、けっして無名ではなく著書も多い方なのに、ネットで検索しても訃報記事がみつからないことです。それどころかウィキペディアの項目すらないのはなぜなのでしょう。本人がSNSの類に手を出さなくとも、どうでもいいことまでアップされるのがネットなのに、よほどうまいこと避けておられたのでしょうか?
この本の通販は三月書房のサイトの“他店ではあまりみかけない本”の頁からどうぞ。「ぽかん」のバックナンバーは1号以外は揃っています。

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2018年05月26日

山田稔『こないだ』 本日入荷!

konaida.JPG 山田稔『こないだ』定価2000円+税 編集工房ノア

山田稔氏の新刊『こないだ』は、35篇の比較的短い文章をまとめた、エッセイ集あるいは雑文集とゆーよーなものです。初出の時期はばらばらで、1986年の「日本文学を読む会会報」から、今春出たばかりの「海鳴り30」まで、そして未発表が3篇です。量的に多いのは「週刊朝日」の読書欄掲載の書評で11篇。「海鳴り」のは24.27.28.29.30.の5篇。ほかは「VIKING」「ぽかん」「大和通信」…etc。上の写真ではわかりにくいかもしれませんが、装幀がこれまでのとまったく違って、カバーなし、表紙と背に書名と著者名を印刷した紙片が貼付されています。
この本の通販は、三月書房のサイトの「編集工房ノアの本」のページあるいは「山田稔の本」のページからメールでどうぞ。送料等140円。いまならご希望の方には「海鳴り 30」を同送可能です。

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2018年05月14日

「脈 97号 沖縄を生きた島成郎」

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「脈 97号 沖縄を生きた島成郎」比嘉加津夫・編集
 A5判/213頁 定価1300円+税 脈発行所

*目次
  特集 沖縄を生きた島成郎
    河谷史夫  島成郎という人
    内田聖子  佐藤幹夫『評伝 島成郎』を読む
    齋藤愼爾  島成郎と吉本隆明――〈6.15〉の思想をめぐって
    松本輝夫  島成郎と谷川雁――終生「革命」の本義に生きた
           二人をめぐって
    坂口 博  生田浩二と島成郎――そして谷川雁「世界をよこせ」
    今野哲男  沖縄のヤスリ
    川満信一  対談「沖縄の精神医療をどう考えるか」/
           島成郎について
    村瀬 学  風を結ぶ――固有名の「ブント」から、
           愛称の「ブント・結び」へ
    仲里 効  窓を開ければ――〈非〉と〈反〉の果てまでも
    添田 馨  島成郎の〈沖縄〉――佐藤幹夫『評伝 島成郎』
           その生き方を継承してゆく意味について
    玉木一兵  島イズム三様の志
    比嘉加津夫 島成郎の決断
   書評 三上治 帰らざる1960代 『唐牛伝』から
   俳句 仲本彩泉  カウントダウン
   詩  仲本 瑩  海嘯(1〜2)
   小説 杼該 至矢 島の西郷どん
      仲本 瑩  バラードの斧ひかりの檻(48〜49)
      伊良波盛男 酋長
      比嘉加津夫 マカテの小説 平敷屋朝敏の謎(8)
      杼該 至矢 密室(2)
   論考 村上一郎  村上一郎の未発表日記と『試行』9
        ――1962(昭和37)年の日記(8) (佐伯修 編・註)
      松岡祥男  言葉の力を信じて 吉本隆明さんのこと(16)
      青柳瑞穂  ゆっくり生きる“詩”怠けて生きたい私たち(14)
      比嘉加津夫 極私的に佐野眞一を
   編集後記

q.jpg 佐藤幹夫『評伝 島成郎』
今年の三月に筑摩書房から刊行された佐藤幹夫氏の『評伝 島成郎』を承けて編集されたこの号の特集は、 「沖縄を生きた島成郎」。島成郎と川満信一対談は『新沖縄文学』66号(1985年)からの再録ですが、その他はすべて新稿です。

kiga45.BMP 『飢餓陣営45 島成郎総特集号』
昨夏には佐藤幹夫氏の個人編集誌「飢餓陣営」が島成郎総特集号を発行しています。こちらも合わせてお読み下さい。内容詳細は、三月書房のサイトの「飢餓陣営発行所の本」のページでごらんください。もちろん通販もしています。
「脈」次号の特集は「写真家・潮田登久子と島尾伸三(仮題)」で2018年8月20日刊行予定。
脈発行所の本の通販は三月書房のサイトの「脈発行所の本」のページからメールでどうぞ。「脈」と「myaku」のバックナンバーも少しあります。

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2018年04月24日

耽美探究誌「薔薇窗28号」

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耽美探究誌「薔薇*窗 BARAMADO」28号(2017年9月)
 A5判/94頁 頒価1300円 刊行者・石川貴一/発行所・書肆菫礼荘

 *目次
   戦後最大の性愛雑誌『夫婦生活』に探す同性愛/渡辺 豪
   続菫太郎の泥棒日記1/菫 太郎
   禁色抄−戦後文学におけるホモセクシュアリティ余聞4/山中剛史
   薄明母音/石川貴一
   編輯後記

「薔薇*窗」28号が入荷しました。昨年9月の発行となっていますが、たぶん少し遅れたのでしょう。この雑誌は24号までは“耽美文藝誌”で、25号からは“耽美探究誌”となっています。ちなみにこの28号は、研究、手記、評論、小説が各1篇で、文藝誌のころよりも、研究、評論、論考のウエイトが増えているようです。しばらく在庫を切らせていた25号も再入荷しましたから、今なら“耽美探究誌”の25号〜28号が揃います。各号限定100部なのでお早めにどうぞ。
この本の通販は三月書房のサイトの“他店ではあまりみかけない本”の頁からどうぞ。

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2017年11月23日

「GANYMED」vol.71 終刊号

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「GANYMED」THE FINALL vol.71(Dec.1.2017) 定価2100円(税込) 銅林社

武田肇氏編輯の詩歌文藝誌「ガニメデ」の終刊号が入荷しました。この“毎号解散する”同人誌は1994年の創刊で、年に3冊のペースで刊行されていました。うちの店が扱うようになったのは30号あたりからでしたが、いわゆる同人誌特有の貧乏くささのまったくない、堂々たる風格の冊子でした。この雑誌に限り送料無料で通販してますが、500頁を超えるときもあり、メール便で送れなくて高くついたことも少なくありません。詩歌句は苦手なので創作部分はまったく読んでいませんが、主宰の武田氏による編輯後記は世間の詩人や詩集や版元に対する遠慮のない批判がまことに面白く愛読しています。おかげで、なぜうちの店で短歌は売れるのに、詩集はさっぱり売れないのかがちょっとわかりました。
この雑誌の通販は三月書房のサイトの“他店ではあまりみかけない本”の頁からどうぞ。バックナンバーもとびとびですが20号ほど残っています。すべて在庫僅少につきおはやめにどうぞ。

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2017年11月20日

「アナキズム・カレンダー2018」

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「アナキズム・カレンダー2018 マフノ叛乱運動100周年」
A4横サイズ/28頁/価格1200円(税込) アナキズム文献センター 編集・発行

今年は例年になくほどよい時期に「アナキズム・カレンダー2018」が入荷しました。スタイルはここ数年のと同じで一月分が2頁、開くと上部が記事、下部がカレンダーとなってます。表記は例によって曜日はエスペラント表記で月曜始まりです。
特集は「フノ叛乱運動100周年」。発行所のサイトによれば、“1918年から1921年にかけて、ボルシェヴィキ(赤軍)・白軍(デニキン軍・ウランゲリ軍)・民族主義者(ペトリューラ軍)といったあらゆる抑圧者に対して、労働者の自由のための闘争を展開した”のだそうです。
ついでながら、黒色戦線社から石川三四郎著の「マフノ農民運動」という小冊子が刊行されています。アマゾンでは高価のようですが、まだ発行所には在庫が少し残っているようです。定価500円+税
このカレンダーの送料は100円、2015年の「山鹿泰治」も少し残っています。こちらも税込み1200円、送料は2冊でも4冊でも100円です。お申し込みは三月書房のサイトの「南天堂関係者の本」のページからメールでどうぞ。黒色戦線社の本もまだかなりたくさん残っています。

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2017年11月16日

「脈 95号 火野葦平と沖縄」

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「脈 95号 火野葦平と沖縄」比嘉加津夫・編集
 A5判/221頁 定価1300円+税 脈発行所

*目次
 特集 火野葦平と沖縄
    火野葦平  地獄島沖縄
          ブナガヤ河童
    玉井史太郎 「ちぎられた縄」
    坂口 博  火野葦平と沖縄
    松本輝夫  火野葦平と沖縄への前衛的志情――谷川雁との接点にも触れて
    大國眞希  火野葦平河童作品考――『河童曼陀羅』を中心に
    北野辰一  沖縄 火野葦平と木下順二
    新城兵一  邂逅の徴に
    仁衡琢磨  「本土」人が描いた沖縄と基地問題――火野葦平と当事者性
    仲程昌徳  「悲恋瓦屋節」考――火野葦平絶筆小説をめぐって
    松島 淨  火野葦平ノート
    松下博文  葦平のゐる風景
    上間常道  一通の書簡――火野葦平と比嘉春潮を結ぶもの

   俳句
    仲本彩泉   記憶は影絵(2)
   詩
    仲本 瑩   きざし(他2篇)
    波平幸有   永遠に届かない(他2篇)
    東木武市   若い頃のメモ帳より
   小説
    伊良波盛男  明けの明星
    仲本 瑩   バラードの斧ひかりの檻(40〜43)
    比嘉加津夫  マカテの逆襲 平敷屋朝敏の謎(7)
   論考
    村上一郎   村上一郎未発表日記と『試行』[7]
            (佐伯修 編・註) 1962(昭和37)年の日記(6)
    松岡祥男   吉本隆明さんのこと(15)
    深谷 考   野呂邦暢、風土へのヴィジョン(7)
    青柳瑞穂   作家たちの「怠け」 怠けて生きたい私たち(12)
    比嘉加津夫  吉行淳之介と島尾敏雄
    川満信一   ヤポネシア論と南島論の行方
    編集後記
    表紙写真 玉井史太郎氏提供(本文写真含む)
    題字= 比嘉良治 本文カット= ヒガカツオ



この号の特集はちかごろほとんど話題に上がらないような気がする火野葦平ですが、検索してみるとここ数年社会批評社がわりと廉価で10冊ほど新たに刊行しているようですから、まだ読まれているのでしょう。この号に再録された「地獄島沖縄」は1957年に「九州大学新聞」に掲載されたエッセイで単行本未収録とのことです。
次号の特集は「東峰夫の小説世界(仮題)」で2018年2月20日刊行予定。比嘉氏に聞いた話では、100号までの特集内容はほぼ固まっているそうです。
脈発行所の本の通販は三月書房のサイトの「脈発行所の本」のページからメールでどうぞ。「脈」と「myaku」のバックナンバーも少しあります。

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2017年10月28日

ぽかん別冊『淀川左岸』

yodogawasagan.JPG ぽかん別冊『淀川左岸』

『遅れ時計の詩人』出版記念 ぽかん別冊『淀川左岸』
   A5版28ページ 価500円(税込)  発行・ぽかん編集室

*目次
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 ノアの時計 山田稔
 編集工房ノアのこと 佐久間文子
 話すこと、話さないこと 樋口 塊
 働く人の詩 真治彩
 涸沢さんのグリンプス 扉野良人
 ノアの本  畠中理恵子
 同じ建物 伊東 琴子
 背なかまるめて ひとり死んでゆくのだし  服部 滋
 私なりのノア 能邨陽子
 関西の人々のつながりが本を生みだす 編集工房ノア探訪記 坪内祐三
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
先月上旬に出た編集工房ノアの涸沢純平社主の著書『遅れ時計の詩人』は、こちらの予想を大幅に上回る売れ行きで、すでに30冊近く売れています。もちろん山田稔氏の新刊のほどではありませんが、ちかごろ文芸書で2桁売れる本はほとんどないのでうちの店としてはけっこうな出足です。このぽかん別冊には、山田稔氏ほかの書下ろしに加えて、「本とコンピュータ」2002年秋号に載った坪内祐三氏の探訪記が再録されています。この記事は「本とコンピュータ」で読んだはずなのに完全に忘れていましたがとても面白いので、2017年の探訪記をどこかに発表してくれるとよいと思います。
この本の通販は三月書房のサイトの“他店ではあまりみかけない本”の頁からどうぞ。「ぽかん」のバックナンバーは1号以外のすべてと、別冊「昨日の眺め」 、「感想文集(天野さんの傘)」も残っています。

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2017年09月06日

編集工房ノアの社主の本「遅れ時計の詩人」

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「遅れ時計の詩人 編集工房ノア著者追悼記」涸沢純平 
定価2000円+税 編集工房ノア

編集工房ノアの新刊は涸沢純平社主の本です。副題にあるように、同社から刊行された著者のうちで、お亡くなりになった人々への追悼文などを集めたもので、自社のPR誌「海鳴り」掲載と外部のミニコミ等への寄稿から選ばれています。あとがきによれば、この本は2006年に校正刷りの段階まで行きながら、出版を躊躇されていたものを、そのまま刊行されたのだとのこと。したがって、巻末に附されているわりと詳細な略年史も残念ながら2006年までしかありません。この本がよく売れたら、ぜひ続編を出していただけるとけっこうかと思います。
略年史によると同社は1975年(昭和50年)9月の創業ですから、今年で42年目となります。「海鳴り」も創業の年に創刊されていますから、年刊だったら今年で42号のはずですが、今年の春に出たのは29号でした。ちかごろきっちりと年1冊のペース出ているので、なんとなく年刊だと思っていましたが、途中はけっこう不定期だったようです。
ところで、書影をクリックして拡大していただくと、地方小出版流通センターの川上社長の帯文が読めるはずです。「関西で唯一の文藝専門出版社」とありますが、ほんとに唯一と言い切れるのかどうかやや疑問です。たとえば、京都の青磁社とか大阪の澪標なども文芸書の出版社ではないでしょうか?どちらも地方小出版流通センターの扱いなので、川上氏がご存じないはずはないのですが。

「遅れ時計の詩人」のほか編集工房ノアの本の通販は、三月書房のサイトの「編集工房ノアの本の在庫」のページからどうぞ。今なら「海鳴り29号」残っています。

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2017年08月17日

「脈94号 特集・沖縄の詩人・思想家 川満信一」

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「脈 94号 特集・沖縄の詩人・思想家 川満信一」比嘉加津夫・編集
 A5判/238頁 定価1300円+税 脈発行所

*目次
 特集 沖縄の詩人・思想家 川満信一
   仁衡琢磨  島尾、川満、奄美に逢う
     ――島尾敏雄生誕100年記念祭参加記
   黒島敏雄  時代の同伴者―古代的な陰影と全人的対応
   仲里 効  1968年沖縄・夏の分れ歌
     ――川満信一と伊礼孝の分水界を巡って
   坂口 博  川満信一の詩――「飛翔」と「風葬」をめぐって
   新城兵一  川満信一論序説―〈時後〉思想としての〈反復帰論〉
   かわかみまさと 母語なき時代の超「骨」の思想家
     ――ヤポネシア論を越えて
   松原敏夫  詩は手套のような―川満信一の詩と思想
   仲程昌徳  「母」なるもの――川満信一の詩
   後多田敦  川満信一をめぐる断想「しまのねあがり」としての川満信一
   伊良波盛男 さとりと無碍の人
   仲宗根将二 川満信一大兄とふるさと宮古
   粟国恭子  呟く川満信一さんへ届ける断章―見えない縁を巡って
   比嘉加津夫 川満信一と島尾敏雄
   川満信一年譜
 俳句 仲本彩泉  記憶は影絵
 詩  仲本 瑩  フロリダの男(他三篇)
    東木武市  若い頃のメモ帳より
 小説 伊良波盛男 ニルヤカナヤ王国
    仲本 瑩  バラードの斧ひかりの檻(全100)(37〜39)
 論考 村上一郎  村上一郎未発表日記と『試行』6(佐伯修 編・註)
           1962(昭和37)年の日記(5)
    松岡祥男  『吉本隆明全集』第37巻に触れて
             吉本隆明さんのこと(13)
    深谷 考  野呂邦暢、風土へのヴィジョン(6)
    金田久璋  「眼の華」とはなにか―島尾敏雄「眼華」補論
    青柳瑞穂  篭川京の「怠けのすすめ」怠けて生きたい私たち(11)
    比嘉加津夫 甲状断録
    安里昌夫  日々の断章(8)
    編集後記
 表紙写真 川満信一氏提供(本文写真含む)
 題字= 比嘉良治 本文カット= ヒガカツオ

正直なところ、川満信一という著者の本を販売したことは皆無ではないはずですが、読んだことはなくてこの号を読むまで、何の知識もありませんでした。現在新本で入手可能らしいき本は共著も含めて3冊で、詩集はすべて品切れまたは私家版のようです。1978年泰流社刊「沖縄・根からの問い―共生への渇望」、1987年海風社刊「沖縄・自立と共生の思想」あたりが代表作のようですが、どちらも古書価はわりと高いようです。、
次号の特集は「火野葦平と沖縄(仮題)」で11月20日刊行予定。
脈発行所の本の通販は三月書房のサイトの「脈発行所の本」のページからメールでどうぞ。「脈」と「myaku」のバックナンバーも少しあります。

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2017年08月14日

「飢餓陣営45」「アルテリ04」「鶴見俊輔三の仕事(4)」ほか

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「飢餓陣営 45号(2017夏)」佐藤幹夫・個人編集 定価1000円+税 
<島成郎 総集号 「一身にして二生を経るがごとし」> 飢餓陣営発行所

季刊誌のはずだったけれど、ちかごろは年に2冊出ればよいほうな「飢餓陣営」の最新号は島成郎の総特集です。主な内容は、島成郎新資料―単行本未収録エッセイ、六〇年安保闘争とブント67・1958〜1960、地域精神医療・1971〜1984 沖縄「玉木・久米島」時代。
「飢餓陣営」の通販は三月書房のサイトの“飢餓陣営発行所の本”の頁からメールでどうぞ。バックナンバーも20点ほど残っています。

6e38ce96556c75e1b228d50f0333abf7-213x300.jpg 「アルテリ4号」1000円+税

「アルテリ4号」が入荷しました。3号は分厚くて1200円でしたが、4号はやや薄くなって1000円に戻りました。この程度の分厚さと定価が手頃なような気がします。(※註。上の画像は表紙ではなく、発行所のサイトからコピペしたチラシです。)主な内容は、姜信子「狂っちまえよと、影が言う」、石牟礼道子「詩(五篇)」、町田康「石牟礼さん訪問記」、伊藤比呂美「1通の手紙」、渡辺京二「 『現車』はどこがすごいか」。この『現車』とは福島次郎の小説で、「前編」は56年ぶりの復刊、後編は雑誌連載の初単行本化。すごい小説だそうですが、恥ずかしながら見落としていて仕入れませんでした。あわてて発注しましたが、入荷は盆明けになるでしょう。『現車 前篇』2400円+税、『現車 後篇』2600円+税。論創社刊。
春に重版された創刊号はまた完売ですが、2号と3号の在庫は少し残っています。
アルテリの通販は三月書房のサイト“他店ではあまり見かけない本”のページからどうぞ。

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「鶴見俊輔の仕事(4) 雑誌『朝鮮人』とその周辺」1500円+税

この号のゲストは姜在彦、小野誠之、関谷滋。
鶴見俊輔三の仕事は全5冊の予定で「(1)ハンセン病に向きあって」、「(2)兵士の人権を守る活動」、「(3) 編集とはどういう行為か?」とこの(4)が既刊です。
この本の通販は三月書房のサイトの“編集グループ〈SURE〉の本”のページからメールでどうぞ。

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2017年08月10日

グレゴリ青山「グレさんぽ」

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グレゴリ青山「グレさんぽ 琵琶湖とかインドとか」定価1111円+税 小学館

先月発売の「深ぼり京都さんぽ」に続いて、今月もグレゴリさんの新刊が出ました。この2カ月だけを見れば、まるで東村アキコせんせみたいなペースです。残念ながらまた来月からは吉田秋生センセとか川原泉センセみたいなペースに戻ると思われますが…。

先月の「深ぼり京都さんぽ」は、ネットで無料公開されていましたが、「月刊フラワーズ」とは縁がないので、この本のは読んだことがないのばかりばかりです。じつのところ、うちの店に入荷する漫画雑誌は「アックス」のみなので、「月刊フラワーズ」に限らずほぼすべての雑誌連載漫画は、単行本になるまで読む機会がありませんが…。まだちらとしか読んでいませんが、どれも面白そうです。とくにおまけについている「小ネタ劇場」がいちばん好みなのですが、「小ネタ」ばかりのを年に1冊位のペースで出してもらえないでしょうか。
※三月書房のサイトの「グレゴリ青山の本」のページもごらんください。

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2017年07月05日

グレゴリ青山「深ぼり京都さんぽ」本日発売

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深ぼり京都さんぽ」定価1000円+税 集英社インターナショナル

グレゴリ青山さんの新刊は『京都「トカイナカ」暮らし』以来2年ぶりの京都ものです。宣伝文によれば“「京都人の京都知らず」――それは、生まれ育ったがゆえに京都が身近にありすぎて、その魅力をみすみす見逃している人のことを指す言葉(著者の造語)。”だそうですが、確かにほとんど行ったことのないとこばかりです。もちろん二条城とか東寺とかは行ったことがありますが、観光ではないので別途観覧料のいるエリアには入ったことがありません。その意味では、伏見とか山科ならちょっとした観光気分になりそうなので、機会があれば行ってみたいような気がしないでもありません。とくに、グレゴリさんが3頁も費やして紹介している、山科の「タコ滑り台」には孫を連れて行って滑らせてみたいかも。なお、この巻には、ちかごろよくザコキャラとして登場する、元恵文社堀部君も元ガケ書房山下君も元パルナ書房君も萩君も小生も出てきません。わずかにはんのき中村君が出てくる程度です。そのかわり、新しく職人研究家の米原君が大々的に出てきますが、どういうわけか似顔も口調も本人にちっとも似ていません。堀部君以下はいつも実によく似ているし、今回登場の「ユーゲ」の店主もそっくりなのに、米原君の場合だけどういう脳内変換がおきた結果なのでしょう。それはともかく、グレゴリさんのこの手の漫画は面白い上によく売れるのでうれしい限りです。
なお、8月にもグレゴリさんの新刊が出る予定です。これもスケオタものでなくてなおうれしい。「グレさんぽ ~琵琶湖とかインドとか~ 小学館
※三月書房のサイトの「グレゴリ青山の本」のページもごらんください。

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2017年05月20日

サワダオサム「小山清論ノート」

「他店では(いまのところ)絶対見かけない本」入荷案内

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サワダオサム「小山清論ノート」
   四六判上製/166頁 定価1500円+税 文芸タイムス社(長岡京市)
 *目次
   はじめに
   第一章 純なものを求めて
   第二章 新聞配達と炭坑夫
   第三章 作家として
   第四章 師を求める心
   第五章 晩年の不幸
   別章  小山清と聖書
   あとがき

あとがきによれば「小山清の新聞屋小説を利用して、私の新聞論に決着をつける」思いで書いたとのことです。なお、いまのところこの本は三月書房でしか販売していないようです。

○その他現在入手可能なサワダ氏の著書
  「独断的上林暁論
  「わが上林暁〜上林暁との対話〜
  「初期作品集」
  「けつまずいてもころんでも−新聞販売労働運動史ノート」
  「新聞の底辺から抗議の声を上げた−京都新聞藤ノ森販売所と池内淑子の闘い」
  「底辺から新聞を撃つ−小説・毎日新聞不正経理事件
これらの本の通販は三月書房のサイトの“他店ではあまりみかけない本”の頁からどうぞ。

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2017年05月19日

「脈 93号 特集・鶴見俊輔の世界」

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「脈 93号 特集・鶴見俊輔の世界」比嘉加津夫・編集
 A5判/208頁 定価1200円+税 脈発行所

*目次
 特集 鶴見俊輔の世界
   鶴見俊輔  戦後思想史における根拠地の思想
   矢部 顕  鶴見俊輔講演「戦後思想史における根拠地の思想」解題
          ―米軍輸送機の轟音の下での講演―
   松本輝夫  鶴見俊輔と谷川雁―米国産プラグマティズムと「原点」
         「工作者」の霊妙なる交点
   坂口 博  鶴見俊輔の「サークル雑誌評」
          ―「中央公論」連載の「日本の地下水」―
   内田聖子  村瀬学からまなぶ「鶴見俊輔」
   仁衡琢磨  ことば、鬱病、アナーキズム
   北野辰一  〈井戸と釣瓶〉と二人との出会い ―小田実と鶴見俊輔
   木原滋哉  鶴見俊輔・べ平連・限界政治
  俳句
   仲本彩泉  地誌の迷宮 (10)
  詩
   仲本 瑩  今年の夏の抒情歌
   東木武市  若い頃のメモ帳より
  小説
   伊良波盛男 ドンキホーテ
   比嘉加津夫 処刑された与人 平敷屋朝敏の謎(6)
  論考
   村上一郎  村上一郎の未発表日記と『試行』4(佐伯修編・註)
         ―― 一九六二(昭和三十七)年の日記(4)
   松岡祥男  鶴見俊輔と吉本隆明 吉本隆明さんのこと(13)
   深谷 考  野呂邦暢、風土へのヴィジョン〈5〉
   宮城隆尋  「被災」しない詩語とは 詩から原発を考える(3)
   青柳瑞穂  江戸時代にみる「怠け」 怠けて生きたい私たち(10)
   比嘉加津夫 若杉慧と島尾敏雄
   安里昌夫  日々の断章(7)
   編集後記


鶴見俊輔講演「戦後思想史における根拠地の思想」は1969年3月のもので、1972年に『しゃべる』という機関誌の3号に掲載されましたが、その後、鶴見氏の著作に再録されたかどうかは知りません。
、 次号の特集は「沖縄の思想家 川満信一(仮題)」で2017年8月刊行の予定。 脈発行所の本の通販は三月書房のサイトの「脈発行所の本」のページからメールでどうぞ。「脈」と「myaku」のバックナンバーも少しあります。

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2017年04月06日

「ぽかん」6号が入荷しました

pokan06.JPEG 「ぽかん」6号 700円 ぽかん編集室

3月末に「まだしばらく出そうにないような感じ」と書いたばかりの「ぽかん」6号が入荷しました。この号には過去3号続いたおまけ冊子はついていません。おまけ好きの方はがっかりかもしれませんが、すっきりしていてこのほうが店頭販売は楽です。
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*目次
 門司の幼少時代(一)  山田 稔
 夕暮れ、橋上の人  中野もえぎ
 多喜さん漫筆(六)―〈立派〉の談義  外村 彰
 堤防から  岩阪恵子
 父のチェーホフ(三)―1928年、湯浅芳子  扉野良人
 どうぞのほん 能邨陽子
 おっちゃんの晴着―武田豊のこと  澤村潤一郎
 教会通りの人々  秋葉直哉
 W文庫盛衰記  服部 滋
 千代田区猿楽町1― 2― 4( 其の四) 内堀 弘
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山田 稔氏のは9頁分。およそ何回くらい続くのか、この回だけでは不明です。「W文庫盛衰記」のWは33冊(※リストは掲載なし)で途絶した“ウェッジ”文庫のことで、服部氏はその担当編集者だった方です。うちの店にはまだ在庫が20点ほど残っていますが、返品を大量に断裁されたそうなのでお求めはお早めにどうぞ。
この本の通販は三月書房のサイトの“他店ではあまりみかけない本”の頁からどうぞ。「ぽかん」のバックナンバーは1号以外は揃っています。

posted by 三月山 at 11:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 「本」とか「雑誌」とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする