2008年05月09日

「水明洞2号店」

<天に唾する>京都の書店のうわさ 別冊049

「水明洞2号店」2008/05/04

「水明洞2号店」は3月ごろのオープンだったようです。うわさは聞いてましたが、寒かったりでなかなか見に行けませんでした。場所はこのブログの2007年9月20日付「中井書房と水明洞」にて紹介したゲーム屋の跡です。東から順に水明洞、中井書房、ゲーム屋と3店並んでいたのですが、そのゲーム屋さんに退いてもらって、古書店が3軒並ぶといいいと勝手な希望を書いておきましたが、その通りになって、ちょっとうれしいです。しかし、「水明洞」の2号店になるとは思ってもいませんでした。
あいかわらずどちらの店にも看板がなく、2号店の入口に店名を書いたメモ用紙が貼ってあるだけです。1号店と2号店の間には「中井書房」があり、お客はいったん道に出ないと移動できませんから、2号店にもレジがあります。どちらも10坪未満の店なのに、レジも店番も2倍必要なので、かなり効率が悪そうな気がしますが、それはもちろん大きなお世話でしょう。1号店は店内の100円コーナーが拡充されて、なかなか面白そうな本や他店ならもっと高そうな本がたくさん並んでます。ブックオフの100円コーナーとはぜんぜん趣が違い、一昔前の古書店の店頭均一台に似た雰囲気の品揃えですが、風雨にさらされていないので、状態の悪くない本が多いです。1号店の片隅にはあいかわらずよくわからない骨董品などもありますが、以前よりはかなり減っているような気がしました。2号店は店番が常駐されているためか、1号店よりやや高めのまともな古書がきれいに並んでいます。
大阪の天神橋筋商店街には古書店が集まりつつあるとのうわさですが、この二条通りにもあと数店増えてほしいものです。全国的に地べたの古書店はネットの古書店に負けつつあるようですが、生き残るには集積度を高めるのが一番と思われます。これだけは新刊書店には絶対まねのできない特長ですから。

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2008年01月04日

「アバンティブックセンター京都店」

<天に唾する>京都の書店のうわさ 別冊048

「アバンティブックセンター京都店」2008/01/03

京都市が京都駅八条口前の再開発として建設した「アバンティ」は1984年のオープンで、当初の予定では同規模のビルを南側にあと2棟建設し、その3棟と京都駅を空中通路や地下道で互いに結ぶというものでしたが、1棟のみで途絶しました。しょせんお役所仕事ですから、もし完成していても、大阪梅田の駅前第1〜4ビルのような寂れ方になったであろうことはほぼ確実ですが。
この「アバンティ」の地下1階から3階は専門店街、3階から6階は「イズミヤ」、7階から9階は結婚式場や貸ホール、地下2階と3階は駐車場、そして一部が別棟で13階建のホテルとなってます。オープン時に専門店街に入居した市内の有名店の大多数は、あまりの営業不振で1年も持たずに退去してしまいましたが、「イズミヤ」が何とか踏ん張ったのは、書籍売場が予想外の大成功したからに違いありません。当初は6階の7割程度の300坪位でしたが、現在は文具を含めてワンフロアを占有しています。もともと「イズミヤ」には本格的な書籍販売のノウハウがなかったそうですが、他の階のテナントとの兼ね合いで、扱い可能な雑貨類が限定されたために、売場を埋める必要上、やむをえず書籍を多く扱うことにしたのだが始まりだった聞いてます。当時の京都には300坪級の「駸々堂京宝店」があった程度で、ほかに競合する大型書店がなかったことと、京都駅を利用する滋賀県や京都府南部や奈良県からの通勤通学客が大歓迎したことが成功の主な理由だったようです。
いまではこの書籍売場は「株式会社アバンティブックセンター」として分社化され、「イズミヤ」の子会社となっています。この会社は各地の「イズミヤ」内に、大型総合書店「アバンティ」を5店と、小規模店「アミーゴ書店」を50店以上も展開しています。ぜんぜん気が付きませんでしたが、京都市内にも6店あるようです。

1月3日に「アバンティブックセンター京都店」に行ってみましたが、さすがによく繁盛していたものの、繁盛していて当然の日なので、 あまり参考にはなりません。しかし、最近届いた「筑摩書房」、「東大出版会」、「みすず書房」の書店別売上げデータを見ると、前年比40%程度の増加になっていますからたいへん好調のようです。これは、京都駅北口にあった千坪級の「旭屋書店」が、昨年2月に閉店した余波と思われます。しかし、「旭屋」と同時に「近鉄百貨店」を閉め出された「ソフマップ」が、「アバンティ」の5階を全階占めて移転オープンした相乗効果も少なくないでしょぅ。「ソフマップ」自体も「近鉄」当時よりも広くてまとまりのよい売場になっているように思えました。以前の「アバンティ」の5階は「JEUJIA」他のパッとしないテナントが雑然と並ぶ活気のないフロアでしたから、この入れ替わりの好影響はかなり大きいでしょう。
なお、「アバンティブックセンター」では、先月倒産した「エクスメディア」の売れ残りを、全品50%引きで売ってました。四条の「ジュンク堂」でも50%引き中との噂を聞いてますが、こういう本は古くなるとまったく売れないので、返品できないのはつらいでしょう。以前なら、倒産出版社の本であっても、なかなか特価販売に踏み切ることは難しいようでしたが、ちかごろはかなりやりやすくなっているようでけっこうなことです。何しろ今年は間違いなくさらに景気が悪くなりそうですから。

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2007年12月18日

1階でふつうの書店を再開「永澤金港堂」

<天に唾する>京都の書店のうわさ 別冊037の2

「永澤金港堂」2007/12/18

このブログの2007年04月15日にて、教科書専門書店の「永澤金港堂」の新ビルの記事を載せましたが、その時は車庫だった1階が、最近書店として再オープンしてました。たぶん11月の半ばごろに改装が終ったのでしょう。ビルの新築工事の前は2階建ての1階部分が書店でしたから、これで元に戻ったわけです。やはり、1階を車庫にしておくのはあまりにもったいないということになったのではないでしょうか。カウンターで仕切られた奥の部分には、事務室兼倉庫のような感じです。カウンターより手前の売場部分は5坪程度でしょう。商品の大部分は雑誌類で、文庫、新刊、実用書少々というところですが、コンビニとはかぶらない客層を対象にしているように思えました。教科書類はカウンターでたずねれば、奥から出してくれるのでしょう。この通りには、北へ行っても南へ行っても、コンビニと古書店以外の書店が存在しないので、近所のひとびとには便利でしょう。このあたりは猛烈な勢いでファミリー・タイプのマンションが増えていますから、ひところよりも人口がかなり増えているはずです。

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2007年10月23日

「ブックファースト京都店」オープン

<天に唾する>京都の書店のうわさ 別冊047

「コトクロス阪急河原町」2007/10/23

10月19日にオープンした「ブックファースト京都店」を見てきました。四条河原町北東角にできた「コトクロス阪急河原町」というビルの3階から6階です。地階が阪急河原町駅に直結というのが売りですが、そこから3階の「ブックファースト」まではエスカレーターがつながってなくて、エレベーターを探すのもめんどうで、通りがかりにふと立ち寄るという感じではぜんぜんありません。1階の河原町通りからだと、入ってすぐのところに上りのエスカレーターがあるのでややましですが…。6階は半分が飲食店ですから、書店部分は3階半で、計400坪強ということです。ワンフロア400坪ならいいのですが、角地の三角ビルのため、どの階も売場の有効面積はたいしたことなく、ちまちまとした感じで、徘徊する楽しさというのはほとんど感じられません。品揃えについては、こういうフルラインの店は、8割くらいはほぼ自動的にどこも同じになりますから、あとの2割くらいで個性を出すということになるのですが、ビル全体が20〜30代の働く女性向けらしいので、書店もおそらくそうなのでしょう。そういう方面にはぜんぜん詳しくないので、いい線なのかどうかは判断できません。わかる範囲でいえば、コミックはかなり少な目で、なぜかいまどきパソコン系の本がけっこう多いように見えました。
このビルは地上8階地下1階で、屋上に自転車と単車の駐輪場があるのが目新しいように思います。「ブックファースト」以外はレディスファッションと飲食店ですが、遠くからでもわざわざ来る人が多いような店なのかどうかは、まったく知りません。ワーキングプアの時代ですが、働く女性にターゲットを絞ったらしいこのビルが繁盛するようなら、まだまだ正規雇用の労働者が多いということでしょう。あるいは、条件のよくない不安定雇用であっても、実家に同居している人が多いということでしょう。もちろんこれは箸にも棒にもかからない店ばかりだとしたら何の意味もない話ですが…。それにしても、なんだか印象の薄い店が数店並んでいた街角に、いちおうちゃんとした商業ビルが建ったということは、河原町通りの「下流化」を少しは遅らせることになるでしょう。しかし、このビルの斜め向かい、河原町オーパの北となりに8月にオープンした「日新河原町ビル」という8階建ての商業ビルは、1〜3階に「GAP」が入居しているものの、4階から上は全階空き室のままです。こういう新築ビルのテナントが埋まらないままでオープンするというのは、なんだか不景気な感じですがどうしたことなのでしょうか。

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2007年10月16日

「アニメイト京都店」&「メロンブックス京都店」

<天に唾する>京都の書店のうわさ 別冊046

「アニメイト」&「メロンブックス」2007/10/16

アニメイト京都店」と「メロンブックス京都店」が入居している、新京極通蛸薬師下ルの「パッサージオ」は吉本興業が経営する商業ビルで、以前は「京都花月劇場」でした。1990年ごろの新築オープンだったと思いますが、「アニメイト」が入店したのはたぶん10年位前だったでしょう。「アニメイト京都店」は四条通の「ブックストア談」の3階から、河原町通の(今は無い)「丸善京都店」の真向かいの「清水屋レコード」のビルに移転し、さらに数年後に現在のビルに移転しました。「メロンブックス」という本屋については、社名すら初耳でしたが、同社のサイトによれば、20店舗近く展開しているけっこうな会社のようです。京都店がここにあることは今日まで知りませんでしたから、いつごろオープンしたのかはまったくわかりません。
似たような書店が2店並んで競合しないかと思うのですが、「アニメイト」の扱いジャンルは「アニメ関連」、「メロンブックス」は「(男性向け)同人ショップ」ということで、よくはわかりませんが微妙に違うのでしょう。「同人ショップ」というのは「コミケ」の常設店のようなものらしく、同人誌、同人ソフト、同人ゲーム、同人アニメなどを販売する新しい業態のようです。いわゆるオタク系の文化については、岡田斗志夫や唐沢俊一らの本と、木尾士目の「げんしけん(全8巻)」程度の知識しかないので、現状については何も知らないのも同然です。この2店も中に入る気がしなかったので、ビルの外から看板の写真を撮っただけです。というわけで、今日現在、この場所にこの2店があったということのみ記録しておきます。

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2007年10月07日

「信長書店四条河原町店」

<天に唾する>京都の書店のうわさ 別冊045

「信長書店四条河原町店」2007/10/02

「信長書店四条河原町店」は河原町ではなく、寺町通四条下ルの綾小路角にあります。このあたりは、秋葉原や日本橋をうんと狭くした電気店街ですが、京都駅前ほか市内各所に「ヤマダ」「ヨドバシ」「ビック」などの大型店が次々にオープンしたため、見る影もないほど寂れつつあります。秋葉原や日本橋では「オタク」や「萌え」関係の店が繁盛しているそうですが、こちらではあまりそちらの方向への発展はないようです。「信長書店」のオープンは2002年秋で、いよいよ寺町もオタクの街になるという先駆けかとちょっと期待しましたが、あまり後に続く店が集まらなかったためか、いまいち好調とは見えません。開店当時は4階まであった売り場が、現在は3階までになっています。もともと少なかった一般書や雑誌もほとんどなくなり、書籍関係ではコミックのほかはライトノベルなどの文庫本がある程度です。これはこの店に限ったことではありませんが、PC関係の本や雑誌もかなり少なくなっています。その他のアニメやエロゲーやフィギュアや同人誌関係はぜんぜん詳しくないので、品揃えの傾向や質や量についてはなんとも判断できかねます。

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2007年09月26日

「メリーゴーランド京都」店

<天に唾する>京都の書店のうわさ 別冊044

「メリーゴーランド京都」店2007/09/25

四日市の児童書専門書店「メリーゴーランド」の京都店が17日にオープンしたと新聞に載ってたので見学に行ってみました。「メリーゴーランド」は児童書専門書店としては30年ほど続いている有名店で、店主の増田氏は5年ほど前に晶文社から「子どもの本屋はメリー・メリーゴーランド」という本も出されてます。京都での学生時代から、うちの店のお客さんだったそうで、3年前に「KOKOCHINO」というよくわからない雑誌の「居心地のいい本屋」という連載記事の第2回にて、うちの店をルポしてくださったことがあります。この第1回はもちろん「メリーゴーランド」で、第2回がうちの店、そしてたぶんそこでこの雑誌は潰れたようです。そんな雑誌ですから、読まれた方はほとんどなかろうかと思いますが、カラー写真入り4頁のけっこうな記事でした。それはともかく、京都店は河原町四条を二筋ほど下がった東側の、「壽ビルデイング」という、大正か昭和初期に建ったらしい、元銀行だったとういうビルの5階にあります。まことに残念なことに、火曜が定休だということで閉まってました。5階には相談役だの顧問だの名誉頭取だのの個室だったのではと思われる小部屋がいくつかあり、その1室に看板が出ていました。お隣の何屋さんだかよくわからなかったお店の方に聞いたところでは、たんなる名義貸しではなく増田氏の直営で、店長も本店から派遣されている方だそうです。雑居ビルの5階とはいえ四条河原町の交差点から5分ほどの一等地に支店を出せるとは、いまどきえらいものです。しかし、定休日がうちの店と同じなので見学に行く機会はほぼ永久になさそうです。なお、「メリー・ゴーランド」のサイトには、どういうわけか、まだ京都店の情報は何も載っていないようでした。わりと突然の思いつきで開店されたのかもしれません。

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2007年09月20日

「中井書房」と「水明洞」

<天に唾する>京都の書店のうわさ 別冊043

「中井書房」と「水明洞」2007/09/18

二条通の鴨川と東大路通のほぼ中間地点に2店並んで古書店があります。蔵書一代の看板を掲げ、人文系の良質な本を整然と並べた「中井書房」と、本・雑誌・チラシ・ポスター・軸物などのほか、骨董品などもあってまことに混沌とした雰囲気の「水明洞」の2店です。「水明洞」のほうにはどういうわけか看板や店名札が見あたらないので、外から見ただけだと全部が「中井書房」に見えないこともありません。この2店は1995年ごろに前後して開店したようですが、どちらもなかなか個性豊かな古書店らしい古書店です。当時はこの2店の10軒ほど東に「奥書房」という新古兼業の美術書専門店もありましたが、こちらは20世紀末頃に移転してしまいました。せっかく3店も並んだのですから、もっと集まって古書街を形成してくれればよかったのに残念なことです。古書店というのは、2店並べは1店づつバラの時よりも、少なくとも何割かは来店者が増えるはずです。京都にはけっこうな古書店が数十店ほど健在ですが、残念ながらほとんどが散在しています。どこかに10店位まとまってあるとよいのにと以前から思っているのですが、もはやそんな時代ではないかもしれません。しかし、10店は無理としても、「水明洞」と「中井書房」の入っている建物にはもう1店「バッテリー」というゲーム屋がありますから、ここを何とか空けてもらって、どこかの古書店が移転されれば、3軒並んで繁昌するのではないでしょうか。

「水明洞」2007/09/18   「中井書房」2007/09/18

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2007年08月06日

「檜書店京都店」の仮店舗

<天に唾する>京都の書店のうわさ 別冊023の2

「檜書店京都店」跡地2007/08/05hinoki4.JPG

二条通麩屋町北東角の「檜書店京都店」は一月ほど前に取り壊されました。このブログの2006年09月21日の頁に、在りし日の店舗写真が掲載してありますが、跡地には店舗附きマンションの建設が確定しています。近所で聞いた話では「檜書店」の自社ビルではなくて、売却済みだそうです。このあたりの「御所南小校区」は、近年たいへん評判がよく、とくにファミリータイプのマンションの売れ行きは抜群のようですから、この敷地面積330平米の角地は、かなりよい値段で売れたことでしょう。現在、「檜書店京都店」は西へ2ブロックほどのマンションの1階に仮店舗兼事務所を構えておられますが、1年後にこのマンションが完成したら戻ってきて「事務所」を開設する予定と、工事現場の案内看板に書いてありました。「事務所」だけで「店舗」の方はどうなるのかよくわかりませんが、たんなる看板の書き間違いかもしれません。うちの店としては、以前のように近場に能楽関係書の専門店があるほうが、何かとありがたいのですが。

「檜書店京都店」仮店舗2007/08/05

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2007年06月29日

「くまざわ書店四条烏丸店」

<天に唾する>京都の書店のうわさ 別冊042

「くまざわ書店四条烏丸店」2007/05/15

四条烏丸の南東角の元・富士銀行のビル(※FTスクエアーとか言うらしい)の地下1階にある、50坪位のまことにどうということのない新刊書店です。阪急烏丸駅と地下鉄四条駅をつなぐ地下道路に直結してますが、開口部が狭いので、そこに書店があることに気が付く人は少ないでしょう。地上のビル1階はみずほ銀行ですが、その地階に書店などがあるという看板はあまり目立ちません。ようするに、近隣の職場で働いている人と両駅を日常的に利用している人を固定客としているのでしょう。しかし、この近辺は書店が少ないので、そういう人たちにはかなり便利かと思います。
同社のHPによれば、現在160店ほどあるようですが、だいたいどこもスーパーや駅ビルのテナントのようです。よくはわかりませんが、どこもせいぜい数百坪以下のような感じです。こういう書店の経営については知識も経験も興味もありませんが、そこそこ繁昌しているショッピングセンターに広すぎない店を構えて、売れ筋の商品のみを販売するのは、一番無難な書店経営なのではないでしょうか?なお、京都市内にはもう1店、駸々堂書店の倒産跡を引き継いだ「京都ポルタ店」があります。1995年頃には京都の近鉄百貨店に200坪弱で出店していたこともありましたが、わずか数年で旭屋書店の千坪店にとってかわられました。おそらく千坪店には興味がないか、儲からないと見切られたかだったのでしょう。

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2007年06月19日

「ブックストア談京都店」

<天に唾する>京都の書店のうわさ 別冊041

d「ブックストア談京都店」2007/05/15

ブックストア談京都店」は1970年代の末ごろの開店だったような記憶があります。のちに大阪や東京にも出店しましたが、京都がグループの1号店でした。ポーラ化粧品のグループ会社のアイシンという会社の経営で、ビルも同社の所有でした。ワンフロア40坪程度ですが、開店当時は1階が雑誌と一般書、2階が人文書専門、そして地下と3階から上は別の業種でした。人文書を優遇したあたりはいかにも1970年代的ですが、これはまったくのハズレだったようで、しばらくするとコミック専門の売場になりました。この変更は大当たりだったようで、1980年代の京都では、ここと「駸々堂河原町店」がコミック売場としてはトップを争っていたように覚えています。その後、3階に「アニメイト京都店」が入居して、ますますコミック関連が充実しましたが、「アニメイト」が河原町に移転した後は、同様の売場をおそらく自前で続けています。
この店では1980年代から90年代にかけて、年に何度か古本セールをしていました。1階のど真ん中を丸ごと「石川古本店」に委託していたようでしたが、現在のブックオフ的な新古本がメインで、レジは新刊書と共通でした。ごく最近になって、多くの新刊書店が何らかの形で古本販売に手を出しつつありますが、20年以上も前にこんなことをしていたのは、まことに画期的なことだったと言えるでしょう。1980年代半ばに「ジュンク堂」が直近の並びに開店しましたが、「ジュンク堂」がコミックを扱っていないこともあって、うまく共存できているように見えます。
2002年に親会社の方針変更があり、「ブックストア談」は全店が文教堂に売却されましたが、京都店の雰囲気はほとんど変わらなかったようです。現在は1階が書籍と雑誌、2階と3階は「まんが館」、そして地下は「ビーズ・ホビー京都店」というのになってます。これはプラモ、フィギュア、ミニカー、エアガン、ラジコンなどの専門ですが、文教堂の直営チェーンのようです。この手の商品についてはまったく知識も興味もないので、よい品揃えなのか、いまいちなのかについては不明です。

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2007年06月09日

「bookshop 黒猫堂」が開店していました

<天に唾する>京都の書店のうわさ 別冊040

「黒猫堂」2007/06/05 「黒猫堂の看板」2007/06/05

寺町姉小路西入ルに「bookshop 黒猫堂」というのがオープンしていました。昨年惜しまれつつ閉店した祇園書房の元店長のT(♀)氏が店主です。祇園書房の閉店につきましてはこのブログの2006/10/15をごらんください。「黒猫堂」はちかごろ流行の古本を売ってるカフェのようです。ごく近所なので、さっそくビールを飲みに行きたいところでしたが、あいにく定休日がうちの店と同じなので、とりあえず外観の写真を写してきました。寺町から西へ2軒目(余談ながら1軒目は「レスキュー・ウェア」専門という珍しい店です。海難救助員の服や町火消しのハッピなどを売ってるようですが、実用なのかファッションなのか不明です。)の3階建てビルの3階です。階段の脇に「黒猫堂」の店名板がありますが、予備知識がなければ見落としてしまいそうです。外から見た感じでは床面積10坪程度のようですが、階段や洗面室を除くと店の広さは6坪程度と思われます。店内の様子につきましては、いずれ時間をつくって見学してから報告します。それにしても、この界隈でちかごろオープンした個人書店はかなり久しぶりのことではないでしょうか?ひょっとしたら「アスタルテ書房」以来かもしれません。

2007年12月より営業時間が変更になってました。

平日 15:30〜20:00
土曜 12:00〜23:30
日曜 12:00〜19:00
 火曜定休

どうもブックカフェからブック居酒屋に一歩近づいたようでけっこうなことです。(2007/12/17追記)

●哀悼●
まことに残念ながら、「黒猫堂」は店主の高橋氏の急逝により、2008年1月に閉店されました。

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2007年05月26日

「ゲオ円町店」

<天に唾する>京都の書店のうわさ 別冊039

「ゲオ円町店」2007/05/22

先日の「新文化」のサイトに「ゲオ、売上高でCCCを抜く」との速報が載ってました。「TUTAYA」は以前に会員だったこともあって少しは知ってますが、「ゲオ」というのはぜんぜんなじみがなかったのでちょっと意外でした。京都市内には無いのだろうと何となく考えてましたが、ネットで検索したところ市内に4店あることがわかったので、一番近そうな店へ見学に行ってみました。丸太町通西大路東入ルの「ゲオ円町店」は、どこかのコンビニが撤退した跡をそのまま利用したといううわさの店です。駐車場はかなり広いのですが店舗は30坪位の平屋です。DVDのレンタルと新古の販売、CDとゲームソフトの新古の販売、そして古本の販売をなどをしているようでした。狭い店ですから、どのジャンルもごくわずかの品揃えで、まさにコンビニとう感じです。古本は「古本工房」という立派な名前を掲げてますが、コミック棚数本と一般書1本程度の棚しかなく、ブックオフを見慣れた目には冗談としか思えないほどのささやかな量です。販売価格は半額程度と105円の2種というブックオフスタイルです。円町には「TUTAYA」もありますし、この程度の品揃えではごくごく近所の人しか利用しないのではないでしょうか?この店がとくに小さいのかというとそうでもなくて、市内のほかの店も似たようなものらしいといううわさです。他都市のことはまったくわかりませんが、この程度の店を集めて「TUTAYA」に勝つには、店舗数が少なくとも5倍は必要と思われます。

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2007年05月15日

「ふたば書房 京都大丸店」

<天に唾する>京都の書店のうわさ 別冊038

「京都大丸」2007/05/15

久しぶりに大丸の書籍売場を探したら、7階の特売場の裏のぜんぜん目立たない場所に移動してました。たしか以前は、文具やおもちゃと一緒に、6階のもう少しましな場所にあったはずです。高島屋の「大垣書店」ほどにはひどい場所ではないようですが、やはり冴えない隅っこに追いやられたという印象はいなめません。50坪位の売場でまことにどうということのない品揃えですが、さりとてほかにどうしようもないでしょう。高島屋の場合と同様に隣にCD/DVDの売場がありますが、これもどこのレコード店の出店なのかも不明のおざなりな品揃えの店です。百貨店から電化製品やカメラなど、専門店に勝てないジャンルの売場が無くなっていく傾向は強まるばかりですが、京都で一番景気がよい伊勢丹には、10年ほど前のオープン時から書籍もCDも売場がありません。このままでは大丸や高島屋から書籍売場がなくなるのも遠いことではないでしょう。

ところで先週発売の「週刊文春」の「ブックオフの裏金疑惑」の記事を、やっとここで立ち読みすることができました。丸善から書棚を購入する際に、社長の親族が経営する会社をかませてピンハネしていたという疑惑ですが、どこの会社や公社・公団や学校法人や宗教法人にも、ざらにありそうなことです。会計処理がそれなりにちゃんとしてあれば、ふつうはたいした問題にはならないことでしょう。それに、丸善の「高級」本棚を、多少割高に売ったとしても、二束三文のバッタものの本棚を高く売りつけるよりは、まだしも良心的といえるかもしれません。もともとブックオフに限らず、フランチャイズ商法というのは、開業希望者さえ見つかれば、本部は絶対損しない構造になっていることが常識ですから。むしろ問題なのはブックオフの直営店の本棚からもピンハネしているらしいことでしょう。フランチャイズの分はコンサル料とでもいえますが、自社分は説明が難しそうに思えます。まあこの件はどうころんでも、ブックオフそのものの先行きにはほとんど影響がないでしょう。むしろ社長が反省してピンハネを止めれば、本社も加盟店も利益率が向上してプラスになるのではないでしょうか?

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2007年04月15日

教科書専門「永澤金港堂」

<天に唾する>京都の書店のうわさ 別冊037

「永澤金港堂」2007/04/10   「k永澤金港堂」2007/04/10

これは河原町夷川上ル東側の「永澤金港堂」さんの、今年初めに完工したばかりの新ビルです。以前はたしか2階建てで1階が書店でしたが、今度のは10階建てで、3階から上はワンルーム・マンションのようです。1階は車庫で2階の窓に「教科書販売中」との張り紙があります。1階には売場は2階という看板もありますが、あまり入りやすそうには思えません。しかし、教科書と参考書の専門店で外商が主らしいのでこれで充分なのでしょう。
この書店は大正3年の創業で戦前は出版もしていました。修身の教科書がとくに当たったとのことですが、辻善之助とか内藤湖南などの専門書も出版していたようです。昔も今も京都を代表する教科書販売の専門書店ですが、現在地に移転した昭和50年代から昨年までは、雑誌や一般書も少し店頭に並んでました。教科書販売は株仲間のようなシステムになっていて、主に戦前からの老舗書店が販売権を独占しています。うちは戦後の参入ですが、もともと興味もなかったようなので、この業界のことはぜんぜん知りません。しかし教科書無償化や少子化で、以前ほど楽には儲からなくなっているようです。

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2007年04月03日

河原町駅前阪急ビル「ブックファースト」10月開業予定

<天に唾する>京都の書店のうわさ 別冊036

「ブックファースト河原町駅前阪急ビル店」2007/04/03

阪急電鉄が河原町四条の北東角に建設中のビルに、「ブックファースト」が入ることが発表されました。これはまったくの予想通りですが、予想外だったのは路面店ではなくて、3階から6階という中途半端な空中店舗だったことです。3月30日の「京都新聞」によると、「河原町駅前阪急ビル(仮称)」は地上9階地下1階で、延べ床面積約4400平米とのことですから、4階分で500坪弱というところでしょう。その他のテナントは衣料品の「ワールド」、外食の「サンマルコ」など7店で、「ブックファースト」がメインだそうです。どうせなら、全館「ブックファースト」にして、京都一と宣伝すればよさそうに思いますが、それでは総事業費50億円を回収するのは難しいのでしょう。先の記事によれば、在庫は去年閉店した「京宝店」の15%増の30万冊とのことですが、あちらは路面店でしたから、売上はなかなかそこまで行かないのではないでしょうか。

このブログの「2006年06月27日」にこの場所の写真を載せましたが、当時は更地だったのが現在は2階のあたりまで骨組みができつつあります。これで順調なのかどうかはぜんぜんわかりませんが、完工は今年の10月だそうです。上に名が出た3店にはほとんど興味がありませんが、残りの未公表の5店に何か面白い店が入ることを期待してます。1階が「ブックオフ」だと面白いですが、まずはありえないでしょう。

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2007年03月06日

「芝金聲堂」&「洛風書房」

<天に唾する>京都の書店のうわさ 別冊035

「芝金聲堂」2007/03/06

この書店は前回の「貝葉書院」の10軒ほど西、二条通河原町東入ルにあり、同様にお経の本の版元です。うちのごく近所ではありますが、一度も入店したことはありませんし、誰かからこの店のうわさ話を聞いたこともありません。ネットで検索しても自社サイトはお持ちでないし、「ウィキペディア」にも「京都ガイド」のサイトにも見あたりません。わずかにわかったことは、どうやら天台宗系の仏教書を主に発行しておられるらしいことのみでした。

これだけではあまりにあいそがないので、おまけとして「芝金聲堂」と「貝葉書院」の中間にある、「京都書店会館」の写真も貼っておきます。このビルは京都書店組合のものですが、うちの店は50年以上前に退会したままなので、一度も足を踏み入れたことがありません。またこのビルの2階には「洛風書房」という古書店が入居しているようですが、ここにも行ったことがないのでまったく何も知りません。京都古書組合のサイトにあった自店紹介よりますと「神道関係を基本とした日本文化論や維新史と、ナショナリズム的政治論などのテーマに沿った品揃えが特色です。」ということです。

「京都書店会館」2007/03/06

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2007年02月20日

大蔵経版元「貝葉書院」

<天に唾する>京都の書店のうわさ 別冊034

「貝葉書院」2007/02/20

二条通木屋町西入ルの「貝葉書院」は、天和元年(1681年?)完成の「黄檗版大蔵経(鉄眼版)」の版元として、400年近く前からこの地で経本の製造販売を続けておられます。現代の印刷によるふつうの経本類も発行されてるようですが、メインはやはり木版刷の経本のようです。「大蔵経」にも売れ筋の巻と不人気の巻があり、めったに売れない巻はいまでも当初の黄檗版の版木で摺印できると、以前何かの記事で読んだ記憶があります。
ここのサイトを見ただけのあてずっぽですが、一番の売れ筋はどうやら木版刷りの「大般若経」全600巻のようです。その価格は特上紙片面刷紙表装で税抜き480万円、同金襴表装で税抜き530万円とクルマ並の値段ですが、これは大きな寺の「転読」イベントの際の最重要「アイテム」ですから、何十年かに一度は買い換える必要があるのでしょう。なにしろ、空中で一巻ずつバラバラと広げ、タイトルなどを唱えるだけで一巻読み終えたということにして、経典を入れる箱にたたきつけて積み上げて行くという、かなり荒っぽいパフォーマンスですから、紙質や造本が上等でも、わりと早くに消耗するのではないでしょうか?それにしてもこの「転読」という、おそろしく手抜きな読経法はいつごろどなたが発明したのでしょう?インド人でないことだけは確実のような気がしますが、中国人でしょうか?何となく、おもちゃの札束をガンガン燃やす道教の葬式と似たいいかげんさがあるような気がしますが。

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2007年02月05日

「ふたば書房河原町店」

<天に唾する>京都の書店のうわさ 別冊033

「ふたば書房河原町店」2006/12/31

ふたば書房河原町店」は1970年頃の開店だったと覚えてます。当時は現在のような雑居ビルではなく、木造2階建ての店の1階店舗でした。たぶん自社物件ではなく、テナントだろうと思いますがそのあたりは確かではありません。開店当時は全共闘時代の終末期でしたから、その手の本が多く、社会科学書や人文書がメインのやや堅い品揃えでしたが、その手の本は徐々に売れなくなり、その分コミックやタレント本などが増えて、いつのまにか、ほぼふつうの新刊書店になっていました。(余談ながらうちの店も1968年から1970年にかけての数年は、「全共闘特需」ともいうべき空前絶後の好景気でした。)

この店がビルになったのは1970年代の末頃だったかと思いますが、売場面積公称50坪では、その後の大型書店の時代には狭すぎて、どちらかといえばパッとしないような雰囲気が続いていたように見えました。しかし、「京都書院」、「駸々堂」、「丸善」、「ブックファースト」と競合店がすべて倒産または撤退したため、この店は河原町通の御池〜四条間では唯一の地べたの新刊書店となってしまいましたから、少しは客足が戻っていることでしょう。

上の写真は大晦日の午前10時過ぎに撮影しました。11時開店だったのでまだ閉まっています。この店の前はバス停で、いつもバス待ちの人があふれているため、ふだんの営業時間中は撮影が困難でした。下の写真は2軒北にある「アンジェ河原町店」です。これも同じ時に撮しました。この店は10年位前からあったようですが、これが「ふたば書房」の雑貨部門だとは、昨年までまったく知りませんでした。「アンジェ」はネット店が大当たりし、その後、梅田や伊丹や名古屋などに出店して、えらく好調のようです。いま景気のよい書店は、「ヴィレッジ・ヴァンガード」を筆頭に雑貨を扱っているところばかりかもしれません。最近では「旭屋書店」も難波だったかで、雑貨も売る店をオープンしたようです。なおこの「アンジェ河原町店」では、ごく少しですが絵本や洋書も〈雑貨〉として販売しています。

「アンジェ河原町店」2006/12/31

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2007年01月10日

「ふたば書房京都タワー店」

<天に唾する>京都の書店のうわさ 別冊032

京都タワー2007/01/02

京都タワーは築42年という中途半端な古さの建物ですが、その台座部分のビルの3階に「ふたば書房」が入ってます。「ふたば書房」は今の京都駅ビルが開業した1997年には、構内の「the Cube」という専門店街に出店しましたが、目立たない悪い場所だったので採算がとれなかったらしく、1年足らずでそこを撤退してタワーに移転されました。この京都タワーのぬるさかげんについては、グレゴリ青山センセの「しぶちん京都」に詳しいのでそちらをお読みください。
ビルの1階が“みやげもの”と“いやげもの[(c)みうらじゅん]”の売店で、2階がダイソーの100円ショップ、そして3階が「ふたば書房」です。地べたの通行人がこの場所に本屋があることに気づく可能性はかなり低いでしょう。地下街のポルタからも入店できますが、地下の雑然とした売場は迷路のようで、1階へあがることすらかなりめんどうです。この場所に本屋があることを知っている人も、ほぼ全員が近鉄百貨店の旭屋書店かアヴァンティのブックセンターに行くでしょう。駅ビルの利用者には構内に三省堂とくまざわ書店がありますし、そもそもあの駅ビルからは、ほとんどお客が周辺に流れ出ないことで有名です。
そんな立地にもかかわらず、10年近く続いているのですから、意外といえば失礼ですが、案外繁昌しているのかもしれません。とはいえ、1月2日の午後に見学に行きましたが、まことに閑散としていました。よほどテナント料が安いのではないでしょうか?200坪足らずかと思いますが、天井は低く照明は薄暗く、下りのエスカレーターは見あたらず、階段は温泉旅館のホールかのような妙な曲線で、エレベーターは一台しかありません。うわさでは東西本願寺が近くにあり、他の宗派の本山も市内には多くあるので、仏教書の品揃えがややよく、それがわりと売れているとかいう話です。そのほかの品揃えはごくまともです。旭屋書店が2月末に閉店すれば、わずかながらも売上が増えるのではないでしょうか?

posted by 三月山 at 08:39| Comment(0) | TrackBack(4) | 京都の書店のうわさ 別冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする