2007年11月16日

「短歌往来12月号」特集:今年のベスト歌集

「短歌往来2007/12」

現代短歌の月刊商業誌はNHKのテキストを入れて6種類出ているようですが、その中でこの「短歌往来」(ながらみ書房発行)のみがふつうの流通に乗っていません。したがって、店頭に並べている書店はほとんどないようで、一部では「幻の雑誌」と呼ばれているようです。それでもこの号が通巻223号ですから、直販のみで20年近く続いているわけで、急速に弱体化しつつある書店業界の流通網に依存していないということは、他の5誌よりもむしろ先行きが明るいかもしれません。
さて、この12月号には恒例の「50人に聞く 今年のベスト歌集・歌書」の特集が載っています。この種のアンケートはどの短歌誌も12月号か1月号に載せますが、それらを参考にして、歌集を購入される方も少なくありませんから、うちの店でも仕入れの参考のために毎年チェックしています。この号の50人アンケートは一人7冊以内の条件ですが、もっとも多くの人に選ばれた歌集は奥田亡羊の「亡羊」で11票、2位が桑原正紀の「妻へ。千年待たむ」で10票。以下馬場あき子「ゆふがほの家」と竹山広「空の空」9票、米川千嘉子「衝立の絵の乙女」と花山周子「屋上の人屋上の鳥」7票でした。「ゆふがほの家」以下の4冊は発売直後から売っていますが、どうしたことか1位と2位の歌集は仕入れたことすらありませんでした。これはこの2冊の発行所である短歌研究社の仕入れ条件が他社に比べるとややきびしいので、どうしても控えめな仕入れになりがちなことが一番の理由でしょう。しかし、この雑誌でこれだけの支持を集めている以上は、他の雑誌のアンケートでもあげる人が多いでしょうから、うちの店でも至急取り寄せるつもりです。来週半ばには届くでしょう。歌集歌書の通販は三月書房の短歌本のページからどうぞ。歌集歌書の在庫は他のたいていの書店よりもやや多いはずです。

※お断り このアンケートの集計は絶対確実とは言えません。ほぼ正確であろうという程度ですからご注意ください。

posted by 三月山 at 20:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 「本」とか「雑誌」とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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