「山田稔自選集 2」
四六判上製312頁 定価2300円+税 編集工房ノア
「山田稔自選集 2」が入荷しました。1巻が昨年7月でしたから、ちょうと半年後と予告通りの間隔なので、3巻はおそらく今年の7月の予定でしょう。
*帯の文
山田稔が固有名であると同時に、
ひとつの文学ジャンルであることは、
もはや疑いようがない。
堀江敏幸
*目次
富来(イ)
別れの手続き(ロ)
詩人の贈物(ハ)
八十二歳のガールフレンド(ハ)
志津(ヘ)
*
松川へ(イ)
楽しき逸脱━桑原武夫(ト)
慈父のように(ヘ)
伊吹さん(ニ)
生島遼一のスティル(ニ)
「どくだみの花」のことなど(ホ)
表札(ヘ)
*
天野さんの傘(ニ)
ニーノさん(イ)
ある冬の夜のできごと━坂本一亀(ハ)
古希の気分━松尾尊允(ニ)
裸の少年(ニ)
*
神泉苑(ハ)
転々多田道太郎(イ)
※(イ)「マビヨン通りの店」所収
(ロ)「特別な一日」所収
(ハ)「八十二歳のガールフレンド」所収
(ニ)「天野さんの傘」所収
(ホ)「こないだ」所収
(ヘ)「生の傾き」所収
(ト)「影とささやき」所収
この巻には単行本未収録のは一篇もありませんでした。各篇の初出は表示されていますが、どの単行本に収録されているのかは記されていないので、(イ)〜(ト)で表示しておきます。この7冊はすべて編集工房ノアの刊行で、「生の傾き」のみ版元品切れ中です。よーするにちょっと残念なことに、とりたてて珍しいものはありません。今回もあとがき等がありませんのでよくはわかりませんが、タイトルが少し変更になっているのが数篇あるようです。本文の改稿があるのかどうかも不明です。
通販のお申し込みは、三月書房のサイトの「編集工房ノアの本の在庫」のページからメールでどうぞ。
2020年01月11日
「山田稔自選集 2」本日入荷
この記事へのコメント
コメントを書く