2016年05月20日

村上一郎の未発表日記特集の「脈」 88号と89号が同時発売

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「脈 88号 村上一郎の未発表日記と『試行』(1)」
  比嘉加津夫・編集 A5判/130頁  定価1000円+税  脈発行所

*目次
   特集  村上一郎の未発表日記と『試行』(1)
    村上一郎  未発表日記と『試行』(編・註=佐伯修)
    佐伯修   村上一郎日記とその『試行』同人参加前後
    松本輝夫  「草莽」文士・村上一郎断想――
            谷川雁との対比、私的交流逸話も交えて
    坂口博   村上一郎と同人誌「典型」
    仁衡琢磨  死地に入る――水戸学と村上一郎
    北野辰一  村上一郎の戦争「体験」と歌
    村上一郎年譜(田村雅之・作製)

   俳句 仲本彩泉  地誌の迷宮(6)
   詩  伊良波盛男 隠された敵意
   小説 仲本瑩   バラードの斧ひかりの檻(22〜24)
      安里昌夫  或る夏の日の午後
      比嘉加津夫 詩人、蘇東坡――平敷屋朝敏の謎(4)
   書評 久保田一  大月健箸「イメージとしての唯一者」について
   論考 松岡祥男  『最後の親鸞』について―吉本隆明さんのこと(9)
      崎原恒新  沖縄地方文学史(15)
   編集後記 
   表紙写真 村上一郎 撮影・関谷勲

「脈 89号 村上一郎の未発表日記と『試行』(2)」
 比嘉加津夫・編集 A5判/114頁  定価1000円+税  脈発行所

特集  村上一郎の未発表日記と『試行』(2)
    村上一郎 未発表日記と『試行』(編・註=佐伯 修)
    佐藤幹夫  村上一郎をめぐる評価と「戦争と戦後」
    田村雅之  思い出すこと――吉本隆明のこと
    田中眞人  村上一郎における北一輝論
   短歌 松島浄  山の音
     詩  東木武市 若い頃のメモ帳より
      仲本瑩  明るく心躍る追悼文を(他1篇)
   エッセイ 比嘉加津夫 前田速夫という謎
   小説   伊良波盛男 蓬転の旅
   論考   深谷考   野呂邦暢、風土へのヴィジョン(2)
        鈴木次郎  たかあきからリューメイへ(2)
        青柳瑞穂  怠けて生きたいわたしたち(七)
               ――西欧の勤勉主義
        神山睦美   沖縄とは何か
        比嘉加津夫  明治の文豪を訪ねる(下)
   編集後記
   表紙写真 村上一郎 撮影・関谷勲

原稿が集まりすぎたから2分冊にしたとのことですが、もちろん分売可です。特大号でもよかったのでは思わないでもありませんが、いろいろご都合がおありだったのでしょう。村上一郎の日記は、88号が1960年1月1日〜3月14日。この後、1961年末までの分は現在行方不明とのこと。60年安保闘争の一番面白そうなところが無いのは、昭和20年8月分が欠けている『古川ロッパ日記』と同様に残念なことです。89号には1962年1月1日〜2月19日が掲載されていますが、この続きは「脈」に連載されるそうです。日記には編集者、大学講師、文筆家として活躍していた当時のことが、かなり詳しく記されていて、資料としてばかりではなく、読み物としてもかなり読み応えがあります。どこかの出版社が全部まとめて刊行してくれるとよいのですが、出版業界がまだ今よりも景気がよかった、1980〜90年代に刊行された著作集も途絶中なので、引き受けてくれる出版社はまずないでしょう。
脈発行所の本の通販は三月書房のサイトの「脈発行所の本」のページからメールでどうぞ。「脈」と「myaku」のバックナンバーも少しあります。

2冊とも完売しました。再入荷の予定はありません。(2016/06/18記)

posted by 三月山 at 21:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 「本」とか「雑誌」とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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