「ブンブン堂のグレちゃん」定価1100円+税 イーストプレス
グレゴリせんせの待望の新刊は「彷書月刊」連載の古書店ネタ漫画です。首都圏あるいは他の取次では先週末の発売だったようですが、うちには入荷しなかったので、迷子になったのかとちょっと心配していましたが、日販では今日の新刊配本でした。
この本のメインは、20年程前に大阪梅田の「阪急古書の街」の「○○○ブン堂」でバイトをされていたころのノンフィクション?漫画です。この「○○○ブン堂」のモデルは、岡崎武志さんのブログに実名が載ってますが、ここではいちおう匿名にしておきます。あまりこの古書街のことは詳しくないので、「ラタラタ書店」や「ポンポン書房」など、他の愉快な古書店の実名はわかりません。残念ながら岡崎氏のブログでも、これらは明かされていませんでした。20年前と現在では何割かの書店が入れ替わっているようですから、ひょっとしたら今は無い店もいくつかあるかもしれません。
連載を単行本化するにあたって、現在の大阪の古書店の情報を多数書き加えられています(附録として新潮文庫「第三阿呆列車」の解説漫画も)。大阪は梅田と難波しか知らないのですが、天神橋筋に新しい面白そうな古書店が増えつつあるようです。そして、全編古書店一色の本の中に、新刊書店では唯一「三月書房」も載せてもらってます。連載時には店名は描かれていませんでしたが、単行本化にあたってわざわざ1頁をさいて、イラスト入りのコラムを載せていただきました。こんなけっこうな本にて無料で宣伝をしていただいてまことにありがたいことです。その上イラスト入りのサイン本まで受贈しました。ちょっと自慢したいので貼っておきます。
◎グレゴリ青山さんの著書の一覧はこちらにあります。