グレゴリ青山『京都「トカイナカ」暮らし』
1月に出た「スケオタデイズ」は発売1ヶ月で、グレゴリ史上最速の第3刷とたいへんよく売れているようですが、うちの店ではグレゴリ本としては並か並以下の売れ行きです。もとからのファンの多くはフィギュア・スケートにはあまり興味がないようです。この「トカイナカ」にはありがたいことにスケートは一コマも出てこないので、うちの店ではきっとよく売れるでしょう。第1部が“田舎からトカイナカへ”、第2部が“エンジョイ都会編”、第3部が“エンジョイ田舎編”となっていて、第2部には三月書房と小生が実名でデカデカと出てくる「京都個性派書店案内」も収録されています。他に小生らしき人物が出てくる短編が2編収録されていて、これでグレゴリ漫画のザコキャラとしては通算7〜8回目の登場です。表紙には三月書房の外観イラストも載っていますから、上記の書影を拡大してお確かめください。
「トカイナカ」という言葉はわりと最近にできた言葉のようですが、あまり広まっていないようで、検索しても「理想のトカイナカ?大阪の果て和泉市」とか「とかいなかやいたでスローライフ - 栃木県矢板市公式ウェブサイト」とか、ぬる〜い町起こしのようなのがちらほら見つかる程度です。書名で検索すると過去に2冊出ているだけのようで、ほとんどライバルは見あたりません。もしも「トカイナカ」本大賞があったら、グレゴリさんのこの本が受賞することは確実でしょう。
※三月書房のサイトの「グレゴリ青山の本」のページ
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