2007年05月04日

「春の古書大即売会」at京都市勧業館

<天に唾する>京都の書店のうわさ 番外編08

「春の古書大即売会」2007/05/04

うちの店が定休日だった初日があいにく雨だったので、4日目にやっと行けました。25度を超える夏日だったので、どこが「春」なんだという感じでしたが、旧暦だと3月18日なので、間違いではないようです。京の「三大古本祭り」のうちで、この勧業館だけが屋内のために雨の心配がなく、その分出展品の質と売値がやや高いようです。もちろん会場使用料が寺社の境内よりは高そうなので、安い本ばっかりだと売上が上がらないからという理由もあるのでしょう。そういうこともあってか、ここの古本祭りは一番オーソドックスで、あまり大きな変化がないように見えます。一部の店には200円とか500円の均一本コーナーもありますが、大部分の店には均一本はありません。したがって夏の下鴨神社や秋の百万遍に比べると、投げ売り的な安売りは〈残念ながら〉ほとんどないようでした。入場者の平均年齢はあきらかに他の2回より高そうに見えましたが、これも以前からの傾向でしょう。今年は違いましたが、例年この勧業館の古本祭りのときは、盆栽展とか刀剣即売会のような熟年男子向けの催しが併催されています。主催者はもちろん別ですが、きっと経験的に相性がよいということなのでしょう。そういえば、今は亡き京都近鉄百貨店の古書セールは、いつも切手古銭セールとセットになってました。これらの趣味もやはり年齢層が高そうです。これは興味がないのであやふやですが、ちかごろ勧業館では、掛け軸や色紙短冊や和本の出品が減りつつあるように見えます。これはやはり、それらの中心的愛好家がさらにもう一回り年齢が上だったということなのでしょう。これもあまりあてにはなりませんが、現在の地べたの古書展が、ネットのAmazonや古本屋よりも有利な商品は、雑誌のバックナンバーということになるのではないでしょうか。

それにしてもこの日の会場は、すごく混んでるというほどではないにもかかわらず、換気が悪いのかエアコンをケチってるのか、やや蒸し暑く、やや酸素が薄いようでちょっと息が苦しい気がしました。外は一年中でももっともよい季節なのですから、現在の勧業館が建て替え工事中だった数年間のように、黒谷金戒光明寺にでも会場を移して、勧業館は真冬の2月の開催にでもしたら、古本祭りの四季が揃ってよいのではと思います。

posted by 三月山 at 22:10| Comment(0) | 京都の書店のうわさ 番外編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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