2014年08月26日

杉本秀太郎詩集「駝鳥の卵」

杉本秀太郎詩集「駝鳥の卵」 
杉本秀太郎詩集「駝鳥の卵」定価2000円+税 編集工房ノア

編集工房ノアから杉本秀太郎氏の詩集「駝鳥の卵」が刊行されました。A5判116頁の上製本で発行日(奥付)は2014年9月9日になっています。まえがきもあとがきも初出一覧もないので詳細は不明ですが、帯文によると“旧詩五篇 未発表詩二十篇”となっています。旧詩五篇はおそらく別々の機会になんらかの誌紙に発表されたのでしょう。句集は湯川書房から10年ほど前に限定本(「冬の月」)で出たことがありますが、知っている限りでは杉本氏の詩集は過去にどこからも出ていないようです。
25篇全部のタイトルを打ち込むのはめんどうなので、最初の五篇のみあげておきます。「フローラの朝を」「花」「アムステルダムの正午」「駝鳥の卵と蝙蝠傘」「夏の終り」。書名になっている「駝鳥」には“大槻鉄男に”という副題が附いています。大槻氏は杉本氏の同窓生で、生田耕作氏とセリーヌの「夜の果てへの旅」(中公世界の文学)を共訳したり、多田道太郎氏らと「クラウン仏和辞典」を編纂されたりした方ですが、40年近く前に早逝されました。1980年に編集工房ノアから「樹木幻想」が刊行されていますが、現在は品切となっています。

この本の通販は三月書房のサイトの「杉本秀太郎の本」のページ、または「編集工房ノアの本」のページからメールでどうぞ。いまならご希望者には編集工房ノアの「海鳴り26」も進呈します。

posted by 三月山 at 11:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 「本」とか「雑誌」とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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