2007年02月05日

「ふたば書房河原町店」

<天に唾する>京都の書店のうわさ 別冊033

「ふたば書房河原町店」2006/12/31

ふたば書房河原町店」は1970年頃の開店だったと覚えてます。当時は現在のような雑居ビルではなく、木造2階建ての店の1階店舗でした。たぶん自社物件ではなく、テナントだろうと思いますがそのあたりは確かではありません。開店当時は全共闘時代の終末期でしたから、その手の本が多く、社会科学書や人文書がメインのやや堅い品揃えでしたが、その手の本は徐々に売れなくなり、その分コミックやタレント本などが増えて、いつのまにか、ほぼふつうの新刊書店になっていました。(余談ながらうちの店も1968年から1970年にかけての数年は、「全共闘特需」ともいうべき空前絶後の好景気でした。)

この店がビルになったのは1970年代の末頃だったかと思いますが、売場面積公称50坪では、その後の大型書店の時代には狭すぎて、どちらかといえばパッとしないような雰囲気が続いていたように見えました。しかし、「京都書院」、「駸々堂」、「丸善」、「ブックファースト」と競合店がすべて倒産または撤退したため、この店は河原町通の御池〜四条間では唯一の地べたの新刊書店となってしまいましたから、少しは客足が戻っていることでしょう。

上の写真は大晦日の午前10時過ぎに撮影しました。11時開店だったのでまだ閉まっています。この店の前はバス停で、いつもバス待ちの人があふれているため、ふだんの営業時間中は撮影が困難でした。下の写真は2軒北にある「アンジェ河原町店」です。これも同じ時に撮しました。この店は10年位前からあったようですが、これが「ふたば書房」の雑貨部門だとは、昨年までまったく知りませんでした。「アンジェ」はネット店が大当たりし、その後、梅田や伊丹や名古屋などに出店して、えらく好調のようです。いま景気のよい書店は、「ヴィレッジ・ヴァンガード」を筆頭に雑貨を扱っているところばかりかもしれません。最近では「旭屋書店」も難波だったかで、雑貨も売る店をオープンしたようです。なおこの「アンジェ河原町店」では、ごく少しですが絵本や洋書も〈雑貨〉として販売しています。

「アンジェ河原町店」2006/12/31

posted by 三月山 at 22:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 京都の書店のうわさ 別冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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