<天に唾する>京都の書店のうわさ 遺跡編26
「ブックストア談京都店」は1970年代末頃の開業で数軒東の「ジュンク堂京都店」よりも5年ほど早かったような記憶があります。1990年代までは1階と2階が売場で計90坪程度でしたが、コミックや株屋の情報誌などに強く、また当時は珍しかった古本セールを1階のどまんなかで継続的に催したりして、たいへんユニークで活気のある店でした。2000年代初めに全店が文教堂に買収されましたが、「談」の店名のままで営業を続けていました。在りし日の様子は「2007年06月19日」の記事をご参照ください。
その京都店の前を通りかかったところ、知らない間に「ブックストア談」ではなくなっていました。ネットで調べたところ、昨年の12月22日に改装オープンしたそうです。上の写真をクリックして拡大すると読めるはずですが、商店街の統一看板はまだ「BOOK STORE dan」のままです。入口のサインには「JQ STORE京都店」とあり、横に小さく「Produced by 文教堂」と掲示されています。1階と2階は文具、事務用品、雑貨の売場で、3階と2階の一部はコミック専門店の「アニメガ」となり、地下1階は『B's Hobby京都店』で変わりません。数年前に文教堂がジュンク堂や丸善書店と同じグループ会社になったこともあり、ジュンク堂の数軒西で普通の書店を続ける必然性がなくなったのでしょう。というわけで、潰れたわけでも閉店したわけでもありませんが、「ブックストア談京都店」の“遺跡”としておきます。新しくオープンした「アニメガ京都店」についてはあまり興味がなく、3階まで上がるのがめんどうなのでまだ見学していません。
3階は半分近くのスペースはコミック、ラノベ等を置いていました。
しかし、狭っくるしく詰め込んだ陳列は、以前の面影は全くないです。
ブックストア談京都店のファンだったものとしては寂しい限りです。
ポイントカードですが、他の文教堂ポイントカード実施店でそのまま使えます。
京都店で使う場合は、文教堂ホビースタンプカードに切り替える必要があります。
たまっていたポイントはスタンプ(500円1スタンプ)に変換してくれます。
そして、現状では京都店のみで利用可能です。
ブラックジャックのポスターが素敵でしたね