2012年11月06日

「薔薇の回廊」「牛王9号」「中原中也研究17号」「余白の時間」

「他店ではあまり見かけない本」入荷案内

「薔薇の回廊」
 「薔薇の回廊」アンドレ・ピエール・マンディアルグ 
   松本完治・翻訳/山下洋子・挿絵 定価2200円+税 エディションイレーヌ

エディション・イレーヌの新刊はおよそ1年半ぶりです。B5変形判、ピンクの用紙に1段組46頁、挿絵5葉の、たいへん瀟洒な美装本(造本:アトリエ空中線・間奈美子)です。この「薔薇の回廊」は最後の短編集「薔薇の死儀」の一編で、版元の宣伝によると“谷崎潤一郎に捧げられた、マンディアルグの驚異の短篇小説が、山下陽子の挿画により、圧倒的な魅力で甦る!”とのこと。なお、この短編集は白水社から「薔薇の葬儀」(田中義広・訳)という書名で刊行されていましたが、現在は元版もUブックス版も品切れのようです。エディション・イレーヌの本は地方小出版流通センター扱いにて全国どこの書店でも販売可能のはずです。〈レア度★〉

「牛王Vol.9」 熊野大学文集「牛王(ごおう)GOOH Vol.9[2012]」 
      A5判/234頁 定価953円+税 発行・熊野JKプロジェクト

年に一回発行の「牛王」ですが、2012年発行の9号から三月書房でも販売することになりました。「熊野大学」は新宮市出身の中上健次が1990年に設立した文化組織で、この「牛王」はその参加者有志による文集です。この号は“特集1・東日本大震災・熊野12号台風被害をふりかえる/特集2・世界経済を斬る”となっています。くわしくは「牛王」のサイトでごらんください。取り扱い書店はまださほど多くないようです。〈レア度★★☆〉

「中原中也研究 17」
「中原中也研究」第17号 定価1905円+税
   「中原中也研究」編集委員会編 中原中也記念館

年に1回発行の「中原中也研究」第17号(2012年)の特集は“室生犀星と中原中也”。特集関係のシンポジウム、講演などのほか、中也に関する論考、エッセイ、資料等が掲載されています。ほかに、堀江敏幸氏による吉田秀和追悼が載っています。今のところ、バックナンバーもすべて揃っています。詳しくは中也記念館のサイトでどうぞ。この雑誌は扱っている書店がたいへん少ないようなので[レア度★★★]。

「余白の時間」
「余白の時間:辻征夫さんの思い出」八木幹夫 
  定価1000円+税 シマウマ書房

名古屋の古書店、シマウマ書房発行の新書判の小冊子で、全80頁、限定千部。内容は2010年にシマウマ書房にて行われた詩人の八木幹夫氏による「辻征夫さんの思い出」と題した講演の書籍化です。11月1日現在、全国16店の書店で販売されているそうですが、なぜか京都が5店と一番多いようです。[レア度★★☆]

これらの本の通販は「他店ではではあまり見かけない本」の頁からどうぞ

posted by 三月山 at 15:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 「本」とか「雑誌」とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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