2006年10月15日

「祇園書房」閉店

<天に唾する>京都の書店のうわさ 遺跡編15

写真無し

四条通りの祇園町にあった「祇園書房」が昨日限りで閉店されました。四条通りの鴨川から東、祇園社の西門までの商店街は、河原町通りに比べればまだまだまともな町ですが、唯一の書店が閉店し、その跡がコンビニになるようでは、この町の先行きもあまりよくなさそうです。
昨日の朝日新聞の夕刊によれば1981年の開店だそうですから、25年目ということになります。閉店の最大の理由は築130年という建物の老朽化のようですが、書店を続けるために新築するのはさすがに無謀でしょう。この書店の名が市内で知られるようになったのは、10年くらい前に、大阪の某出版営業代行会社に運営を委託してからのことだったと思います。それ以前のことはまったく知りませんが、ごくふつうの小書店様式だったのでしょう。運営を引き受けた営業代行会社は、同店をアンテナショップとして利用すると同時に、品揃えになんらかの特色を出すことを企画したようです。同店のサイトには「花街の本屋さん『祇園書房』は京都本・プロ向き料理書が京都一揃ってる!と評判ですが、文芸書だってスゴイんです。」とありました。昨秋刊行の「京都読書空間」に見開き2頁で紹介されていた新刊書店は、「祇園書房」、「一乗寺恵文社」、「ガケ書房」、「大龍堂」など7店のみだったことをみても、古い言葉でいうならば、立派に「キャラが立っていた」ことがわかるでしょう。ちなみに「三月書房」は1頁でした。
「祇園書房」が閉店した結果、正確なことはわかりませんが、北は丸太町通りから南は五条通りまで、西は鴨川から東は東山通りまでの地域に残る新刊書店は、五条の「都堂書店」と東山松原の「東山書院」の2店だけになったようです。このあたりは住宅や商店の密集地域であり、それなりに人口も多いはずなのですが、コンビニがあればとりあえずは間に合うのでしょう。

◎参考図書「京都読書空間」定価1200円+税 光村推古書院
※写真はいずれ撮してきます

posted by 三月山 at 10:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 京都の書店のうわさ 遺跡編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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