2012年01月29日

「角海浜物語」、「ユニコーンの匣」、「はじまれ」

「他店ではあまり見かけない本」入荷案内

「角海浜物語」
「角海浜物語 消えた村の記憶」斎藤文夫 定価1800円(税込) 和納の窓

「角海浜(かくみはま)は、新潟県新潟市西蒲区の巻地区(旧西蒲原郡巻町)海岸部に所在する、三方を山で囲まれた海岸線50mほどの小さな砂浜海岸で、現在は廃村になっている。」(ウィキペディア)。この本は原発建設予定地になり離村を余儀なくされた新潟の村の写真集です。第一部 村の歴史、第二部 角海浜の過ぎし日々、第三部 ある老婆のくらし、第四部 村がなくなる、第五部 角海浜歴史年表。写真は昭和30年代から40年代にかけて斎藤氏が撮影されたモノクロ写真がほとんどですが、一部に村の人のアルバムから借用したもっと昔の写真もあります。
2006年に刊行された本ですが、発行者のお知り合いらしき方に頼まれてうちの店でも販売することになりました。元定価1800円の新本ですが、ポストカード10枚のおまけも付けて特価1200円(税込)です。地元では十分に売れたのだけれども、まだかなり残部があるらしいような話でした。いま現在はAmazonでも売っていないようですし、地元以外での販売書店はごくわずかのようです。[レア度★★★]

「ユニコーンの匣」
「ユニコーンの匣或いは少女をめぐる幻想」定価2400円+税 さわらび本工房 
 A4判/ポートフォリオスタイル/筒函/全32葉(内作品30葉)/キャプションデータ冊子付き
 参加作家30名[宇野亜喜良/金子國義/ 西岡千晶/丸尾末広/山本タカト/ほか

30名の作家の作品がA4判カラー印刷で各1枚づつ。単純に計算すると1枚あたりわずか80円+税です。頁綴じの本ではなくて、バラバラのままですから、気に入った作品を額に入れて飾ることも可能です。バラ売りなら少なくとも1枚数百円はするでしょう。30名の一覧は発行所のサイトにてお確かめください。同社から2008年に刊行された「キャロル考現学またはアリスをめぐる幻想」も同じスタイルの本でしたが、わりと早くに売り切れました。今回の本も重版されることはなさそうなのでお早めにどうぞ。まんだらけやタコシェほかでも販売してるようです[レア度★★]

「はじまれ 犀の角問わず語り」
「はじまれ 犀の角問わず語り」姜信子 定価2200円+税 サウダージ・ブックス(発売・港の人)

本の内容は発行所のサイトによれば「旅の果てに著者がたどりついたのは、聞こえない声、見えない光、この世を去った魂たちが棲まう、心の奥の「空白」の風景だった。3・11の震災と大津波をへて、「空白でつながる」ことから人間の生と死を見つめ、再生への道を問う渾身の祈りの文学。」とのことです。著者もけっこう有名な人ですから、これだけで十分内容はわかるでしょう。問題なのはこの本の装丁が凝りすぎ(もしくは手抜きすぎ)で、店頭に並べてもまったく目立たず、何の本やらさっぱりわからないことです。上の書影はほぼぼ真っ白にしか見えないと思われますが、たった1字「は」とのみ表紙に印刷されています(画像をクリックすると拡大されますのでお確かめください)。背には「じ」のみ。裏表紙に「まれ 犀の角問わず語り 姜信子 著」とあり、ISBNコード・定価・発行所等はふつうに印刷されています。ようするに平積みしたとしても「は」しか見えず、うちの店のように棚に差せば「じ」しか見えません。せめて帯でも巻いて書名と著者名がわかるようになっていればよいのですが、帯は美意識に合わないとのことで付けない方針だそうです。通販ならともかく、店頭では目立たなさすぎて売れそうな気がしません。しかたないので、うちの店では手書きでいいかげんな帯を付けて並べています。発売元の港の人はJRC扱いで全国の書店から仕入可能ですから[レア度★]。

これら3冊の本の通販は三月書房のサイト、「他店ではあまり見かけない本」のページからどうぞ。

posted by 三月山 at 10:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 「本」とか「雑誌」とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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