2006年09月15日

1995年夏「二条〜丸太町〜東大路〜川端」の書店地図

<天に唾する>京都の書店のうわさ 資料編08

京都書店地図1995/07/29

「続・京都書店地図(テスト版) [2]二条〜丸太町〜東大路〜川端」1995年夏

[1995/07/29現在]
上の地図の丸太町通の北側は京大医学部付属病院、東大路通の東は岡崎公園、二条通の南は京都一寺院密度が高いといわれている地域である。川端通は鴨川の左岸道路で、うちの店のある寺町通から、東へ500メートル足らずである。7年ほど前に京阪電車がこの通りの地下を、京阪三条から出町柳まで延長し、通りも拡幅されたが、いまのところ単なる通過道路で、ほとんど商店は並んでいない。そして、この4本の通りに囲まれた内側部分は、ほぼ住宅地域である。
(1)「学園堂丸太町店」。この店が京阪丸太町駅開業とほぼ同時にオープンしたときは、CDレンタル兼業の新刊書店で、「ブックプラザ優」という店だった。駅からゼロ分、大通りのほぼ角地で売場は50坪程度あり、近辺にはまったく新刊書店がないので、楽勝かと思われたがそうでもなかったらしい。CDレンタルをやめたあとギフトショップを併設したり、ファミコンを扱ったり、また100円雑貨を扱ったりしていたが、いつのまにか居抜きで経営者が変わったらしく、店名が現在のものになっていた。現在は、雑誌、コミック、文庫中心のごく普通の新刊書店である。
(2)「中井書房」は今年開店
(3)「西北書店」は数年前に移転してきた古書店である。両方とも小さい店だがよく整理されていて見やすい。
(4)「キンダーランド」は児童書専門店で二条通から南へ少し下がったビルの中にある。中に入ったことがないので何も分からないが、すでに10年以上続いているのではないか。
(5)「奥書房」は5年位前に開店した美術書専門の古書店で新刊も扱っている。二条通のこのあたりは、古書店に限らずいろんな店が急に増えつつある。歩道も並木もあるので、これから少し発展するかもしれない。
東大路通のこのあたりは、歩道がせまくて歩きにくい。市電廃止後は自動車優先の幹線道路で、散策しづらい。商店も少ないが書店は見当たらない。
丸太町通のこのあたりは、明治のころは京都一の書店街だったらしい。そのなごりで20年位前までは、古書店が多かったがいまでは数店になった。このあたりの古書店は主に大学の教科書参考書辞書類を扱っていたが、その手の古本を大学生が買わなくなったので振るわなくなったようだ。通り全体としても、東大路と同様に市電廃止後は、ほこりっぽくて、あまりおもしろくない道路になってしまっている。
(7)「三書堂」は古書店の看板を掲げているし、ガラス戸のカーテンの向こうに本棚も見えるが、もう営業していないような感じである。
(8)「マキムラ書店」と
(10)「不識洞書房」は通路まではみ出した本と雑誌で埋まった、古書店らしい古書店である。
(9)「創造社書店」はまだ営業しているように見えるが、いつも閉まっている古書店である。
結局今回の地図範囲の住人は、主にコンビニで用を足し、そこで買えない本は三条河原町方面へ出掛けて買っているのだろう。
※(6)(9)は欠番。○にCの印はコンビニ。


●2006年9月時点での註釈及び言い訳。 
この「書店地図」はワープロ・コピーで出版業界に配布していた「三月書房販売情報(仮題)」の「22号(1995/007/29発行)」掲載の記事をほぼそのまま複刻したものです。
「学園堂丸太町店」はたぶん5年位前に閉店したようで、この店舗の現在は「ショップ99」になっている。その結果このエリアの新刊書店はゼロになった。「中井書房」は健在。この10年で、古書ファンの間に店名が浸透したように思う。お隣の「西北書店」は数年でまた引っ越されたようで、その後に「水明洞」が入った。ここは本だけでなく骨董関係や玩具など雑多な物も扱っているがレア物もあるらしい。「中井書房」は“蔵書一代”という大きな看板が出ているが、「水明洞」のほうは「ゲーム高価買い取り」の看板はあるものの、店名表示が見あたらず、店内同様店構えも混沌としているところが印象的。「キンダーランド」は「きんだあらんど」と書くのが正解らしいが、いまだに入店したことがないので何も新しい情報はない。「奥書房」は移転して、現在は無店舗営業されてるらしい。「三書堂」はもうないようだ。「マキムラ書店」と「不識洞書房」は10年前とかわらず通路まで山積みで良い雰囲気。「創造社書店」はご健在。この3店の並びに「BOOKS112熊野店」というのができていたが、いつオープンしたのかは不明。本とビデオなどを扱ういわゆる“新古本店”らしい。このチェーンのサイトは工事中のためよくわからないが、京都市内には少なくとももう1店あるようだ。
結局の所、このエリアでは二条通りがやや少しにぎやかになったような気がする程度で、全体としてはあまりかわりはないように見える。

posted by 三月山 at 10:16| Comment(1) | TrackBack(0) | 京都の書店のうわさ 資料編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ヨルダン社といい、マキムラ書店と不識洞書房さんには、学生時代お世話になりました。懐かしくブログを拝見させていただきました。特に、マキムラ書店さんには、大阪に移動する際、大変高く本を買ってくださって、助かりました。勿論、よく覗いて本も購入していましたが。お世話になりました。
Posted by 龍宮亭 at 2006年09月16日 00:20
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック