2006年08月30日

古本も売ってる「ビーバーレコード京極店」

<天に唾する>京都の書店のうわさ 別冊019

「ビーバーレコード京極店」2006/08/29

このビルはどう見ても盛り場の雑居ビルにしか見えませんが、浄土宗のお寺です。蛸薬師通裏寺角の「正覚寺赤門ビル」は4階までがテナントで、お寺の正門と受付は裏寺通側の南端にあり、エレベーターで5階の本堂へ直行します。20年以上前の建築ですが、空中寺院は京都初だったはずです。芯柱が地面から本堂まで貫通しているから地べたにあるのと同じだとか、本堂から東山の知恩院が見えるのがご自慢だとかの、住職の談話を新築当時の新聞で読んだような記憶があります。しかし、裏寺通のお寺の多くがバブル期に地上げされて郊外へ移転したことを思えば、こんな形であっても市中に残られたのは正解でしょう。
ビーバーレコード」はもとは映画館の「京極東宝ビル」に「京極店」と「セカンドハンズ店」、同じく映画館の「京宝ビル」に「京宝店」がありましたが、今春の閉館にともなって追い出され、3店合同でこのお寺ビルの2階に移転されたわけです。メインはCDとDVDで、新品と中古の両方を扱ってます。よくはわかりませんが、アニメやゲーム系のおたく向けに強いのでしょうか?とにかく、ジャズやクラシック、ふた昔前のロックやR&Bなど、中年向きの品揃えはたいしたことないので、あまり買ったことがありません。店がやたらに広いためか、いまだに大量のビデオも置いてますが、その大部分は100円のようです。うんとヒマがあればDVD化されていない珍品を探せるかもしれません。
元の「セカンドハンズ店」は古本の他、ビンテージ物らしいグッズや楽器類などを扱っていましたが、それらもこの新しい店にそのまま引き継がれています。ゆえにちょっとだけですが、書店の仲間と言えるでしょう。その古本は音楽関係、映画関係、コミック、アニメ関係などが大部分で、雑誌のバックナンバーもあります。鍵のかかったショーケースに手塚治虫などのレアっぽい漫画本が何冊か展示されてましたが、これらには「Yahooオークション出品中。入札開始価格30000円」というような意味の表示がされていました。ようするに入札の下見ができるようなわけですが、こんな展示方法はここの発明なのか、それともちかごろはどこでもやっていることなのか、そして普通に売るよりも効率よく儲かるのかどうかは一切不明です。

2009年1月末の閉店が告知され、閉店セール中です。11月23日現在、中古書籍・雑誌全品50%引き、中古CD全品30%引き。割引率が今後上昇することを期待してます。(※2008/11/24補記)

posted by 三月山 at 00:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 京都の書店のうわさ 別冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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