
「うつぶせ寝健康法」
川島みどり/丸川征四郎 著
定価1200円+税 KKベストセラーズ
「健康法」などというものには99%興味がないのですが、これはひょっとするとかなりよさそうな気がします。“あおむけ寝”は弊害ばかり多い不自然な姿勢であり、“うつぶせ寝”は人類の進化の過程に合った自然な姿勢だから健康によい。ようするに、人間も犬や猫などの獣と同様にうつぶせに寝るほうがよいのだ、というだけのごくシンプルな健康法です。よくある健康法のように、ぶら下がる器械とか、ルームランナーのような機器を売りつけようとするでもなく、ゲルマニウムだの紅茶キノコだの草汁だのの“健康食品”を売りつけようとするわけでもありません。そして、ヨガだとか自彊術とか釈尊の呼吸法などのように、めんどうな訓練をする必要もありません。ただただ毎晩うつぶせに寝るだけで、イビキや睡眠時無呼吸症候群を予防し、血行が改善されて脳卒中や不整脈にかかりにくくなり、セキが軽くなってタンが排出されやすくなるというのです。
小生も以前からイビキがひどいと言われ続けてますが、これはあお向けに寝ると、喉に舌の根の部分が落ち込みやすくなり、気道が狭くなって呼吸が不十分になるためなのだそうです。ところが、“うつぶせ寝”なら、喉に舌が落ち込むことがないため、深い呼吸ができるために質のよい睡眠がとれるようになるのです。
というわけでさっそく幾晩か試してみましたが、胸は苦しいし、腕のやり場がないし、ふとんとの接地面積が多いため暑苦しくてしかたないしで、いまのところちっともうまく寝られません。しかし、この本によれば続けていれば徐々に慣れるのだそうで、あきらめずにもう少し続けてみるつもりです。
なお、“うつぶせ寝”は寝たきり老人の介護医療の方面から始まったのだそうで、床ずれの予防に卓効があり、認識力の回復にも効果があるような話です。それともうひとつ気に入ったのが、椅子に腰掛けたまま机に突っ伏して仮眠をとる姿勢も、“うつぶせ寝”の一種なので、よい姿勢なのだそうです。これは机と体の間に枕やクッションを挟むとなおよいのだそうですが、高校のころ体操服の袋などを枕代わりにして、よく授業中に寝ていた者としては、ちょっとうれしい話でした。



うつ伏せとか、丸まって寝るというのは、精神的に何か安定しない状態の時の寝相だということを聞いたことがあります。
僕も机の上にうつ伏してよく寝ていました。
…眠りについては、結構悩んでいる方なので、今夜から僕もうつ伏せ寝を試してみようかと思いました。