2006年08月15日

「そろばん屋書店」の跡地

<天に唾する>京都の書店のうわさ 遺跡編08

「そろばん屋書店」跡地2006/08/15

「そろばん屋書店」は三条通の河原町を西へ入って3軒目あたりの北側にありました。間口の数倍の奥行きがあり、20坪程度のごく気軽なタイプの書店だったような記憶があります。この短い商店街にはもう1軒「萬字堂書店」という老舗があり、そちらは教科書や学参に強い書店、こちらはやや娯楽方面に強い書店という印象がありましたが、何分古い話なのであまりたしかな話ではありません。この書店は1986年に廃業されました。まだ土地バブルの数年前のことですが、とてもよい値段で売れたらしいと評判でした。店主の方はまだ引退されるお歳でもなさそうでしたが、すでに「駸々堂京宝店」があり、やがて「ジュンク堂」も来るという、書店の大型化競争の時代に入りつつありましたから、さっさと見切りをつけられたのでしょう。もしもこのときに、この自社物件を担保に資金を借りて新築されたとしても、たぶんまずいことになったであろう可能性の方が大きいでしょうから、とても正しい経営判断であったと思われます。跡地は即「パチンコ屋」になりました。河原町に面した洋品店も買収し、L字型の店舗となって今も盛業中ですが、ずっと同じ業者なのかどうかまでは知りません。

posted by 三月山 at 22:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 京都の書店のうわさ 遺跡編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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