2006年08月01日

1994年秋「四条通の烏丸〜河原町の書店地図」

<天に唾する>京都の書店のうわさ 資料編05

京都書店地図05

「京都書店地図(テスト版) 四条通の烏丸〜河原町」1994年秋 
[1994/10/17現在]
四条通の烏丸〜河原町間は京都を代表する繁華街だが、大丸とフジイ大丸の間は、銀行と証券会社が多すぎて、案外人通りが少ない。とくに南側の歩行者が少なくて、同じ区間の地下通路の人通りの方が多いくらいである。この地下通路は、三十年ほど以前の阪急京都線の延長の際に出来たのだが、当初計画されていた地下商店街は、地上の商店会の反対で通路のみになってしまった。今となっては、それが完全に裏目に出てしまい、市内の賑わいの中心は、完全に河原町通の三条〜四条間に移っている。
(1)「海南堂」については、「資料編01」に既述。
河原町四条東南角の阪急百貨店は小型店で、書籍売場は見当たらない。1970年代初頭にここが工事中のとき、紀伊国屋書店が地下1階全部を使って出店するとのうわさが流れたことがあった。
(2)「京都書院高島屋書籍売場」。高島屋はこの秋、増床オープンしてかなりの大型店になったが、書籍売場は広がらなかったようだ。以前同様、おもちゃ売場の片隅にせいぜい30坪位のところへ、ごく普通の新刊、雑誌、児童書、学参などが並んでいる。これは、やはり今秋増床した大丸の、
(5)「ふたば書房大丸京都店」の場合もまったく同じである。この2店のデパートの書籍、CD、ビデオソフト、ゲームソフトなどの品揃えは、質量共に貧弱で、完全に専門店に負けている。デパート内だから、ついで買いがあるのだろうが、このままで個店だったならまずだめだろう。
(3)「ジュンク堂書店京都店」。京都初の5フロアの大型店で、エスカレーターやエレベーターが完備し、売場の通路も書棚もゆったりしていて立派なものである。うちからは、歩くとかなり遠いために、めったに行かないから、いまいち品揃えの特徴がつかめない。フロアが別れていると、どこに何があるのかわかりにくく、上がったり下りたりするのがめんどうでかなわない。やはり、大型店は「アヴァンティ・ブックセンター」や「梅田紀伊国屋書店」のようなワンフロアの方が徘徊しやすいし、通り掛かりに思いがけない棚で、珍しい本に出くわすこともあって楽しい。
(4)「ブックストア談京都店」。ワンフロア40坪位のビルの1階と2階のテナントとして十数年前に開店したときには、1階が雑誌と一般書で、2階が人文書専門だったが、やがて人文書は駆逐されて、コミック専門になった。さらにコミックの中でも、アニメ関係が伸びたらしく、3階に「アニメイト」とかいう店が出来たが、この方面は疎いのでよくわからない。以前から、時々、店の真ん中に古本屋が出張して、古本コーナーを催しているのが珍しくて、少しうらやましい。


●2006年8月時点での註釈及び言い訳。 
この「書店地図」はワープロ・コピーで出版業界に配布していた「三月書房販売情報(仮題)」の「15号(1994/10/17発行)」掲載の記事をほぼそのまま複刻したものです。
「高島屋京都店書籍売場」は「京都書院」の倒産後「大垣書店」に変わりました。「ブックストア談」は親会社のポーラ化粧品のリストラで売却され、現在は「文教堂」グループになってますが、京都店の雰囲気はあまりかわっていないようです。「アニメイト」はそれ以前に移転していて、現在3階は似たようなアニメ関係ショップになってるようです。ちかごろ古本コーナーは見かけないようですがよくわかりません。「ジュンク堂」は当時に比べると人的パワーがかなり落ちているようです。当時各階を担当していた人たちは、その後の全国展開にともなって、店長や副店長として派遣されて行きましたが、もはやそのレベルの人を各階に配置することは無理なようです。数年前に集中レジ方式になったようですが、まだ見学に行ったことがないのでよくわかりません。なお、10年近く前に烏丸四条南東角の富士銀行(当時)の地下に「くまざわ書店四条烏丸店」がオープンしました。50坪程度の駅前によくあるタイプのどうということない新刊書店です。

posted by 三月山 at 10:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 京都の書店のうわさ 資料編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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