2006年07月06日

1993年夏「河原町三条北周辺の書店地図」

<天に唾する>京都の書店のうわさ 資料編02

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「京都書店地図(テスト版) 河原町三条北周辺」1993年夏

[1993/07/28現在]
一昔前までは、京都の繁華街の中心は四条河原町ということになっていたが、近年は河原町通りを北上して、四条から三条に近づきつつあると言われている。さらに数年後には地下鉄東西線が開通して、市役所前に駅と地下街と大駐車場が完成する予定なので、そうなれば中心は一挙に河原町三条になると思われる。すでに河原町三条北周辺は以前に比べるとかなり賑やかになりつつあるようだ。
[☆1]「佐々木竹苞楼」。江戸期より続く古書店で当時を偲ばせる店構えで有名。
[☆2]の「文栄堂書店」と[☆3]の「其中堂」は仏教書専門店で新本、古本を共に扱う。
[☆4]「アスタルテ書房」は生田耕作、澁澤龍彦などの本で有名な古書店で、「金子國義銅版画集」定価80万円などというものを出版したりもしている。風流で有名な店だが、まことに風流でないビルの2階に店を構えていて、靴を脱いで上がらねばならず、一見さんが冷やかしに入るには度胸がいるだろう。
[☆5]「京文堂書店」。古いタイプの新刊書店。
[☆7]「十字屋楽器店楽譜楽書売場」。クラシックからポピュラーまでの雑誌、楽譜、音楽書を扱う。この方面では京都一の老舗だが、品揃えはかなり物足りない。
[☆8]「ふたば書房河原町店」。有力地場書店の支店の一つ。
[☆10]「パルナ書房マップラン」。地図専門店。
[☆11]「駸々堂コミックランド」。7月2日に、旧「駸々堂河原町店」のコミック売場だけが「京都朝日会館」2階に移転オープンした。“日本最大"と自称しておられるが、以前の日本一がどこだったのか知らないので、それについては何とも言えない。ワンフロア40坪程度の広さで、先日覗いてみたら、うちの店ではほとんどお目にかからないタイプの女子高校生などで満員だった。
[☆12]「カトリック書房」。ロイヤルホテル南隣のカトリック教会敷地の北西隅にある。
[☆13]「キクオ書店」。荒俣宏氏の著書にも登場する、欧米稀覯古書で有名な古書店。和書も扱っている。
[☆14]「京阪書房」。極めてまともな古書店。
[☆A]は'88年秋廃業の「萬字堂書店」跡地。
[☆B]は'86年5月廃業の「そろばんや書店」の跡地。廃業の理由はどちらも後継者不在ということのようだったが、どちらも良い値段で売れたらしいと評判だった。テナントでなくて、自前の土地建物だと引退する時にその手が効くからいい。なお現在、B地点はパチンコ店、A地点は地上げしたままどこかが抱えていて、一部がB地点のパチンコ店の景品交換所に利用されている。


●2006年7月時点での註釈及び言い訳。
この「書店地図」はワープロ・コピーで出版業界に配布していた「三月書房販売情報(仮題)」の「6号(1993/07/28発行)」掲載の記事をほぼそのまま複刻したものです。
この時点では、地下鉄東西線の開通と、その「市役所前駅」にオープン予定の「ゼスト御池地下街」に過大な期待がかけられているのが、いまとなっては大笑いというところでしょう。地下鉄そのものはたいへん便利で、まことにけっこうなことですが、「ゼスト」は作らないほうがよかったのではというくらいの惨状です。この件は、いずれ「ふたば書房ゼスト御池店」のうわさの回に報告します。
(6)と(9)が欠番の理由は思い出せません。
この地図の範囲の書店は大部分が健在で、現存しないのは(10)と(11)のみ。(7)はビルを新築されて楽書売場もやや広くなりました(※現在は「JEUGIA」と表記)。(12)は「書店のうわさ別冊004」に紹介済みの「サンパウロ京都宣教センター」のことです。

posted by 三月山 at 22:26| Comment(0) | TrackBack(1) | 京都の書店のうわさ 資料編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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