2011年03月15日

出町の「津田蓄音機店」閉店

「ツダチク」2011/03/15」

出町の「津田蓄音機店」が閉店セール中とのうわさを聞いたので見てきました。看板に1934年創業とあるように、京都では「十字屋」と「清水屋」に次ぐ老舗レコード店です。大昔のことは知りませんが、LPレコードの時代には河原町今出川西入ル南側にありました。現在地(河原町今出川下ル東側)に移転したのは、輸入レコード専門店が増え、レンタルレコード店が発生し、そして「タワーレコード」が進出してきた、1980年代半ばだったと覚えてます。自前の店舗から、雑居ビルの手狭なテナントに移らざるをえなかったのは、円高の時代になっても輸入盤を扱っていなかったこと、立命館大と同志社大の移転、地下鉄烏丸線と京阪鴨東線の開通などによって商圏の集客力が落ちたことなどのためでしょう。この店は中古レコードの販売に力を入れていて、1970年代には寺町四条下ルの電器屋街に支店を出すほど繁盛していました。今日見ると「Sound Box つだちく」という店名に変わっていましたが、HPによれば会社名はいまでも「津田蓄音機店」で、「平安音箱」というネット・ショップも手がけていたようです。いずれにしろ、レコード店業界の行き詰まりは、もはや誰の目にも明らかですから、遅かれ早かれ閉店は避けられなかったのではないでしょうか。この閉店セールは3月20日までとのこと、今日はほぼ全商品50%引きでした。

posted by 三月山 at 19:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 京都の書店のうわさ 番外編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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