「Jyodo no Mikoh 2011 浄土の御構U 京都1」写真・岡田満 用美社
『加藤一雄の小説』は2006年10月に近刊と予告されたまま、ついに足かけ5年目となりましたが、あいかわらず、いまのところいつ出るのかは不明です。昨日、用美社さんから同社制作のけっこうなカレンダーが届きましたが、それに挟みこまれていた最新の「出版案内」でも「近刊」となっていました。「近刊」とは近日刊行の略語のはずですが、「日」単位ではなくて「年」単位での「近く」なのでしょう。
用美社さんには自社サイトがないこともあって、なかなか出版活動の実態がつかめません。日販などのデータベースで用美社の出版物を検索すると、2006年以降の本が見つからないので、他の出版社の場合だと、こういう場合は何かまずい情況になっているのでは邪推してしまうところです。しかし、同社の場合は2007年以降も何冊か刊行されたことを知っていますし、昨年も今年もいただいたカレンダーは、きわめて順調そうな雰囲気に満ちています。よくは知りませんが、一般流通させなくても売れる本を刊行したり、他社の下請け仕事をされているのでしょう。
『加藤一雄の小説』に関してはぜんぜんあてにせず、気長にお待ちください。ご予約及びご予約の取り消しは随時受け付けております。ご連絡は三月書房のサイトからメールにてどうぞ。
2011/01/20補記
用美社さんに問い合わせたところ、次のような返信をいただきました。
「加藤一雄の小説.今春には仕上げます.宜しくお願いいたします.岡田」以上が全文ですが、〈仕上げ〉というのが、編集が仕上がることなのか、印刷製本まで仕上がるのか、まだまだ安心はできないような感じです。今年中に出たら上々ではないでしょうか?
○2009年08月25日「『加藤一雄の小説』は年内にでるかも?」
○2009年02月09日「こんどこそ出る?「加藤一雄の小説」
○2007年11月17日「ついに出る?『加藤一雄の小説』」
○2006年10月26日「『加藤一雄の小説』近刊のお知らせ」