2010年01月28日

「四条河原町阪急百貨店」が閉店を発表

四条河原町の阪急百貨店が今秋の閉店を発表しました。ずーっと以前から、ぜんぜん繁盛しているような感じではありませんでしたが、閉店しそうとのうわさも聞いてなかったので、少しおどろきました。日テレのサイト記事によれば、“バブル期には年間171億円の売り上げがあったが、今年度は50億円を下回る見込み”とのことです。7割以上の落ち込みですから、これでは閉店も当然でしょう。京都の大丸や高島屋の売り上げは、ここまでは落ちていませんが、それは増床に増床を重ねた結果であり、阪急のように増床していなかったとしたら、やはり半減近い落ち込みをしていたに違いありません。
阪急百貨店は1976年の開店で、オープン前には、当時急速に全国展開していた紀伊国屋書店が進出するらしいとの、かなり信憑性の高いうわさもありましたが、オープンしたら書籍売場そのものがありませんでした。京都の書店組合が強力に反対したとも、あのころは全国有数であった河原町の書店群に紀伊国屋がビビッたとも言われましたが、実際のところは不明です。いずれにしろ、繁華街としての河原町の止めどない地盤沈下は、阪急の撤退でますます加速することでしょう。跡地が何になるのかは未発表ですが、さすがにカラオケ屋やインターネット・カフェにはちょっと大きすぎそうなので、ヤマダ電機とかヨドバシカメラにでもなればよいのではと思います。

「週刊新潮2月4日号」

ついでながら、本日発売の「週刊新潮2月4日号」の連載コラム“福田和也の世間の値打ち”に京都の書店事情が少し紹介されています。タイトルは“「ブックオフ」に物申す”ですが、ブックオフについてはとくに目新しいご意見はみられません。京都の書店については“京都だったら四条通と河原町通の角に大きなブックファーストがあるのに、ジュンク堂も、四条通を烏丸通に向かって行くとあるよ”、“でも、京都の本屋さんも、かなりなくなったね。京都の本屋の代名詞だった、河原町の丸善が撤退した時は、大きな話題になったけれど”、“僕がショックを受けたのは、四条通のどん詰まり、八坂神社近くの祇園書房がなくなったこと。小さい店なんだけど、京都にかかわる随筆や小説をきめ細かくそろえていて、とても風情があるみせだった。それが、三年前になくなってしまった。がっかりしたなぁ”と書いておられます。福田氏は京都にしばしば来られるようで、ある雑誌の書店特集で、いまはなき「河原書房」を絶賛されている記事をよんだ記憶があります(「三月書房」もちょっとだけほめていただいたような…)。「祇園書房」をこんなにほめておられるのを知ったら、数年前に若くして死んでしまった元店長が感激したことでしょう。その元店長が「祇園書房」の閉店後「黒猫堂」という古本カフェを開業し、一年もたたないうちに急逝してしまったことは、京都の書店業界にとってもたいへんに惜しいことでした。それにしても、福田氏がこの界隈では圧倒的に大きい「ジュンク堂河原町BAL店」に言及されていないのは、おそらくご存じないからでしょう。進出して30年近い「四条店」は有名ですが、まだ数年の「BAL店」は階上店舗ということもあって、市民の認知度もいまだにかなり低いようです。

posted by 三月山 at 20:21| Comment(0) | TrackBack(1) | 京都の書店のうわさ 番外編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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ここは酷いiPADですね
Excerpt: Fujitsu、Windows CE.NETベースの小型デバイス「iPAD」を発表 | ネット | マイコミジャーナル http://journal.mycom.co.jp/news/2002/01..
Weblog: 障害報告@webry
Tracked: 2010-01-29 00:15