<天に唾する>京都の書店のうわさ 遺跡編19
「ランダムウォーク京都寺町店」は2006年7月29日オープンでしたが、わずか丸2年で閉店してしまいました。〈遺跡〉扱いするのはちょっと早いかもしれませんが、親会社の洋販が倒産してしまったので、再開はむつかしそうに思えます。この店のシャッターには、東京、大阪、神戸、ニュー・ヨーク、ロンドンの地名が記されています。東京には数店ありましたが、昨年6月に最後の店が閉店しており、大阪店も昨年末に閉店済み。ニューヨークとロンドンのことは知りませんが、倒産時に残っていたのは神戸店と京都店だけでした。この京都店もあまり繁盛していたようには見えませんでしたから、親会社が倒産していなかったとしても、遠からず閉店していた可能性が高かったでしょう。
その後、8月13日から営業を再開しています。店頭に貼られた告知によれば、管財人の同意が得られたので、京都店と神戸店は営業再開できたそうです。販売は洋書に限られ、全店20%引き。いつまでとは記されてませんが、テナント料も人件費もかかる上に、新たな仕入れも難しいでしょうから、そう長くは予定していないと思われます。[2008/08/26補記]