用美社から「加藤一雄の小説」の刊行予告が届いたのは2006年のことでした。当初の予定では「無名の南画家 」(1970年)と「蘆刈―あしかり 」 (1976年)の2本に「池大雅名作展」講演録を附録するというものでしたが、その後、富士正晴の評論も収録するとか、特装本も作るとかの情報はあったものの、なぜか遅れに遅れて、ついに2020年末までには出ないことが確定してしまいました。下にリンクを貼っておきますが、このブログでは、出そうとか、遅れたとか、何もわからないとか、10回以上も記事を書きました。ご予約いただいた方々は記録が残っているだけで20名近くおられますが、当店からの販売は不能となりましたので、ご予約はすべてキャンセルとさせていただきます。
昨日、用美社さんに最終確認したところ「加藤一雄集はあの時期熱のあるファンの方々より色々なご意見が重なり、断念した訳ではございませんが、時期をおいてからと思いそのままとなっております。また再始動しましたらご連絡します」とのことでした。このブログは廃業後もしばらくは続けるつもりですので、〈再始動〉の連絡があればお知らせできるかもしれません。あまりあてにせずにお待ちください。
○2017年01月31日「『加藤一雄の小説』近刊予告からついに10年越え」
○2016年01月24日「いまだ『加藤一雄の小説』が出るような気配はないような…」
○2015年01月18日「今年こそ『加藤一雄の小説』が出るかどうかはまったくわかりません」
○2014年03月02日「『加藤一雄の小説』はどうなったのでしょう?」
○2013年02月18日「『加藤一雄の小説』3月発売予定!「限定版」も刊行予定!!」
○2012年02月04日「『加藤一雄の小説』は今年も出ないかも」
○2011年01月18日「『加藤一雄の小説』は今年も「近刊」のまま」
○2009年08月25日「『加藤一雄の小説』は年内にでるかも?」
○2009年02月09日「こんどこそ出る?「加藤一雄の小説」
○2007年11月17日「ついに出る?『加藤一雄の小説』」
○2006年10月26日「『加藤一雄の小説』近刊のお知らせ」