2020年07月30日

萩書房とダンデライオンの納涼“小”古本まつり@三月書房跡

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萩書房とダンデライオンの納涼“小”古本まつり@三月書房跡

 日時:2020年8月9日(日)〜16日(日) 12時〜17時ごろ
 場所:三月書房跡(寺町二条上ル西側)
 主催;萩書房II、古書ダンデライオン
 協力:三月書房


こんなことをしてみます。当店は古物業の許可をとっていないので、主催はできません。あくまで場所貸しです。店の中央の本棚などをとっぱらっただけで、何ら改装していないので、まともな料金で貸せるような設備状態ではありません。飲み仲間の古本屋たちに、超格安で貸して、一緒に遊ばせてもらおうという企画です。

ちらしはやはり飲み仲間のグレゴリ青山センセの旧作を超格安で使わせていただきました。チラシの元画像はごちらのブログに貼ってあります。

今年は京都の三大古本まつりのうち、春の勧業館と夏の下鴨神社のがすでに中止になっています。古本屋さんの倉庫にはおまつり用の商品があふれているし、古本ファンも行き場がなくて、たぶん退屈されているでしょう。そーいうことで、なかなかよさそうな催しだとは思うのですが、問題はお客が集まりすぎることです。

10坪の売り場なので15人ほども入れば密になりそうです。その場合は入場制限とかしなくてはならないでしょうが、入場待ちの人を炎天下に並ばせるのは無理があるでしょう。もちろん、ちっともお客が来ないのもいやですが、多すぎず、少なすぎず、店もお客も快適な集客をするには、どのような宣伝したらよいのかがわかりません。こちらの都合だけ言えば、家族連れとかでなく、単独行動で、あまり長居しない方ばかりに来てほしいのですが、たぶんそううまくは行かないでしょう。

なお、貸会場業を始めるつもりはまったくありません。店舗以外の部分で家族が生活しているので、心安くない人には貸せません。他の古本屋さんや他業種の方に貸す予定は、今のところまったくありませんのでご了承ください。

 
posted by 三月山 at 14:33| Comment(0) | 三月書房からのお知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月18日

「山田稔自選集 3」

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「山田稔自選集 3」
四六判上製331頁 定価2300円+税 編集工房ノア


「山田稔自選集 3」が入荷しました。これにて全3巻無事完結です。

*帯の文
   初めてのパリ、ブーローニュの森近く閑静なアパルトマンで
   ‘’アンデパンダン‘’な老人と過ごした日々、シャルル=ルイ・フィ
   リップの生地でのシモーヌさんとの出会いと別れ、スコット
   ランド北端で知った人の情け━さまざまな心の触れ合いを
   静かに回想する散文の華。自筆年譜付。

*目次
   オートゥイユ、仮の栖(a)
   食卓仲間(b)
   残光のなかで(b)
     *
   小さな町で━シャルル=ルイ・フィリップ(c)
   シモーヌさん(d)
   ポー、ふたたび━ロジェ・グルニエの場所(c)
   テス・ギャラガーを読んでいたころ(d)
     *
   ジョン・オグローツまで━スコットランド(e)
     *
   自筆年譜
   あとがき━選を終えて

 ※(a)講談社文庫「幸福へのパスポート」所収。河出書房版、編集工房ノア版には未収
  (b)「幸福へのパスポート」所収
  (c)「太陽の門をくぐって」所収(?現物未確認)
  (d)「八十二歳のガールフレンド」所収
  ((e)「旅のなかの旅」新潮社、白水社Uブックス所収
  自筆年譜は52頁分。講談社学芸文庫「残光のなかで」2004年刊に大幅加筆

この巻にも単行本未収録のは一篇もありませんでしたが、詳細な自筆年譜が読み応え十分です。先の2冊にはなかったあとがきもはじめて附されました。これによれば、小説と評論は除外したので「厳密にいえば自選散文集とよぶべきもの」だそうです。
Amazonや「日本の古本屋」で<山田稔>本を検索すると、品切れになっている本はどれもけっこうな価格でした。現在入手可能な本も、いずれは値上がりしそうなのでお早めにお揃えください。
通販のお申し込みは、三月書房のサイトの「編集工房ノアの本の在庫」のページからメールでどうぞ。

posted by 三月山 at 14:28| Comment(0) | 「本」とか「雑誌」とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月13日

毎日が定休日になってから一月過ぎました

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グレさんぽ ~猫とかキモノとか京都とか(フラワーコミックススペシャル)

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京都深掘りさんぽ (小学館文庫)

この1カ月はものすごく忙しくて、てれてれと店を続けていたほうがよほど楽だったでしょう。とくに最初の2週間の肉体労働は、40数年 の書店生活でもはじめてというきつさでした。日販への最終返品の梱包に1週間ほど、そしてそれを積みだした後は、店の本棚や雑誌台などの破壊と搬出。これらが終わり、周囲の本棚を残して、店の真ん中がすべて空っぽになったのが、6月25日ごろでした。
 そのせっかくできた更地も、居間や廊下やその他ありとあらゆる場所に溜まっていた、デッドストックや期限切れの預かり品などを集積したら、たちまち埋まってしまいました。この整理作業と直接取引版元の清算作業は現在継続中ですが、まだあと一月近くはかかりそうです。これが借り店舗だったら退去期日に追われるところですが、それが無いのでいささかダレ気味です。

6月中旬に、グレゴリさんからがひさしぶりの新刊を贈られましたが、跡片付けが忙しくてゆっくり読んでる暇がありませんでした。一月ほど放置していたら、こんどは増補版の文庫もいただきました。どちらも、まだちらとながめただけだけれど、あいかわらずどうでもいいこだわりに溢れいて面白そそうです。しかし、こういうものは、ひまなときにゆったりした気分で読まないと楽しめません。肉体労働で疲れているときは、「ゴルゴ13」なんかのほうが向いてるようです(持っていませんが…)。

posted by 三月山 at 20:16| Comment(0) | 三月書房からのお知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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