2019年08月15日

「脈 102号 黒田喜夫と南島」

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「脈 102号 黒田喜夫と南島」
比嘉加津夫・編集  A5判/166頁 定価1200円+税 脈発行所

*目次
  特集 黒田喜夫と南島
   田中眞人  老いの不可能性の飢えの渚から―黒田喜夫についての断章
   松島 淨  黒田喜夫ノート
   河津聖恵  夢の死を燃やす―「黒田喜夫と南島」序論
   友常 勉  〈眼の畏怖〉
   下平尾 直 運河沿いの「影」たち−黒田喜夫の「南島」前史
   坂口 博  黒田喜夫と「民族詩人」
   松岡祥男  黒田喜夫と吉本隆明 吉本隆明さんのこと(22)
   新城兵一  黒田喜夫と清田政信―その交流の一断面
   川満信一  黒田喜夫雑感
   松原敏夫  歌の彼方から亡滅の呼び声へ―
          黒田喜夫『一人の彼方へ』にふれながら
   高橋秀明  黒田喜夫の反スターリニズムに関するノート

  俳句 仲本彩泉  熟成する古木
  詩  仲本 瑩  小さな村の黙劇譚/黒い牛の睫毛
  小説 仲本 瑩  バラードの斧ひかりの檻(全100/66〜70)
     伊良波盛男 池上一族のサニの秘密
     鈴木次郎  走れメロスそれから
     比嘉加津夫 英霊の聲が 平敷屋朝敏の謎(13)
  論考 村上一郎  村上一郎の未発表日記と『試行』12
           ―1963(昭和38)年の日記(5)(佐伯修 編・註)
     青柳瑞穂  戦争と「怠け」―徴兵忌避
             怠けて生きたい私たち(19)
  編集後記
  表紙写真 黒田喜夫(提供・黒田憲一郎)
  題字= 比嘉良治 本文カット= ヒガカツオ

1960年代には現代詩が今では想像もできないような人気がありました。当時の現代詩人の番付のようなものがあれば、黒田喜夫は30位にまでには入っていたことでしょう。1970年代半ばから、現代詩は急速に売れなくなり、1984年に死去した黒田の過去の著書も、ほぼすべて品切れ状態でした。そんなところへ、いかなる見込みがあったのか、2016年になって共和国が「燃えるキリン 黒田喜夫詩文撰」を出版し、さらには全集の刊行を告知しましたが、こちらは延び延びになっていてまだに出ていません。はたして刊行されるのか、そして、無事に全巻完結するのか、正直なところよくて五分五分程度のような気がします。ちなみに、上記の特集に寄稿している、下平尾氏が共和国の代表者です。
この雑誌はすぐに売り切れることが少なくありませんので、お買い求めはおはやめにどうぞ。
「脈」次号の特集は「葉室麟」で2019年11月刊行予定
脈発行所の本の通販は三月書房のサイトの「脈発行所の本」のページからメールでどうぞ。「脈」と「myaku」のバックナンバーも少しあります。

posted by 三月山 at 15:57| Comment(0) | 三月書房からのお知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする