2018年11月25日

「ぽかん」8号、「APIED・32 寺山修司」

pokan8.JPG 「ぽかん」8号

 本文80頁/定価700円+税 編集・真治彩/発行・ぽかん編集室
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*目次
〈エスさま、わたくしたちを‥‥〉―「門司の幼少時代」(3)  山田稔
初恋について   石橋正孝
水ギョーザ  岩阪恵子
ライク・ イエスタデイ   能邨陽子
フルサトヲ取リ廻ル色―高祖保と牛窓の海  澤村潤一郎
父のチェーホフ( 四)―1928年、湯浅芳子  扉野良人
多喜さん漫筆(七)―郷玩と俳句  外村 彰
六さんのこと  内堀弘
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この号も前号同様おまけ冊子はついていません。これで3号続けておまけ無しで判型も同じなので、この形で定着するのでしょうか?この雑誌は1号と2号はA5判横開き無線綴じ、3号から5号は本体は6号以降と同型の中綴じですがA4判の附録ありとスタイルが一定していません。おまけ好きの方にはよいかもしれませんが、販売する方としてはごちゃごちゃしていて陳列しにくくてめんどうでした。この号の山田 稔氏のは8頁分。信愛幼稚園というキリスト教のに通園されていたそうです。京都の河原町御池にカソリック教会があり同名の幼稚園が附属していますが、門司のはYMCA附属らしいのでプロテスタント系ででしょう。内堀弘氏の「六さんのこと」の六さんとは晶文社の編集者などしていた故中川六平氏のことです。
この本の通販は三月書房のサイトの“他店ではあまりみかけない本”の頁からどうぞ。「ぽかん」のバックナンバーは1号以外は揃っています。

032.jpg 「APIED・32 寺山修司」

本文90頁/定価700円+税 編集・金城静恵/発行・アピエ
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32号の特集は寺山修司。発行所がうっかりしていて入荷しなかった31号も同時入荷しました。特集は小説と食事。この雑誌のえらいところは創刊から15年以上になるのに、装幀も編集方針もまったく変わらないことです。これならバックナンバーも揃えて陳列しやすくてけっこうです。バックナンバーは半分ほど完売ですが、仕入れ可能なのはすべて在庫しているはず。通販のお申し込みは三月書房のサイトの「アピエの本の在庫」のページからメールでどうぞ。

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2018年11月15日

「脈 99号 今氏乙治/上間常道」

myaku99.JPG

「脈 99号 今氏乙治作品アンソロジー/名編集者・上間常道さん追悼」
比嘉加津夫・編集  A5判/218頁 定価1300円+税 脈発行所

*目次
  特集  今氏乙治作品アンソロジー
   今氏乙治アンソロジー
   宿沢あぐり  解題 今氏乙治のことなど
   兼子利光   今氏乙治―「四人組」とカツ丼
   服部和美   今氏乙治先生と吉本さんのこと
   仲本 瑩   今氏乙治とオト先生
   松島 淨   今氏乙治ノート
   松岡祥男   「エイリアンの手記と詩」について
            ―吉本隆明さんのこと(19)
   今氏乙治年譜
  特集  名編集者・上間常道さん追悼
   上間常道  私は沖縄を生きた
   上間常道  「新沖縄文学」と「沖縄大百科事典」のこと
   新川 明  上間常道―「人と足跡」瞥見
   川満信一  上間常道追悼―惜しまれる知性の損失
   橘川俊忠  「そりゃあ大変だったよ」―上間常道さんを追悼する
   松本輝夫  一期一会の大学同級生、上間常道を偲んで
           ―「沖縄自立」の初志遂行に命を賭けた編集者
   仲里 効  この「在所」を越えて―極私的に、存在了解的に
   天久 斉  上間さんの思い出
   高良 勉  生き様で―上間常道氏追悼
   矢代俊三  上間常道さん追想
            ―雑誌『現代の理論』から自己を問い、沖縄へ
   間宮幹彦  ご依頼について―比嘉加津夫さんへ
  俳句 仲本彩泉 カウントダウン99
  詩  仲本 瑩   海嘯(6〜7)
  小説 東木武市   島の西郷どん(3)
     仲本 瑩   バラードの斧ひかりの檻(53〜54)
     伊良波盛男  夢物語
     比嘉加津夫  秋成のこと 平敷屋朝敏の謎(10)
     杼該 至矢  密室(4)
  論考 村上一郎   村上一郎未発表日記と『試行』XI
             ―1963(昭和38)年の日記[2](佐伯修 編・註)
     青柳瑞穂   キーツとトムソンの「怠惰」な詩(後篇)
             怠けて生きたい私たち(16)
  編集後記
  表紙写真=上間常道(提供・上間かな子)
  題字= 比嘉良治 本文カット= ヒガカツオ

今氏乙治(いまうじ おとじ)は1902年深川の生まれで早稲田大学文学部卒。深川にて小中学生相手の私塾を開き、吉本隆明、北村太郎らを指導。1945年3月11日の東京大空襲にて行方不明。第一早稲田高等学院在学中から同人誌等に詩や小説を発表。これらは宿沢あぐり氏が私家版にて、2004年に『今氏乙治作品抄』、2008に『新編 今氏乙治作品抄(2分冊)』としてまとめられましたが、どちらも現在は絶版です。今回のアンソロジーには20篇ほどが再録されています。
上間常道(うえま つねみち)は1943年大阪生まれで東大文学部卒。河出書房等を経て沖縄タイムスに入社し「新沖縄文学」「沖縄大百科事典」等の編集・出版に従事。退社後は2006年に出版舎Mugenを立ち上げ、同社サイトによると現在までに36点刊行。2018年8月死去。この号には本人の文章と講演が転載されているほか、友人等による追悼文が掲載されています。

「脈」次号の特集は「上野英信と筑豊・沖縄(仮)」で2019年2月刊行予定
脈発行所の本の通販は三月書房のサイトの「脈発行所の本」のページからメールでどうぞ。「脈」と「myaku」のバックナンバーも少しあります。

posted by 三月山 at 23:33| 「本」とか「雑誌」とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする