2018年02月12日

「脈 96号 芥川賞作家・東峰夫の小説」

nyaku96.JPEG

「脈 96号 芥川賞作家・東峰夫の小説」比嘉加津夫・編集
 A5判/240頁 定価1400円+税 脈発行所

*目次
 特集 特集 芥川賞作家・東峰夫の小説
    東峰夫   父母に捧げる散文詩
    仲程昌徳  言葉を入れる、言葉を繋ぐ―東峰夫の作品姿勢
    内田聖子  東峰夫の夢
    川満信一  沖縄で気の合う作家
    松島 淨  東峰夫ノート
    乙部宗徳  東峰夫さんインタビュー
          「『オキナワの少年』を書いた頃」をめぐって
    青柳瑞穂  のんびり屋の思索者 東峰夫 怠けて生きたい私たち(13)
    松原敏夫  沖縄出身作家・東峰夫の生成と変貌
    坂口 博  「オキナワの少年」―原作と映画のあいだ
    伊野波優美 要請され仮定された作者―東峰夫の『オキナワの少年』論
    粟国恭子  内観し続ける作家・東峰夫―「魂の青年」の頃
    樹乃タルオ 『オキナワの少年』―帰還と脱出―
    豊里友行  私のコザ語り―「オキナワの少年」から見えてきた街
    比嘉加津夫 東峰夫という作家―インタビュー記事を中心にして
    東峰夫年譜
   俳句 仲本彩泉   「記憶は影絵」(3)
   詩  仲本 瑩   白い丸テーブル(他1編)
      波平幸有   那覇港のどこか(他3篇)
   小説 伊良波盛男  雨音
      仲本 瑩   バラードの斧ひかりの檻(44〜47)
      杼該 至矢  密室(1)
   論考
      村上一郎   村上一郎未発表日記と『試行』(8)
              (佐伯修 編・註)1962(昭和37)年の日記(7)
      山口弘子   『無名鬼の妻』その反響と晩晴
      松岡祥男   言葉の力を信じて 吉本隆明さんのこと(16)
      安里昌夫   虚無的な倦怠感の内実―梅崎春生の「桜島」について
      比嘉加津夫  乱読・断録
    編集後記
    表紙写真 東峰夫(撮影・牛久保建男 提供・民主文学会)
    題字= 比嘉良治 本文カット= ヒガカツオ

この号の特集は1938年生まれで現在八十歳の東峰夫氏です。氏については「オキナワの少年」で芥川賞を受賞したものの、その後はたいした活躍がないまま忘れられた作家というような印象しかありません。ネットで検索したところでは、現在入手可能な著書は、2004年にあのオカルト系?出版社であるたま出版から刊行された「貧の達人」のみのようです。そしてこの本が今のところ最後の著書のようですが、自身の夢日記を題材にした未刊行作品全15作があるそうです。「貧の達人」とか夢日記とか、なんとなくつげ義春氏と似てるのではと思わないでもありませんがどうなのでしょう。なお、新城卓監督が1982年に発表した映画「オキナワの少年」もまだDVDになっていないようです。
次号の特集は「沖縄を生きた島成郎(仮題)」で2018年5月20日刊行予定。
脈発行所の本の通販は三月書房のサイトの「脈発行所の本」のページからメールでどうぞ。「脈」と「myaku」のバックナンバーも少しあります。

posted by 三月山 at 11:08| Comment(0) | 三月書房からのお知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする