2017年11月23日

「GANYMED」vol.71 終刊号

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「GANYMED」THE FINALL vol.71(Dec.1.2017) 定価2100円(税込) 銅林社

武田肇氏編輯の詩歌文藝誌「ガニメデ」の終刊号が入荷しました。この“毎号解散する”同人誌は1994年の創刊で、年に3冊のペースで刊行されていました。うちの店が扱うようになったのは30号あたりからでしたが、いわゆる同人誌特有の貧乏くささのまったくない、堂々たる風格の冊子でした。この雑誌に限り送料無料で通販してますが、500頁を超えるときもあり、メール便で送れなくて高くついたことも少なくありません。詩歌句は苦手なので創作部分はまったく読んでいませんが、主宰の武田氏による編輯後記は世間の詩人や詩集や版元に対する遠慮のない批判がまことに面白く愛読しています。おかげで、なぜうちの店で短歌は売れるのに、詩集はさっぱり売れないのかがちょっとわかりました。
この雑誌の通販は三月書房のサイトの“他店ではあまりみかけない本”の頁からどうぞ。バックナンバーもとびとびですが20号ほど残っています。すべて在庫僅少につきおはやめにどうぞ。

posted by 三月山 at 21:53| Comment(0) | 「本」とか「雑誌」とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月20日

「アナキズム・カレンダー2018」

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「アナキズム・カレンダー2018 マフノ叛乱運動100周年」
A4横サイズ/28頁/価格1200円(税込) アナキズム文献センター 編集・発行

今年は例年になくほどよい時期に「アナキズム・カレンダー2018」が入荷しました。スタイルはここ数年のと同じで一月分が2頁、開くと上部が記事、下部がカレンダーとなってます。表記は例によって曜日はエスペラント表記で月曜始まりです。
特集は「フノ叛乱運動100周年」。発行所のサイトによれば、“1918年から1921年にかけて、ボルシェヴィキ(赤軍)・白軍(デニキン軍・ウランゲリ軍)・民族主義者(ペトリューラ軍)といったあらゆる抑圧者に対して、労働者の自由のための闘争を展開した”のだそうです。
ついでながら、黒色戦線社から石川三四郎著の「マフノ農民運動」という小冊子が刊行されています。アマゾンでは高価のようですが、まだ発行所には在庫が少し残っているようです。定価500円+税
このカレンダーの送料は100円、2015年の「山鹿泰治」も少し残っています。こちらも税込み1200円、送料は2冊でも4冊でも100円です。お申し込みは三月書房のサイトの「南天堂関係者の本」のページからメールでどうぞ。黒色戦線社の本もまだかなりたくさん残っています。

posted by 三月山 at 17:26| Comment(0) | 「本」とか「雑誌」とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月16日

「脈 95号 火野葦平と沖縄」

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「脈 95号 火野葦平と沖縄」比嘉加津夫・編集
 A5判/221頁 定価1300円+税 脈発行所

*目次
 特集 火野葦平と沖縄
    火野葦平  地獄島沖縄
          ブナガヤ河童
    玉井史太郎 「ちぎられた縄」
    坂口 博  火野葦平と沖縄
    松本輝夫  火野葦平と沖縄への前衛的志情――谷川雁との接点にも触れて
    大國眞希  火野葦平河童作品考――『河童曼陀羅』を中心に
    北野辰一  沖縄 火野葦平と木下順二
    新城兵一  邂逅の徴に
    仁衡琢磨  「本土」人が描いた沖縄と基地問題――火野葦平と当事者性
    仲程昌徳  「悲恋瓦屋節」考――火野葦平絶筆小説をめぐって
    松島 淨  火野葦平ノート
    松下博文  葦平のゐる風景
    上間常道  一通の書簡――火野葦平と比嘉春潮を結ぶもの

   俳句
    仲本彩泉   記憶は影絵(2)
   詩
    仲本 瑩   きざし(他2篇)
    波平幸有   永遠に届かない(他2篇)
    東木武市   若い頃のメモ帳より
   小説
    伊良波盛男  明けの明星
    仲本 瑩   バラードの斧ひかりの檻(40〜43)
    比嘉加津夫  マカテの逆襲 平敷屋朝敏の謎(7)
   論考
    村上一郎   村上一郎未発表日記と『試行』[7]
            (佐伯修 編・註) 1962(昭和37)年の日記(6)
    松岡祥男   吉本隆明さんのこと(15)
    深谷 考   野呂邦暢、風土へのヴィジョン(7)
    青柳瑞穂   作家たちの「怠け」 怠けて生きたい私たち(12)
    比嘉加津夫  吉行淳之介と島尾敏雄
    川満信一   ヤポネシア論と南島論の行方
    編集後記
    表紙写真 玉井史太郎氏提供(本文写真含む)
    題字= 比嘉良治 本文カット= ヒガカツオ



この号の特集はちかごろほとんど話題に上がらないような気がする火野葦平ですが、検索してみるとここ数年社会批評社がわりと廉価で10冊ほど新たに刊行しているようですから、まだ読まれているのでしょう。この号に再録された「地獄島沖縄」は1957年に「九州大学新聞」に掲載されたエッセイで単行本未収録とのことです。
次号の特集は「東峰夫の小説世界(仮題)」で2018年2月20日刊行予定。比嘉氏に聞いた話では、100号までの特集内容はほぼ固まっているそうです。
脈発行所の本の通販は三月書房のサイトの「脈発行所の本」のページからメールでどうぞ。「脈」と「myaku」のバックナンバーも少しあります。

posted by 三月山 at 22:52| Comment(0) | 「本」とか「雑誌」とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする