2015年07月24日

京都×モンドくんウィーク

books_imamadeninai-thumb-150xauto-185.jpg 「今までにない職業をつくる」甲野善紀 ミシマ社

いまいちよくわからないまま、近所づきあいということで、ミシマ社さんの「京都×モンドくんウィーク」とかいうものに参加してます。うちの担当は、店頭にモンド氏(※上記の甲野本の表紙画の画家)の作品をを一枚展示、「ヨゾラ舎」や「レティシア書房」他とのスタンプラリー、そしてモンド氏のポスト・カード販売というあたりです。どうもこのポストカードの販売というのは経験がなく、宣伝用のフリーカードと間違えられそうでちょっと心配です。その他詳しいことは、ミシマ社のサイトでご確認ください。

dadaf27d-s.jpg京都×モンドくんウィーク 7/24(金)〜8/9(日)

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2015年07月21日

「三月書房販売速報[121]」発行のお知らせ


三月書房販売速報[121]
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2015/07/21[17-02-121]  (c)SISIDO,Tatuo   *転送歓迎*

     e-mail版 三月書房 販売速報(仮題) 121号
            ※いちおう出版業界向けに制作してます※
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◎主な内容
[#01] 最近売れてるような気がする本
[#02] これから売れそうな気がする本
[#03] 短歌本の売上げ(TOP10) 2014/06〜2015/05
[#04] <天に唾する>京都の書店のうわさ(その83)
    ○アスタルテ書房の閉店セール
    ○「丸善 京都本店」8月21日オープン
    ○京都市内の新刊書店の閉店ラッシュ
[#05] 近ごろちょっとまずいことになったらしい出版社など
    ○栗田出版販売の民事再生法について
    ○「パッチワーク通信社」「国土社」が破綻
    ○舎主が事故死した「冬弓舎」のこれから
[#06] etc.… 
     ○クロネコメール便は10月末までは暫定的に利用可能
    ○「京都『トカイナカ』暮らし」と「ハンケイ500m」25号
---◎受贈御礼◎勝手に宣伝---------------------------------------------
 出版人に聞く17 「『週刊読書人』と戦後知識人
      植田康夫(聞き手・小田光雄)
       定価1600円+税 論創社
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nakazawa-kei.jpguta0001.txt」中澤系 

短歌本の売上げ(TOP10) 2013/06〜2014/05
  01 19冊 「(歌集)流木」高野公彦 角川学芸出版 ※売切れ
 02 14冊 「(歌集)行け荒野へと」服部真里子 短歌研究社
 03 13冊 「(覆刻版歌集)踏繪」柳原白蓮 ながらみ書房
 04 10冊 「(歌集)きなげつの魚」渡辺松男 角川学芸出版
 04 10冊 「(歌集)uta0001.txt」中澤系 双風舎
 06  9冊 「(歌集)ひだりききの機械」吉岡太朗 短歌研究社 ※通算14冊
 (以下略)
現代短歌関係本の売上は徐々に落ちつつあるようです。角川短歌叢書はめったに重版しないので、「流木」他販売機会を喪失しがちなのが多くて困ります。もっとも売れるのはそう多くはなく、売れないのは自由価格本になっても売れませんが。
栗田と大阪屋の「二次卸スキーム」といかいうのは、あまりにも出版社の負担が大きく、しかも不可解なことが多いので、すんなりとはまとまらないでしょう。出版社で最大の債権者であるKADOKAWAは、上場会社なので株主代表訴訟のリスクを考慮する必要があり、非上場の大手のようには動けないと思われます。そして、この問題は今後の総合取次の破綻のモデルケースになりかねないため、あまり強引なことをしてしまうと、最悪の場合、業界全体の流通がフリーズしてしまう危険性すらあるでしょう。
この件については「E Book 2.0 Magazine」7月21日付の「栗田倒産が起動した「業界」解体のシナリオ」をぜひお読みください。

「三月書房販売速報」のバックナンバーはこちらでお読み下さい。最新号は発行の1月後にアップします。定期購読のお申し込みは、同じページからメールにてお申し込みください。

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2015年07月15日

山田稔「天野さんの傘」

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山田稔「天野さんの傘」 定価2000円+税 編集工房ノア

栗田出版販売の破産で、いよいよ出版流通業界はその全面崩壊まで、残すところあと首の皮一枚半というあたりまで来ています。うちは栗田とも大阪屋とも取引がないので、いまのところ直接的な影響はありませんが、栗田の民事再生の行方次第では出版社の連鎖倒産もありそうなので、この夏はいろいろうっとうしいことになりそうです。(※この栗田出版の件については、月曜社のブログをおすすめします)
あまりあてにはならない私見によれば、出版流通業界の崩壊にはかなりの耐性があると思われる編集工房ノアから、山田稔氏の待望の新刊が発売になりました。帯に「生島遼一、伊吹武彦、天野忠、富士正晴、松尾尊允、師と友。忘れ得ぬ人々、想い出の数々、ひとり残された私が、記憶の底を掘返している。自由なスタイルが、時代の杭ともなる、文の輝き。」とあります。
内容は既発表の六篇「生島遼一のスティル(a)」「長谷川さんの葉書(b)」「ある文学事典の話 黒田憲治(c)」「一本一合 北川荘平と『日本小説を読む会』(d)」「ある<アンダスン馬鹿>のこと(e)」「富士正晴という生き方(f)」と、2013年から2015年に書かれた未発表の五篇「伊吹さん」「天野さんの傘」「古稀の気分 松尾尊允」「裸の少年」「初心忘るべからず」です。装幀、林哲夫氏。
※(a)生島遼一「春夏秋冬」解説、(b)「ぽかん」4号、(c)「海鳴り」25号、(d)「VIKING」702号、(e)「海鳴り」26号、(f)2014年11月の講演に加筆。

この本の通販は、三月書房のサイトの「編集工房ノアの本の在庫」のページからどうぞ。送料等120円。いまなら「海鳴り 27号」のおまけ付きです。

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2015年07月05日

訃報 冬弓舎内浦舎主が事故死

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NHK京都放送局のサイト記事「自転車の男性が用水路に転落」よれば、内浦氏は5日未明に用水路に転落して亡くなられたようです。享年45歳。冬弓舎の最高の仕事は、現代の人文書業界ではトップクラスの人気著作者である内田樹氏を「発見」したことでしょう。氏の最初の一般向け著作「ためらいの倫理学」は2001年の刊行ですが、その出版の経緯については、2003年刊の角川文庫版のあとがきにて、内田樹氏が謝辞とともに詳しく記されています。ちなみに角川はこのような他社が企画した本を文庫化する際には、2%だったかを元版の版元に支払ってくれるそうです。
小生が内浦氏と個人的に親しくなったのは、2001年7月刊の今野裕一著「ペヨトル興亡史―ボクが出版をやめたわけ」 に寄稿を求められたからで、何度か酒席をともにしましたが、彼の酒の強さはすさまじきものでした。最初はペースをあわせて飲んでいたのですが、こちらはつぶれそうなのに、あちらはまったく飲み足りなさそう、というわけで、彼の左手に芋焼酎のロックの大ジョッキを持たせ、右手のコップや猪口で相手をしてもらったりしてました。ほとんどつまみを食べないので両手がふさがっててもかまわないようでしたから…。 それはともかく、内浦氏はDTPやネット関係にも強いフリーの編集者として、請負仕事で稼いでおられるようでしたから、冬弓舎は赤字にさえならなければよかったのでしょう。いま検索するとこの15年間の刊行数は34冊ですが、ちかごろは神戸女学院大学関係の(たぶん)受託制作本がほとんどで、あまりうち向きの本はありませんでした。以前は、「ペヨトル興亡史」や内田樹本のほか、甲野善紀本などうちの店でもそこそこ売れる本もあったのですが。
現在、出版業界はいつ大崩壊しても不思議のない末期的な情況ですが、この冬弓舎のように自宅で一人でやっていて、しかも生活費は外で稼いでいるというような出版社は、おそらく大崩壊の際には一番耐久力があるのではないでしょうか。まだ、ほんとうに若かったので大崩壊後にはむしろ活躍の場が広がったかもしれません。まことに残念なことでした。

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