2018年07月16日

「黒のマガジン」第3号 特集・水木しげるとアメコミの世界 

152533522048391002180.jpg 「黒のマガジン」第3号 定価800円(税込)

10年以上前に創刊号を扱ったことのある「黒のマガジン」の第3号が突然入荷しました。第2号は扱った記憶がありませんが、8年ほど前に出ていたようです。この第3号の特集は“水木しげるとアメリカンコミックスの世界”。発行所のブログによると“水木マンガを開いては「このコマってどこかからパクったぽいよな」など他愛もない話を収録してはいましたが、十数年経ってこんな完璧な感じで証明、てか照合されるとは!いやーほんと大爆笑です。ただひたすら水木マンガの元ネタを引っ張りだしてるだけなのに、こんなに笑えるとは。他にも足立&藤本対談と、足立さんのコラム「鬼太郎の髪の毛針はアメリカ製か」は必見ですわ。”というようなものです。図版多数収録されてます。ほかに炭子部山貝と藤本和也の漫画も載ってます。それから、黒マガ増刊号「ミズキカメラ」上下巻、496頁という限定版の資料集も出ているそうですが、こちらはイベントでの直販のみとのことなので入荷予定はありません。8月には第4号「特集・水木しげると写真の世界」も出るそうです。こちらは入荷するかもしれません。詳しくは発行所のブログでお確かめください。
藤本和也さんのブログ(仮タイトル)
「黒のマガジン」のブログ
この雑誌の通販は通販は三月書房のサイトの“他店ではあまりみかけない本”の頁からメールでどうぞ。

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2018年07月02日

「ぽかん」7号

pokan07.BMP 「ぽかん」7号

 本文88頁/定価700円+税 編集・真治彩/発行・ぽかん編集室
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*目次
 ひょうそ ー「門司の幼少時代」(二) 山田稔
 大学ノートに万年筆で 片山令子
 私的、悼むことについて 株田和生
 最後の授業 岩阪恵子
 おばあちゃんからの便りと、最期の絵日記 郷田貴子
 文学者の映画エッセイをめぐって 高崎俊夫
 7四月に雪が降ることもある 福田 和美
 ぬいぐるみの鼠――忘れることに抗う 服部 滋
 書物の城塞   渡辺尚子
 湖魚の道が交わるところ 澤村潤一郎
 a poem as an amulet――片山 令子さんのこと 真治彩
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この号も前号同様おまけ冊子はついていません。山田 稔氏のは7頁分。たぶん次号以降も続くのでしょう。
「大学ノートに万年筆で」は3月に亡くなった片山令子さんの遺稿です。お亡くなりになっていたということは、この号の真治彩さんの記事で初めて知りました。少し不思議なのは、けっして無名ではなく著書も多い方なのに、ネットで検索しても訃報記事がみつからないことです。それどころかウィキペディアの項目すらないのはなぜなのでしょう。本人がSNSの類に手を出さなくとも、どうでもいいことまでアップされるのがネットなのに、よほどうまいこと避けておられたのでしょうか?
この本の通販は三月書房のサイトの“他店ではあまりみかけない本”の頁からどうぞ。「ぽかん」のバックナンバーは1号以外は揃っています。

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2018年05月26日

山田稔『こないだ』 本日入荷!

konaida.JPG 山田稔『こないだ』定価2000円+税 編集工房ノア

山田稔氏の新刊『こないだ』は、35篇の比較的短い文章をまとめた、エッセイ集あるいは雑文集とゆーよーなものです。初出の時期はばらばらで、1986年の「日本文学を読む会会報」から、今春出たばかりの「海鳴り30」まで、そして未発表が3篇です。量的に多いのは「週刊朝日」の読書欄掲載の書評で11篇。「海鳴り」のは24.27.28.29.30.の5篇。ほかは「VIKING」「ぽかん」「大和通信」…etc。上の写真ではわかりにくいかもしれませんが、装幀がこれまでのとまったく違って、カバーなし、表紙と背に書名と著者名を印刷した紙片が貼付されています。
この本の通販は、三月書房のサイトの「編集工房ノアの本」のページあるいは「山田稔の本」のページからメールでどうぞ。送料等140円。いまならご希望の方には「海鳴り 30」を同送可能です。

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2018年05月14日

「脈 97号 沖縄を生きた島成郎」

myaku97.BMP

「脈 97号 沖縄を生きた島成郎」比嘉加津夫・編集
 A5判/213頁 定価1300円+税 脈発行所

*目次
  特集 沖縄を生きた島成郎
    河谷史夫  島成郎という人
    内田聖子  佐藤幹夫『評伝 島成郎』を読む
    齋藤愼爾  島成郎と吉本隆明――〈6.15〉の思想をめぐって
    松本輝夫  島成郎と谷川雁――終生「革命」の本義に生きた
           二人をめぐって
    坂口 博  生田浩二と島成郎――そして谷川雁「世界をよこせ」
    今野哲男  沖縄のヤスリ
    川満信一  対談「沖縄の精神医療をどう考えるか」/
           島成郎について
    村瀬 学  風を結ぶ――固有名の「ブント」から、
           愛称の「ブント・結び」へ
    仲里 効  窓を開ければ――〈非〉と〈反〉の果てまでも
    添田 馨  島成郎の〈沖縄〉――佐藤幹夫『評伝 島成郎』
           その生き方を継承してゆく意味について
    玉木一兵  島イズム三様の志
    比嘉加津夫 島成郎の決断
   書評 三上治 帰らざる1960代 『唐牛伝』から
   俳句 仲本彩泉  カウントダウン
   詩  仲本 瑩  海嘯(1〜2)
   小説 杼該 至矢 島の西郷どん
      仲本 瑩  バラードの斧ひかりの檻(48〜49)
      伊良波盛男 酋長
      比嘉加津夫 マカテの小説 平敷屋朝敏の謎(8)
      杼該 至矢 密室(2)
   論考 村上一郎  村上一郎の未発表日記と『試行』9
        ――1962(昭和37)年の日記(8) (佐伯修 編・註)
      松岡祥男  言葉の力を信じて 吉本隆明さんのこと(16)
      青柳瑞穂  ゆっくり生きる“詩”怠けて生きたい私たち(14)
      比嘉加津夫 極私的に佐野眞一を
   編集後記

q.jpg 佐藤幹夫『評伝 島成郎』
今年の三月に筑摩書房から刊行された佐藤幹夫氏の『評伝 島成郎』を承けて編集されたこの号の特集は、 「沖縄を生きた島成郎」。島成郎と川満信一対談は『新沖縄文学』66号(1985年)からの再録ですが、その他はすべて新稿です。

kiga45.BMP 『飢餓陣営45 島成郎総特集号』
昨夏には佐藤幹夫氏の個人編集誌「飢餓陣営」が島成郎総特集号を発行しています。こちらも合わせてお読み下さい。内容詳細は、三月書房のサイトの「飢餓陣営発行所の本」のページでごらんください。もちろん通販もしています。
「脈」次号の特集は「写真家・潮田登久子と島尾伸三(仮題)」で2018年8月20日刊行予定。
脈発行所の本の通販は三月書房のサイトの「脈発行所の本」のページからメールでどうぞ。「脈」と「myaku」のバックナンバーも少しあります。

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2018年05月10日

梶井基次郎『檸檬』の鎰屋の写真

kagiya.JPG 「鎰屋」1955年秋

この写真の中央は寺町二条西南角にあった「鎰屋(かぎや)」の建物を1955年に撮影したものです。あの梶井基次郎の「檸檬」(初出は大正13年)に出てくる「鎰屋」ですが、文学アルバム等では写真を見たことがないので、やや珍しいかもしれません。※註・画像をクリックすると拡大されるはず。
「また近所にある鎰屋の二階の硝子窓をすかして眺めた此の果物店の眺めほど、その時どきの私を興がらせたものは寺町の中でも稀だつた。」
当時の鎰屋は有名な和洋菓子店で二階が喫茶室になっていた(『京都文学散歩』京都新聞出版センター)そうなので、この写真の建物の二階の硝子窓などは、梶井の小説と合致しているように見えます。しかし問題なのは、この建物が「檸檬」の書かれた大正末年とはたして同一なのか、それとも後に建て直されたのかわからないことです。うちの商店街の長老に見てもらったら、間違いなく「鎰屋」だと断言されましたが、残念ながらこの方は昭和2年生まれなので、昭和の初めに建て替えた可能性についてはわかりませんでした。
「檸檬」当時の寺町通は今よりも狭く、おそらく現在の寺町通の二条以南と同じ幅だったはずで、しかも狭軌の市電が通っていました。この市電は河原町通に広軌の市電が敷設されたことにより、大正15年7月に廃線となりましたが、その後近い時期に拡幅工事があり、この「鎰屋」のあった寺町通西側の土地は、丸太町から二条まで、通りに面した数メートル程度を一率に接収されました。お隣の五色豆屋のおばあさん(明治生まれ。故人)に聞いた話では、木造建築は壊さずにコロで後ろに引っ張ったのだそうですが、「鎰屋」の建物の場合はちょと無理そうに見えますがどうなのでしょう。
この写真は寺町二条上ル東側から南西方向を撮影したもので、裏面のメモによると1955年10月とあります、撮影者は不明ですがおそらく三月書房の関係者でしょう。隣の学区の白山神社(麸屋町押小路)の御輿が写っていますが、ここの秋祭りは9月のはずなのに、なぜ10月撮影となっているのかは不明です。写真の現物は56mm×68mm位、印画紙の形状からヤシカの二眼レフかもと思いますがあてにはなりません。その小さな写真を安物のスキャナーで拡大処理しただけなのでいまいち鮮明ではありませんが、現物をルーペで見ると、「鎰屋」の二階の看板には「京都府労働図書館」と読めます。一階は雑貨店かなにかのような小売店だったようで、小学生のころにハモニカを買ったおぼろげな記憶があるのですがあいまいです。先の長老の話では「鎰屋」は元の建物を貸すか売るかして、自らは二条通を一軒西に入ったところの小店でしばらく営業を続けていたとのことです。
なお、「鎰屋」の斜め向い、寺町二条東南角にあった檸檬の果物店は2009年に閉店されました。この件についてはこのブログに記事があります。[梶井基次郎「檸檬」の果物屋が閉店(2009年01月28日)]
それから、「鎰屋」からの暖簾分けで「KaGiYa」という洋菓子と喫茶のお店が河原町荒神口にありましたが、昨春閉店されたそうです。
※註。上記写真は元版丸ごとではなく一部カットしてあります。

2018/05/13補記。「鎰屋」のマッチラベル。
マッチのレッテルに大正ロマンを求めて”というサイトに「鎰屋」のマッチラベルが5枚も紹介されています。説明によれば「大正末期から昭和初期の宣伝広告マッチラベル」とのことですが、そのデザインや「Confectioner.& Tea Parlor」とあることからみて、この当時は和菓子ではなく洋菓子が主だったのでしょう。

2018/05/13補記。昭和13年の「かぎや茶寮」のメニュー
“モダン周遊”というサイトに「昭和13年9月の鎰屋“季節 御菓子の栞”」が紹介されています。この栞には「御菓子司かぎや延秋」とあり、特製洋菓子としてマロン・グラッセ、カステーラ、シュークリーム、プッディング、サブレ、別製アイスクリームなどがあります。これらは2階の「かぎや茶寮」のメニューのようですが、配達してもらうこともできたようです。仮名書きで「かぎや」としてあるところを見ると、戦前の人たちにも「鎰」という漢字は難読だったのでしょう。

2018/05/16補記。湯川秀樹自伝『旅人』の「鎰屋」
湯川秀樹(1907−1981)の自伝『旅人』(初出は昭和32年の朝日新聞連載)に、子供のころの思い出として、「寺町の二条に鎰屋という菓子屋があった。当時としては、店構えも、置いてある菓子もモダンな店であった。その店から毎日のように御用聞きが来た。(中略)しかし、ぜいたくな 菓子は、余り食べなかった。塩豆、そら豆、餅菓子ではでっち羊かんにすはま。」とあります。湯川は1907年(明治40)生まれですから、仮に10歳前後とするならば大正6年ごろのことでしょう。モダンな洋菓子ばかりではなく、豆菓子や餅菓子などの和菓子も製造していたらしいことがわかります。なお、この当時の住いは寺町通二条の「鎰屋」から北へ1キロほど、寺町広小路の梨木神社の北でした。

2018/05/16補記。「京菓子司 かぎや延弘」と「御菓子司かぎや政秋」
ネットで検索すると、今出川寺町に「京菓子司 かぎや延弘」という店があり、“創業昭和2年(1927年)、元禄年間から続き小説(檸檬)にも出てくる「鎰屋延秋」から暖簾分け”とのこと。
さらに、百万遍には「御菓子司かぎや政秋」があってこちらは“1920年(大正9年)創業”とのこと。これで「KaGiYa」を含めて3店見つかりましたがまだ他にもあったのでしょうか。

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2018年04月26日

「海鳴り」30号が到着

 uminari30.JPG「海鳴り」30号 ※非売品 

編集工房ノアが年に1回発行しているPR誌「海鳴り」の30号が届きました。目次は上の表紙画像をクリックして拡大すれば読めるはずです。山田稔氏の「富士びいき」は、旧中央公論社の月刊文藝誌『海』の富士正晴連載や同誌の編集者ついてなど。天野忠の「心に太陽をもったとき」は未公表の童話集の一篇。涸沢純平氏の「同行者控え━三輪正道記」は『遅れ時計の詩人 編集工房ノア著者追悼記』の続巻『やちまたの人』(※9月刊予定)、あるいはさらなる続々巻に収録されることでしょう。それからうれしいことに山田稔氏の新刊が近く出るようです。この広告では『こないだ』という書名で予価2000円であることしかわかりません。収録作品や刊行日等の詳細がわかり次第お知らせします。

「海鳴り 30」は、例年通り地べたの店またはネットにて、ノアの本及び関係ありそうな本を買っていただいた方に、「おまけ」として進呈しています。まことに申し訳ございませんが「非売品」につき、この冊子のみの通販はいたしかねますのでご了承ください。たくさんいただいていますから、およそ年末までは十分配布できるでしょう。なお、バックナンバーは残っていません。

編集工房ノアの本の通販は、三月書房のサイトの「編集工房ノアの本の在庫」のページからどうぞ。

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2018年04月24日

耽美探究誌「薔薇窗28号」

bara28.jpg 

耽美探究誌「薔薇*窗 BARAMADO」28号(2017年9月)
 A5判/94頁 頒価1300円 刊行者・石川貴一/発行所・書肆菫礼荘

 *目次
   戦後最大の性愛雑誌『夫婦生活』に探す同性愛/渡辺 豪
   続菫太郎の泥棒日記1/菫 太郎
   禁色抄−戦後文学におけるホモセクシュアリティ余聞4/山中剛史
   薄明母音/石川貴一
   編輯後記

「薔薇*窗」28号が入荷しました。昨年9月の発行となっていますが、たぶん少し遅れたのでしょう。この雑誌は24号までは“耽美文藝誌”で、25号からは“耽美探究誌”となっています。ちなみにこの28号は、研究、手記、評論、小説が各1篇で、文藝誌のころよりも、研究、評論、論考のウエイトが増えているようです。しばらく在庫を切らせていた25号も再入荷しましたから、今なら“耽美探究誌”の25号〜28号が揃います。各号限定100部なのでお早めにどうぞ。
この本の通販は三月書房のサイトの“他店ではあまりみかけない本”の頁からどうぞ。

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2018年03月05日

三月書房販売速報[127]発行のお知らせ


三月書房販売速報[127]
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2018/03/05[20-01-127]  (c)SISIDO,Tatuo   *転送歓迎*

     e-mail版 三月書房 販売速報(仮題) 127号
            ※いちおう出版業界向けに制作してます※
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◎主な内容
[#00] 2月19日(月)から週休二日制になりました
[#01] 最近売れてるような気がする本
[#02] これから売れそうな気がする本
[#03] 日販への返品率
[#04]<天に唾する>京都の書店のうわさ(その89)
    ○みすず書房の書店別売上げランキング
    ○「アバンティBC京都店」の売場面積縮小
[#05] 近ごろちょっとまずいことになったらしい出版社など
    ○スキージャーナルが破綻。北星堂が数年前に廃業?
[#06] etc.… 
    ○「三月書房」で聞いた!出版業界の今と昔
    ○「出版状況クロニクル118」

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一年以上前に取材を受けた“京都書店めぐり  京都の名店「三月書房」で聞いた!出版業界の今と昔”というサイト記事が、なぜか最近一部で話題になって拡散されているようです。どうやら“取り次ぎのシステムがもう維持できなくなってきている”というあたりに関心が集まっているのかなという感じですが、この話題はほぼすべて小田光雄氏の著書とブログの受け売りなので、それらを熟読してください。ところでこの小田氏の「出版状況クロニクル118」(2018/03/01)によると「大阪屋栗田が大手出版社に対し、支払手形をジャンプ」とあり「大阪屋栗田の近傍や周辺が、もはやどうしようもなく、ここまで事態が切迫している」のではと記されています。さてさてどうなることでしょう。

※2018/03/08追記
おそらく小田氏のブログに関してと思われますが、2018/03/06に大阪屋栗田が「当社に関する虚偽情報の発信に関して」という広報を出しています。「刑事告訴や民事訴訟の提起等の法的措置も含めた適切かつ断固たる対応をして参る所存」とのこと。これに対しての小田氏からの反論については、いまのところ未見です。

※2018/03/09追記
2018/03/08付けにて小田氏のブログに「付記」がアップされました。「次回のクロニクルにおいて、正面から反論していくことを約束しておこう。それまでしばらくお待ち頂きたい。」とのことです。

※2018/04/01追記
現在、「クロニクル118」の上記項(§6)は削除されています。この件については「同119」をご参照ください。

「三月書房販売速報」のバックナンバーはこちらでお読み下さい。最新号は発行の1月後にアップします。定期購読のお申し込みは、同じページからメールにてお申し込みください。もちろん無料です。

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2018年02月12日

「脈 96号 芥川賞作家・東峰夫の小説」

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「脈 96号 芥川賞作家・東峰夫の小説」比嘉加津夫・編集
 A5判/240頁 定価1400円+税 脈発行所

*目次
 特集 特集 芥川賞作家・東峰夫の小説
    東峰夫   父母に捧げる散文詩
    仲程昌徳  言葉を入れる、言葉を繋ぐ―東峰夫の作品姿勢
    内田聖子  東峰夫の夢
    川満信一  沖縄で気の合う作家
    松島 淨  東峰夫ノート
    乙部宗徳  東峰夫さんインタビュー
          「『オキナワの少年』を書いた頃」をめぐって
    青柳瑞穂  のんびり屋の思索者 東峰夫 怠けて生きたい私たち(13)
    松原敏夫  沖縄出身作家・東峰夫の生成と変貌
    坂口 博  「オキナワの少年」―原作と映画のあいだ
    伊野波優美 要請され仮定された作者―東峰夫の『オキナワの少年』論
    粟国恭子  内観し続ける作家・東峰夫―「魂の青年」の頃
    樹乃タルオ 『オキナワの少年』―帰還と脱出―
    豊里友行  私のコザ語り―「オキナワの少年」から見えてきた街
    比嘉加津夫 東峰夫という作家―インタビュー記事を中心にして
    東峰夫年譜
   俳句 仲本彩泉   「記憶は影絵」(3)
   詩  仲本 瑩   白い丸テーブル(他1編)
      波平幸有   那覇港のどこか(他3篇)
   小説 伊良波盛男  雨音
      仲本 瑩   バラードの斧ひかりの檻(44〜47)
      杼該 至矢  密室(1)
   論考
      村上一郎   村上一郎未発表日記と『試行』(8)
              (佐伯修 編・註)1962(昭和37)年の日記(7)
      山口弘子   『無名鬼の妻』その反響と晩晴
      松岡祥男   言葉の力を信じて 吉本隆明さんのこと(16)
      安里昌夫   虚無的な倦怠感の内実―梅崎春生の「桜島」について
      比嘉加津夫  乱読・断録
    編集後記
    表紙写真 東峰夫(撮影・牛久保建男 提供・民主文学会)
    題字= 比嘉良治 本文カット= ヒガカツオ

この号の特集は1938年生まれで現在八十歳の東峰夫氏です。氏については「オキナワの少年」で芥川賞を受賞したものの、その後はたいした活躍がないまま忘れられた作家というような印象しかありません。ネットで検索したところでは、現在入手可能な著書は、2004年にあのオカルト系?出版社であるたま出版から刊行された「貧の達人」のみのようです。そしてこの本が今のところ最後の著書のようですが、自身の夢日記を題材にした未刊行作品全15作があるそうです。「貧の達人」とか夢日記とか、なんとなくつげ義春氏と似てるのではと思わないでもありませんがどうなのでしょう。なお、新城卓監督が1982年に発表した映画「オキナワの少年」もまだDVDになっていないようです。
次号の特集は「沖縄を生きた島成郎(仮題)」で2018年5月20日刊行予定。
脈発行所の本の通販は三月書房のサイトの「脈発行所の本」のページからメールでどうぞ。「脈」と「myaku」のバックナンバーも少しあります。

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2018年01月23日

定休日追加のお知らせ

teikyubi20180123.JPEG 1月20日より店頭掲示

先にもちらとお知らせしましたように、2月3週目から定休日を一日増やして月曜と火曜にします。ご不便をおかけしますがよろしくお願いします。月曜は振り替え休日が年に数回あるので、水曜を定休にしたほうがよいかとも考えましたが、どうも月曜火曜の方が覚えやすそうな感じなのでこう決めました。
うちの店は1950年の開店ですが、たぶんあのころは朝10時から夜10時まで営業していて、日曜が定休だったようです。昭和30年代半ばまでは全国の商店街の黄金時代で、うちの店ですら番頭さんの他にバイトが常時5名ほどいたものでした。よほど人件費が安く、しかも本や雑誌の価格が相対的に高かったのでしょう。60年代に入るとバイトが雇えなくなり、営業時間も10時から8時までに減少しましたが、お客の要望もあって日曜の午後もシャッターを一枚だけ開けて営業するようになりました。その後、創業者の祖父が引退し、1980年代には番頭さんも退職して家族4人の体制となりましたが、その当時は10時30分から19時30分、日曜は13時半から17時半までで正月以外休みなしでした。その後2代目店主夫婦の高齢化にともなって、2001年からは平日11時から19時までに短縮し、2002年には火曜定休にするかわりに日曜は正午から18時に延長しました。これは、世紀末の地下鉄東西線開業と地元商店街の歩道の整備事業の完工等の好影響で観光客が増え、平日よりも土日祝日のほうが繁盛する傾向が顕著になったことに対応した結果です。そして、昨年2月には営業時間を一日8時間から6時間に短縮し、今年からは丸一日減って週に5日の営業となります。よーするに順調に営業時間を減らしつつあるわけで、順調ならいずれは週休3日、4日、5日と増やしていきたいと考えています。

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