2020年09月12日

集英社のサイトに福岡氏のインタビューがアップされました

ac3ccbbb8b315916b0ece3d86a4eedc7-768x512.jpg
2020年8月25日。撮影・阿部雄介氏

 [集英社新書プラス プラスインタビュー]
 “NY、京都、仮想空間――福岡ハカセがコロナ禍で考えた理想の書店
   「地の地図」と「書の時間軸」を求めて”

集英社新書プラスの記事はかなりのボリュームで、これが紙の雑誌だとしたら20頁位にはなるでしょう。福岡氏が計画されている「動的書房」についても、詳しく述べられています。今回のだまし絵は、福岡氏が三月書房の看板を「動的書房」のギャラリーに収蔵したいとおっしゃったのがきっかけでした。朝日や毎日の取材を受けられた際にも話されたらしいのですが、記事では触れられていませんでした。
  だまし絵の写真は、完成の翌日にフォトグラファーの阿部雄介氏が撮影されたすばらしいのが掲載されています。阿部氏はこのだまし絵の写真の画像処理の担当者なので、撮影の方向や距離など最適なのを5枚提供されています。他に、福岡氏が三月書房を紹介してくださった「週刊新潮」と「婦人之友」の過去記事も転載されています。今回のだまし絵の元写真は、「婦人之友」取材時に同社の亀村俊二氏が撮影されたものを使用させていただきました。

 
posted by 三月山 at 10:40| Comment(0) | 三月書房からのお知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月10日

毎日新聞にも載りました。朝日とは大違いの良い記事です。

mainichi20200910.png

“三月書房が店を開けてる? 6月閉店の名店、シャッターに「だまし絵」”
 2020年9月10日付「毎日新聞」朝刊[京都地域面]
の記事はウェブ版で全文無料公開されています。(※期限不明)
先日の朝日新聞記事とは大違いで、事実関係等間違いがありません。営業していたころの写真と、“別冊太陽”で永江朗氏がほめてくれた汚いシャッターの写真まで載っています。この“だまし絵”が美術作品として「芸術新潮」に載らないかなという、小生のややあつかましい希望もちゃんと記録されました。朝日の取材時にも、街ネタ扱いでなく、美術記事として扱ってくれないかと言ってはみたのですが、その可否はともかくとして、意味すら理解してもらえなかったようだったのとは雲泥の差です。

41-MC5thkKL.jpg

お知らせが遅くなりましたが、「週刊文春」の先週号(2020年9月10日号)の福岡伸一氏の連載コラム「パンタレイ パングロス」は“「三月書房」幻想”と題してまるごとこのだまし絵の件を取り上げてくださいました。もちろん、朝日の記事のような間違いはありません。それにしても、このコラム欄に三月書房が登場するのは今回が4回目?くらいのはずで、ほんとにありがたいことです。

posted by 三月山 at 16:40| Comment(0) | 三月書房からのお知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年08月26日

朝日新聞の夕刊に記事が載りましたが、また〈誤報〉?

asahi2020.08.26.png

 “京都の三月書房、週休七日で開店? 発案は福岡伸一さん
   昨25日の昼頃、24日付けの「三月記」を読んだからということで、前回と同じ記者が取材に来られました。たまたま、そこに今回のシャッ ターの画像処理担当された阿部氏も居合わされたので、とても充実した取材をしていただけたと安心していました。

 「三月記」を読んだら、だまし絵の三月書房を発案したのは小生であり、福岡氏はそれに賛同してくださったのだということはわかるはず です。ただし、こちらは絵の具か何かで描いてもらうつもりだったのを、デジタル写真でと提案されたのは福岡氏であり、途中経過を省けば〈誤報〉とまでは言えないかもしれませんが…。
 このようなシャッター絵に作者も著作権もありませんし、しいて言うなら、元の写真撮影者と阿部氏と福岡氏と小生の共同制作ということ になるでしょう。ただ、自分としては、このだまし絵を最初に思いついたのは自分だったということを、ちゃんと書いてほしかったのになと思っているだけです。
 単に往時の風景を再現するだけなら、シャッター三枚全部にリアルな画像を張り付ければすむことですが、そんなことをしたら、24時間営業してるみたいになってしまいます。絵画風に画像処理したのを貼った両側のシャッター、そして真ん中のガラス戸2枚と自転車と看板は実物であり、それらを組み合わせたからこそ「だまし絵」になっているわけで、そのあたりを一生懸命説明したのに記事に生かされていないようで少し残念でした。よくはわかりませんが、字数とかいろいろ制約がおありなのでしょう。

posted by 三月山 at 19:08| Comment(0) | 三月書房からのお知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年08月24日

トロンプ・ルイユ三月書房

P_20200824_164654_p.jpg

三月書房のシャッターにだまし絵(トロンプ・ルイユ)を貼りました。両側が数年前の写真を加工したもので、真ん中の戸2枚と自転車は実物です。ちょっと離れて見ると営業中のように見えなくもないけれど、近くに寄ってみると中には入れないという趣向です。
 ご承知の通り、地べたの店は6月に閉店しましたが、シャッターを閉めたままだと景色が悪いし、シャッターそのものも薄汚れてかなり見苦しくなっていました。建物自体が昭和戦前の木造古家なので、いずれは改装、改築、新築、売却等なんらかの手を打つ必要があるのですが、それは 数年以上先のことになりそうなので、一時しのぎとして、何か絵でも描いてもらおうかと考えていました。さしあたっては近所の美術工芸高校と少し交流があるので、生徒さんたちに頼めば安くあがるのではと思ったりもしていました。
絵柄は花鳥風月とか名所風景とかのありきたりのはいやなので、だまし絵で、ほんとは閉まってるのだけれど、営業しているように見える 本屋の絵を描いてもらったら面白いのではと思いつきました。その場合、以前の三月書房風、あるいはパリかロンドンあたりの古い本屋風で、リアルよりは幻ぽいのがよいのではと考えたりしていました。
  そこへ青山大学の福岡伸一教授から思いがけない提案が来ました。三月書房の看板をモノとして譲ってほしいとのこと。「動的書店」という書店を企画していて、そこのギャラリーに「ドリトル先生」の初版本、ダーウィンの原書などと一緒に展示したいとのこと。福岡センセは学生時代からのお客さんで、近年も雑誌のコラムなどで何度も三月書房のネタ記事を書いて宣伝してくださるごひいき様ですが、こんな物を所望されたのには驚きました。
  それで、看板を譲るのはかまわないけれど、トロンプ絵の計画があり、その場合は看板を残しておく必要があるので、不要になるまで数年待っ てほしいと返事しました。そしたら、「トロンプ・ルイユのアイデア、なかなか秀逸ですね。すばらしいと思います。予算がどれくらいかかるか、ちょっと見積もってみます。これを私どもファンで出します。」とのありがたいお申し出があり、あとはデジタル写真の入手から、デザインまで、あっという間に仕上げてくださいました。現場での貼り付け作業はこちらの町内の業者に依頼ました。こちらとしても全額負担していただくのは心苦しいので、もしも高校生に頼んだらこのぐらいだったかという程度の金額を負担しました。デザイン料がどの位かかったのかは聞いていませんが、京都でのプリント印刷と現場での貼り付け作業は十数万円でした。
  うちの商店街は今世紀に入ってからはなかなか好調で、レベルの高いお店が次々に開店し、シャッター商店街とはほど遠い状況でしたが、コロ ナ禍以降閉店が増えつつあります。コロナ恐慌はまだまだ収まりそうもないので、さらに閉店が増えるかもしれません。うちの店は2月の新聞 報道にもあったように、コロナとは無関係の閉店理由なのですが、世間ではコロナで潰れたと思ってる人たちも少なくないようです。そういう 誤解を解くためにも、先日の古本まつりや今回のだまし絵のような遊びをして、少しは“余裕”があるところを見せたほうがよいかもと思っています。

 
posted by 三月山 at 17:13| Comment(1) | 三月書房からのお知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年08月08日

明日正午より「納涼“小”古本まつり@三月書房跡」

P_20200808_192224_p.jpg

「萩書房とダンデライオンの納涼“小”古本まつり@三月書房跡」は予定通り明日正午に開場します。今日、両店の搬入が完了し、なかなか面白そうな本が並びました。壁沿いは三月書房の棚が残っていますが、真ん中の特設台が以前より低いので、店の雰囲気が少し明るくなりました。通路も補助台をとっぱらったので、少し広くなっています。今夜は家主の特権として、キディランドを借り切ったマイケル・ジャクソンのような気分で見物しています。個人的にはまったく興味がない法経書や仏教書などがほとんどないのがうれしい。まだ本屋根性が抜けてないので、ついつい棚の本を勝手に並べかえたりしてしてしまうのが何ですが。
其中堂、尚学堂、赤尾照文堂と三月書房跡の4か所を回る「寺町ふるほん“プチ”スタンプラリー」もあります。
また火曜か水曜にはグレゴリ青山センセのサイン本と手作りバッグも入荷するらしい。グレ印の手作りバッグは、6月に出た「グレさんぽ ~猫とかキモノとか京都とか~」収録の“強迫性ハギレ消化症候群”による制作物と思われます。

posted by 三月山 at 20:12| Comment(0) | 三月書房からのお知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月30日

萩書房とダンデライオンの納涼“小”古本まつり@三月書房跡

maturi.jpg

萩書房とダンデライオンの納涼“小”古本まつり@三月書房跡

 日時:2020年8月9日(日)〜16日(日) 12時〜17時ごろ
 場所:三月書房跡(寺町二条上ル西側)
 主催;萩書房II、古書ダンデライオン
 協力:三月書房


こんなことをしてみます。当店は古物業の許可をとっていないので、主催はできません。あくまで場所貸しです。店の中央の本棚などをとっぱらっただけで、何ら改装していないので、まともな料金で貸せるような設備状態ではありません。飲み仲間の古本屋たちに、超格安で貸して、一緒に遊ばせてもらおうという企画です。

ちらしはやはり飲み仲間のグレゴリ青山センセの旧作を超格安で使わせていただきました。チラシの元画像はごちらのブログに貼ってあります。

今年は京都の三大古本まつりのうち、春の勧業館と夏の下鴨神社のがすでに中止になっています。古本屋さんの倉庫にはおまつり用の商品があふれているし、古本ファンも行き場がなくて、たぶん退屈されているでしょう。そーいうことで、なかなかよさそうな催しだとは思うのですが、問題はお客が集まりすぎることです。

10坪の売り場なので15人ほども入れば密になりそうです。その場合は入場制限とかしなくてはならないでしょうが、入場待ちの人を炎天下に並ばせるのは無理があるでしょう。もちろん、ちっともお客が来ないのもいやですが、多すぎず、少なすぎず、店もお客も快適な集客をするには、どのような宣伝したらよいのかがわかりません。こちらの都合だけ言えば、家族連れとかでなく、単独行動で、あまり長居しない方ばかりに来てほしいのですが、たぶんそううまくは行かないでしょう。

なお、貸会場業を始めるつもりはまったくありません。店舗以外の部分で家族が生活しているので、心安くない人には貸せません。他の古本屋さんや他業種の方に貸す予定は、今のところまったくありませんのでご了承ください。

 
posted by 三月山 at 14:33| Comment(0) | 三月書房からのお知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月18日

「山田稔自選集 3」

yamada 3.jpeg

「山田稔自選集 3」
四六判上製331頁 定価2300円+税 編集工房ノア


「山田稔自選集 3」が入荷しました。これにて全3巻無事完結です。

*帯の文
   初めてのパリ、ブーローニュの森近く閑静なアパルトマンで
   ‘’アンデパンダン‘’な老人と過ごした日々、シャルル=ルイ・フィ
   リップの生地でのシモーヌさんとの出会いと別れ、スコット
   ランド北端で知った人の情け━さまざまな心の触れ合いを
   静かに回想する散文の華。自筆年譜付。

*目次
   オートゥイユ、仮の栖(a)
   食卓仲間(b)
   残光のなかで(b)
     *
   小さな町で━シャルル=ルイ・フィリップ(c)
   シモーヌさん(d)
   ポー、ふたたび━ロジェ・グルニエの場所(c)
   テス・ギャラガーを読んでいたころ(d)
     *
   ジョン・オグローツまで━スコットランド(e)
     *
   自筆年譜
   あとがき━選を終えて

 ※(a)講談社文庫「幸福へのパスポート」所収。河出書房版、編集工房ノア版には未収
  (b)「幸福へのパスポート」所収
  (c)「太陽の門をくぐって」所収(?現物未確認)
  (d)「八十二歳のガールフレンド」所収
  ((e)「旅のなかの旅」新潮社、白水社Uブックス所収
  自筆年譜は52頁分。講談社学芸文庫「残光のなかで」2004年刊に大幅加筆

この巻にも単行本未収録のは一篇もありませんでしたが、詳細な自筆年譜が読み応え十分です。先の2冊にはなかったあとがきもはじめて附されました。これによれば、小説と評論は除外したので「厳密にいえば自選散文集とよぶべきもの」だそうです。
Amazonや「日本の古本屋」で<山田稔>本を検索すると、品切れになっている本はどれもけっこうな価格でした。現在入手可能な本も、いずれは値上がりしそうなのでお早めにお揃えください。
通販のお申し込みは、三月書房のサイトの「編集工房ノアの本の在庫」のページからメールでどうぞ。

posted by 三月山 at 14:28| Comment(0) | 「本」とか「雑誌」とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年07月13日

毎日が定休日になってから一月過ぎました

610bka8eh5L.jpg
グレさんぽ ~猫とかキモノとか京都とか(フラワーコミックススペシャル)

71Odbrj0eeL.jpg
京都深掘りさんぽ (小学館文庫)

この1カ月はものすごく忙しくて、てれてれと店を続けていたほうがよほど楽だったでしょう。とくに最初の2週間の肉体労働は、40数年 の書店生活でもはじめてというきつさでした。日販への最終返品の梱包に1週間ほど、そしてそれを積みだした後は、店の本棚や雑誌台などの破壊と搬出。これらが終わり、周囲の本棚を残して、店の真ん中がすべて空っぽになったのが、6月25日ごろでした。
 そのせっかくできた更地も、居間や廊下やその他ありとあらゆる場所に溜まっていた、デッドストックや期限切れの預かり品などを集積したら、たちまち埋まってしまいました。この整理作業と直接取引版元の清算作業は現在継続中ですが、まだあと一月近くはかかりそうです。これが借り店舗だったら退去期日に追われるところですが、それが無いのでいささかダレ気味です。

6月中旬に、グレゴリさんからがひさしぶりの新刊を贈られましたが、跡片付けが忙しくてゆっくり読んでる暇がありませんでした。一月ほど放置していたら、こんどは増補版の文庫もいただきました。どちらも、まだちらとながめただけだけれど、あいかわらずどうでもいいこだわりに溢れいて面白そそうです。しかし、こういうものは、ひまなときにゆったりした気分で読まないと楽しめません。肉体労働で疲れているときは、「ゴルゴ13」なんかのほうが向いてるようです(持っていませんが…)。

posted by 三月山 at 20:16| Comment(0) | 三月書房からのお知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月11日

今日から毎日が定休日

2020.06.11.jpg

たらたらと営業を続けてましたが、ぼちぼち止め時のような気がしたので、昨日の10日で営業を終了しました。もともときっちりしたスケジュールがあったわけではなかったので、いつでもよかったわけですが、コロナ禍の巻き添えなどで、当初の予定よりも一月ほど遅れました。これから、一週間ほどかけて日販への最終返品の荷造りをし、来週半ばには発送できるでしょう。それが終わればのんびり暮らせるはずなのですが、あと片づけや修繕等、しなくてはならないことが多くて、下手すると数年はかかりそうです。
なお、地べたの店は閉店しましたが、12月末に税務署に廃業届を出すまでは、しばらく通販を続けます。ふつうの出版社との取引が終了したので、取り扱える商品はごくわずかになります。通販サイトの全面的な更新をしなくてはならないのですが、早くても今月末まではかかりそうです。

posted by 三月山 at 00:00| Comment(1) | 三月書房からのお知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年05月25日

最終営業日について

20200525.jpg

日販からの送品は5月15日で終了しました。毎朝の着荷を開梱するのはけっこう楽しい仕事だったので、それが無くなったのは少しものたりない気がしています。とはいえ、近年は朝の6時台に届くことが多かったので、雨の日や返品のある日は早起きするのがたいへんでしたから、のんびり寝ていられるのはうれしい。
送品が無くなったので、新刊ばかりでなく、補充注文もできなくなり、棚がどんどん空きだして、最上段はほぼすべて空になりました。開業以来70年そのままらしき棚の背板が汚くてみっともないけれど、いまさら気にすることもないでしょう。
直取引の版元からの仕入れはまだ可能なので、SURE、ノア、黒色戦線、猫々堂、バーゲンブック(八木書店)、短歌本などは補充もしていますが、それが無ければもっと棚がスカスカになっていたはずです。
最終営業日については、31日の日曜だろうと考えるられる方が多そうなので、それを外すために6月初めの数日は営業する予定です。日販への最終返品日は未確定ですが、たぶん6月10日から15日のあたりになりそうです。返品の箱詰めは、のんびりやると一週間ほどかかりそうなので、6月に入ればそう長くは開けていられないはずです。というわけで、お早目のご来店をお待ちしています。

posted by 三月山 at 12:22| Comment(0) | 三月書房からのお知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする